皆さんの周りには、左利きやAB型の人はいますか?実は、左利きやAB型の割合はおよそ十パーセント、十人に一人です。そして、同性に恋愛感情を持つ人や自分の性に違和感がある人、いわゆる「性的マイノリティ」の割合も、ほぼ同じくらいだといわれています。
しかし、「左利きの人はよく見かけるけれど、自分の周りには性的マイノリティの人はいないよ」という人も多いのではないでしょうか。それはもしかしたら、「いない」のではなく「言えない」のかもしれません。「本当のことを伝えたら差別されるのではないか。偏見の目で見られるのではないか」と、ありのままの自分を隠して過ごしている人たちが、実はたくさんいるのです。
性的マイノリティの人たちは、日常の何げない場面でも生きづらさを感じています。例えば、体の性と自分が認識する性が異なる人は、他人の目が気になって外出先でトイレに行きづらかったり、書類の性別欄を見るたびに言葉では表せないつらさを感じたり、時には「男らしくない」「女らしくない」といったひと言に傷つくこともあります。
こうした人たちが生きづらさを感じることなく、ありのままの自分で、安心して心地よく暮らせる社会にするにはどうすればいいでしょうか。大切なのは、私たち一人一人が「自分の身近にも性的マイノリティの人がいるかもしれない」という意識を持ち、寄り添う姿勢を示すことです。
最近まち中で、「レインボーフラッグ」を見かけたことはありませんか?これは、性の多様性を尊重し、性的マイノリティの人たちを支援・歓迎する姿勢を表すシンボルです。そして、そうした姿勢で性的マイノリティについて正しく理解しようとし、自分にできることを考えて行動する支援者のことを「アライ」と呼びます。「アライ」とは、英語で「仲間」や「味方」を意味する言葉です。
レインボーフラッグを掲げるお店や会社、病院などが増え、一人でも多くの「アライ」が増えていくこと。それは性的マイノリティの人たちにとって、「ここなら安心して自分らしくいられる」という大きな支えになるはずです。
「アライ」であることは、決して特別なことではなく、一人一人を尊重するという思いやりから始まります。あなたも、思いやりの心を行動に移してみませんか。
では、また。



