人権を考える5分間のラジオ番組「明日への伝言板」

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  • 2019年11月27日(水)放送

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平和
今日は、平成三十年に長崎市で開催された「青少年ピースフォーラム」に参加した、北九州市小倉北区の小学六年生、冨永美結さんの作文『平和』を紹介します。

平和とは、自由な時間がある、周りに人がいるなど、今の当たり前の、なんでもない生活を送れることではないか。私には、水を飲めない苦しさが分かりません。焼けただれた肌の痛みも分かりません。私たちの世代は幸せです。長崎を訪れて心から深く感じました。
「まずは、隣の人と仲良くならなければ平和にはならない。」今回お話をうかがった方々全員の願いです。それは二度と戦争を起こしてはいけないということ。
高れい化が進む中、戦争を体験した方が日本から一人もいなくなる日は、一日一日近づいています。つらい体験を語ることは苦しいことだけど、それでも語ってくれるのは、未来を担う私たちを一番に守りたい、という思いがあるからです。私は語ってくださる方々の大切さと、その立場の大変さに気づかされました。
私は長崎で、被爆者の方々の魂の叫びを聞いたような気がしました。
最終日、長崎市の田上市長から「青少年ピースフォーラム修了証書」をいただきました。被爆国の日本にしか、伝えられない平和があります。私の役目は、行って終わりではありません。まさにこれからです。
平和につながる、私たちが今すぐできることは、身近な人と仲良くすることです。人に対する思いやりの気持ちがあれば、戦争はおきません。小さなことではあるけれど、自分の話す言葉や人に対する態度に気をつけることで、平和の輪がつながるのではないでしょうか。
私は、平和の大切さ、戦争の悲惨さを深く知ることができました。
目で見たこと、耳で聞いたこと。今回の貴重な経験を派遣団員として、経験させてくださったことに感謝して、少しでも多くの平和活動にたずさわっていきたいと思っています。みんなの願いは一人の行動で少しでもかなうと思うからです。

いかがでしたか。美結さんは長崎市での体験を通して、平和のために自分たちが今すぐできることがあると気付きました。一人一人が身近な人と仲良くすることこそが、平和への確かな一歩になるのですね。 
では、また。