特集子育て支援の取り組み

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保育サービスの充実

 本市では、子どもたちが笑顔で健やかに成長していけるように、また、市民一人一人が子どもを生み、育てる喜びを感じられるように、子育て支援の充実に向けた取り組みを進めてきました。

 その成果もあり、「次世代育成環境ランキング(NPO法人主催)」では政令市部門で6年連続第1位となるなど、高い評価を得ています。

 しかし、女性の社会進出の拡大や働き方の多様化、核家族化などを背景として、子育て中の家庭にはさまざまなニーズが生まれています。

 そのため、本市には子どもの年齢や成長に合わせた子育て支援制度があります。中でも未就学児に対する教育・保育では、「子ども・子育て支援新制度(※)」の開始により「保育所」「幼稚園」「認定こども園」に加え、幼稚園での預り保育や「小規模保育事業」などの保育サービスが増えたことで、保護者の要望に応じた選択ができるようになりました。

※幼児期の保育や子育て支援の量や質の拡充を目指す制度

一人一人に合った保育サービスを案内する「保育サービスコンシュルジュ」と、質の高い保育サービスを継続的に提供するための「保育施設の拡充」や「保育士確保」の取り組みを紹介します。

●保育サービスコンシェルジュを知っていますか?

保育サービスコンシェルジュとは

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 「育児のため休職していたけど、そろそろ働きたい。でも子ども一人でお留守番させられないし」「親を介護する短い時間だけ、子どもを預かってもらえると助かるな」「一人っ子なので、お友だちと遊べる場所はないかしら」

 保護者の生活状況や働き方によって保育に対するニーズは多岐にわたります。このような保護者からの相談に対応するため、「保育サービスコンシェルジュ」は市内の全区役所とウーマンワークカフェ北九州(小倉駅北側、AIMビル2階)に1人ずつ配置されました。

 コンシェルジュは相談を受ける中で、保育所をはじめとする多様な保育サービスから、一人一人の希望に沿った施設や事業について案内しています。また、希望する保育所などに入所できなかった人には定期的に面談するなど、継続的な支援を行っています。

 コンシェルジュへの相談件数は年々増加しており、昨年度は約1万件でした。10月からは小倉北・小倉南・八幡西区役所でコンシェルジュが2人に増員され、さらにきめ細やかな対応ができるようになりました。

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年齢や目的に応じた最新の子育て情報
を確認できます。

子育てマップ北九州

https://maps.kosodate-fureai.jp/

子育てマップ検索イラスト

コンシェルジュに聞きました

笑顔の田中さん(右)と10月から加わった日渡麻美さん写真
▲笑顔の田中さん(右)と
10月から加わった日渡麻美さん

保育サービスコンシェルジュ(小倉南区役所) 田中京子さん

 保育を希望する保護者の「子どもを安心して預けたい」という思いを受け止めながら相談に応じています。

 「自宅近くの保育所がいいな」と考えている保護者には、通勤途中や職場付近の保育所も便利であることを伝えています。また、先輩パパ・ママと交流したり、子育てに関する情報を交換するのに役立つ育児サークルなどの案内もしています。

 まずは気軽に相談してください。

利用者の声

息子さんとほほ笑む重谷さん写真
▲息子さんとほほ笑む重谷さん

重谷悦子さん(小倉北区)

 子どもが1歳になる前での職場復帰を目指し、相談に行きました。初めての子どもなので保育所がどんな所かよく分からなかったのですが、コンシェルジュさんから体験入所ができる保育所があることなどを教えてもらい、安心しました。

 生活スタイルに合った保育所に入り、職場にもスムーズに復帰することができてとても助かりました。

保育サービスコンシェルジュへの相談は

門司区役所 TEL093・331・1891
小倉北区役所 TEL093・582・3434
小倉南区役所 TEL093・951・1032
若松区役所 TEL093・761・5926
八幡東区役所 TEL093・671・0801(代表)
八幡西区役所 TEL093・642・1448
戸畑区役所 TEL093・881・9126
ウーマンワークカフェ
北九州
TEL093・551・0092(代表)

●保育環境の充実に向けて取り組んでいます

「保育施設の整備」と「保育士の確保」を両輪として進めていきます

保育施設の整備

保育施設のイラスト

 保育所の新設や既存保育所の増築、幼稚園等の認定こども園への移行促進などにより、保育施設を充実させていきます。

 さらに「子ども・子育て支援新制度」により、0~2歳を対象とし、定員6~19人で家庭的保育に近い雰囲気で保育を行なう小規模保育も開始しました。

 本市では今年度、30施設798人分の定員増に向けたこれらの取り組みに着手しています。

保育士の確保

 充実した保育サービスには、保育を支える保育士の確保が必要不可欠です。本市の保育士登録者は約1万1000人いますが、その内、現在保育士として働いている人は約3100人にとどまります。

 そこで本市では、このようないわゆる「潜在保育士」に、再び保育の現場に復帰してもらおうと、処遇改善のための助成や、保育現場への就職を支援する「保育士等資格活用研修」などを実施しています。また、平成27年4月には保育士の就労支援に特化した「保育士・保育所支援センター」を開設しました。

保育士・保育所支援センターとは

 「一度保育士を辞めてしまった。でもまた働きたい」「保育士登録をしているが、一度も保育士として働いたことがない」、そんな人をお手伝いします。

 専任のコーディネーターが、保育所等への就職を希望する人と、保育所などとの調整を行い、スムーズな就職ができるように支援します。

 また、保育士になることでさまざまな支援制度を受けられる場合もあります。まずは保育士・保育所支援センターへお問い合わせください。

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保育士・保育所支援センター

TEL093・551・0095

所在地/小倉北区浅野3丁目8―1

AIMビル2階ウーマンワークカフェ北九州内

開所時間 10~18時 休所日 土・日曜日、祝・休日、年末年始

【この特集に関するお問い合わせ】 子ども家庭局保育課 TEL093・582・2412

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