今日は、北九州市八幡西区の中学二年生、小濵花香さんの作文を紹介します。本人の朗読でお聴きください。
『私の姉から学んだこと』
北九州市立則松中学校二年 小濵花香
私には、障害のある姉がいます。私は三姉妹の真ん中で、上に姉、下に妹がいます。姉は言葉をはっきり話すことも、一人で行動することもできず、普段は障害のある人が通う施設に行っています。そのため、私にとって姉は「お姉ちゃんらしい存在」とは少し違います。友達の話を聞いていると、「お姉ちゃんが勉強を教えてくれた」とか「一緒に買い物に行った」というような話が出てきます。そんな話を聞くと、正直うらやましいと思うこともあります。でも、私はそれでも十分だと思っています。姉はできることが少なくても、私にとってはかけがえのない存在だからです。姉は、私が落ち込んでいるときに笑顔を見せてくれることがあります。その笑顔を見るだけで、気持ちが軽くなり、またがんばろうと思えます。言葉がなくても、人を支えたり元気づけたりすることができるのだと、姉から教わりました。姉が姉でいてくれること自体が私にとってはとても大切なのです。
私には妹もいます。妹と遊んでいるとき、姉がいるだけで家の中はあたたかい雰囲気になります。けれど、姉は高校を卒業すると、離れて暮らすことになります。そのことを考えると今までの時間が大切だったと感じます。
外では、姉をじろじろ見る人などがいて、悲しくなります。障害がある人もない人も同じ人間です。私は「違いを理由に差別するのは間違っている」と思います。障害のある人も一人の人として認められる社会になってほしいです。
私はこれからも姉を大切にし、姉から学んだ気持ちを忘れずに生きていきたいです。
いかがでしたか。
言葉を交わすことは難しくても、笑顔で家族を励まし温かい雰囲気を生み出していく。「どんな人にでも、その人だからこそできることがある」と、お姉さんの存在から学んだ作者。障害のあるなしにかかわらず、一人一人がその人らしくいられる、そんな社会を、私たちみんなでつくっていきたいですね。
では、また。



