福岡県において、県職員で構成する団体による県議会議員等の政治資金パーティー券の購入等が行われてきたことや、知事及び県議会の海外視察をめぐり多額の公費が支出され、その内容や妥当性について県民から疑問や批判が寄せられています。
県職員は、全体の奉仕者として、公正かつ中立な立場で職務を遂行することが求められています。県職員で構成する団体が政治資金パーティー券を購入し、又はその購入を補助することは、県行政と県議会議員等との関係について県民の疑念を招き、県政に対する信頼を損なうものであり看過できない問題です。
また、県議会議員の海外視察に公費が支出されている以上、その目的、行程、参加者、公費支出の内容及び成果について、県民に対する十分な説明責任を果たすことが求められます。
これらの問題について、その経緯や実態を明らかにするとともに、公費支出及び県職員と政治との関係について、公正性、透明性及び県民の信頼を確保する観点から、必要な是正措置と再発防止策を講じることが必要です。福岡県は、令和8年9月17日、これらの問題を調査する第三者委員会を設置したところです。
よって、本市議会は、福岡県知事に対し、第三者委員会による徹底した調査、検証を確保し、その結果を速やかに県民に公表するとともに、次の事項を実施するよう強く要請します。
1 県職員で構成する団体による政治資金パーティー券の購入、購入補助、取りまとめ等について、その経緯及び実態を明らかにし、県行政の公正性及び政治的中立性について県民の疑念を招くことのないよう、必要な是正措置及び再発防止策を講じること。
2 知事及び県議会の海外視察について、目的、行程、参加者、公費支出の内容及び成果等を県民が検証できるよう十分に公開するとともに第三者委員会による公費支出の適否の検証結果を公表すること。
3 調査、検証の結果、不適切な公費支出等が明らかになった場合は、返還を含め厳正に対処するとともに、県民への説明責任を果たすこと。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出します。
令和8年10月6日(可決)
