平成29年度予算 |1ページ|2ページ|
平成29年度予算 5つの柱の主な取り組み
➊新しいひとの流れをつくり、女性や若者が定着するまちの創出
■北九州市未来人材支援基金設置事業…2億6000万円
北九州市内の企業で中長期的に活躍し、本市の産業を担う人材を全国から確保・育成することを目的に、市内企業への就職と定住を条件に奨学金の返還を支援します。
■美術鑑賞事業「(仮称)ミュージアム・ツアー」…600万円
小学3年生を対象に、リニューアル後の美術館を舞台に新たな美術鑑賞プログラムを実施します(平成29年度は20校程度を試行的に実施)。
➋学校施設等公共施設の老朽化対策の推進
■学校施設老朽化対策事業…9億7400万円
学校施設の老朽化について、既存の学校施設を安全で安心な状態で利用できるように改築までの建築年度に応じた改修計画を立て、大規模改修や外壁改修などを実施します。
■その他公共施設等の老朽化対策…21億3800万円
天井や外壁のコンクリート等の落下事故が発生したことを受けて、公共施設等(市民センター・レインボープラザ・市営住宅等)の老朽化対策に重点的に予算配分を行うことにより、市民が安心して公共施設などを利用できるよう努めます。
➌本市の強みを活かし、魅力あるしごとを創出
■国家戦略特区関連予算…1億3900万円
「先進的介護」の実現に向けた介護ロボットの導入実証実験や、次世代自動車の研究開発拠点を目指し、自動運転技術の開発や実証を行う企業を支援します。また、ロボット研究開発拠点を目指し、ドローンなどのインフラ点検ロボットの開発や実証を行う企業や大学を支援します。
■北九州空港将来ビジョン推進強化関連予算…7億3800万円
「北九州空港将来ビジョン」に基づき、福岡県との緊密な連携のもと、さらに取り組みを強化します。特にアジアを中心とする旺盛な訪日需要を取り込むため、新規の国際・国内定期便を誘致するための助成や、インバウンド(訪日旅行)の集客を呼び起こして新規路線の定着に向けた事業を実施します。
■クルーズ船誘致事業…1億円
ひびきコンテナターミナルへの大型クルーズ船の寄港時に、警備員の配置やシャトルバス運行による安全対策等を実施するとともに、船社などへのセールス・招へい活動による、国内外のクルーズ船の寄港を促進します。
➍安心して子どもを生み育てることのできるまちの創出
■「待機児童対策」の推進、教育・保育の質の向上関連予算…310億8300万円
保育所等の入所定員798人分(予定)の拡大に着手するなど、待機児童対策についてさらなる着実な成果を創出します。
■学力向上に向けた取り組み関連予算…11億5000万円
放課後等を活用して学習機会を提供する「子どもひまわり学習塾」や、本市独自の学力調査の拡充実施、習熟度別指導や専科指導等を行う市費講師の配置など、学力向上に向けたさらなる取り組みの充実を図ります。
➎誰もが安心して暮らせるまちの創出
■地域包括ケアの推進…30億6100万円
医療や介護が必要となっても住み慣れた地域で継続して生活できる「地域包括ケアシステム」の構築を目指し、「医療」「介護」の在宅支援に向けた方向付けや、「介護予防」「住まい」「生活支援」の地域資源が創出されるよう環境づくりを推進します。
■避難生活支援強化事業…700万円
大規模災害時における避難所生活を支援するため、避難所用のパーテーションをはじめ、高齢者や乳幼児、女性など多様な避難者に配慮した生活必需品の備蓄を行います。
中期財政見通し
中期財政見通しは、今後の市政運営の参考とするため平成29年度当初予算案を基礎として、一定の条件の下で5年間の試算を行ったものです。本市の財政状況は、当面は危機的状況ではないもの、中期的には厳しいものになると見込んでいます。そのため、行財政改革に取り組むとともに、毎年度の予算編成の中で財源の確保や歳出の見直しを行っていきます。
項目 | 平成29年度 当初予算 | 平成30年度 見込み | 平成31年度 見込み | 平成32年度 見込み | 平成33年度 見込み |
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歳入合計(1) | 5493 | 5576 | 5586 | 5601 | 5607 | |
一般財源等(市税等) | 2952 | 2950 | 2956 | 2967 | 2967 | |
その他(国県支出金等) | 2541 | 2626 | 2630 | 2634 | 2640 | |
歳出合計(2) | 5628 | 5749 | 5778 | 5815 | 5860 | |
義務的経費 | 3150 | 3160 | 3185 | 3217 | 3257 | |
投資的経費 | 518 | 650 | 650 | 650 | 650 | |
その他(物件費等) | 1960 | 1939 | 1943 | 1948 | 1953 | |
収支差(3)((1)-(2)) | △135 | △173 | △192 | △214 | △253 | |
決算における不用等(4) | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | |
収支改善見込額(5) | - | 30 | 50 | 70 | 90 | |
年度末基金残高(6) (前年度末残高+(3)+(4)+(5)) | 288 | 245 | 203 | 159 | 96 |
市民1人当たりの予算(一般会計)の内訳
一般会計予算を市民1人当たりに換算すると…約58万2千円となり、このように使われます。
※人口は96万6388人(平成28年12月31日現在の住民基本台帳人口)で計算
◆保健福祉費
福祉・健康・医療の充実
16万1千円
◆子ども家庭費
子育て支援
7万円
◆土木費
道路・河川・公園などの整備
3万9千円
◆諸支出金
市債の返済など
8万5千円
◆産業経済費
産業学術・観光振興
6万2千円
◆環境費
ごみ処理、低炭素社会づくり
1万6千円
◆教育費
学校教育・生涯学習
7万3千円
◆総務費
行政運営、市民活動支援、文化振興
4万3千円
◆その他
消防・救急活動など
3万3千円
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