特集エコライフステージ2011

「エコ」を体感・実践してみませんか

eco life stage 10th Anniversary エコでつながるみんなの未来 ~今、私たちにデキルコト~

 毎年10月に開催され「エコライフ」を提案するイベント「エコライフステージ」。このステージは2001年に行われた北九州博覧祭で、身近なことからできる環境行動を「私たちのエコデザイン宣言」として実施したことから始まり、今年で10年目を迎えます。みなさんもこのイベントに参加して「エコ」を体感・実践してみませんか。

「環境」について考えてみませんか

 「世界の環境首都」を目指している北九州市。平成20年7月には、低炭素社会への転換を進め国際社会を先導していく「環境モデル都市」に国から選定されています。また、平成21年3月には「北九州市環境モデル都市行動計画(北九州グリーンフロンティアプラン)」を策定し、温室効果ガスの削減など低炭素社会の実現に向けたさまざまな取り組みを展開しているところです。

 しかし、真の「世界の環境首都」となるには、一人一人が環境に対する意識を持つことが必要です。また、今年3月に発生した東日本大震災により、日本全体が節電などライフスタイルの変換を求められています。レジ袋の使用を控える、電化製品のコンセントをこまめに抜くなど、みなさんが身近なところで「エコライフ」を実践すれば、大きな力となるのです。

知識が広がるエコライフステージ2011

昨年の様子
▲楽しくエコを学べる催しが盛りだくさん

 エコライフステージは「エコライフ」について考え、提案する西日本最大級の環境イベントです。環境活動を行うNPOや企業、学校、行政など約100団体が出展し、昨年には約16万人もの参加がありました。会場では電気自動車の試乗や古紙を使ったコサージュ作り、竹林保全のために伐採した竹を使っての箸作りなどもあり、子どもから大人まで楽しみながら環境について学ぶことができます。今年は北九州市立大学の学生が会場をガイドします。

 また、会場では (1)ごみを出さない (2)電気を使わない (3)地産地消と旬を大切にする―といった環境に配慮した3つの約束を設定します。使用済食用油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料による発電や使った食材の産地からの輸送距離を表すフードマイレージの表示など、その場にいるだけでエコを実感できます。このイベントを通じて自分に合った、身近なことからできる「エコ」を見つけませんか。

メインステージの主なイベント

10月1日[土]
11:00 キックオフセレモニー
13:30

15:00
NHKトーク&アクション ~3.11を越えて、明日へ~
公開収録
【内容】
トークライブ、ライブペインティング、ワクワクさんのステージショー
【出演者】
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所 所長)
奥田知志(ホームレス支援全国ネットワーク 代表)
黒田征太郎(イラストレーター・グラフィックデザイナー)
城戸真亜子(タレント)
10月2日[日]
14:30

15:45
cross fm Music Eco Style 2011公開収録
【ライブ出演】
Saigenji、畠山美由紀
【司会】
TOGGY

エコライフステージ2011

日時:10月1日[土]・2日[日] 11:00~16:00

場所:勝山公園大芝生広場(市役所南側)

会場を8つのゾーンに分け、エコを提案します。主なゾーンは次のとおりです。

「もったいない3R」ゾーン
 循環型社会形成のため、3R(Reduce:発生抑制、Reuse:再使用、Recycle:再生利用)を普及させるゾーン。「もったいない」精神に基づき、ごみを減らし、資源を大切に使うことを提案します。
「あしたのごはん」ゾーン
 地域でとれた食材や有機野菜などを利用した「エコごはん」を提案するゾーン。使い捨ての食器を使わず、リターナブル食器を使います。
「エコスタイル・アクション」ゾーン
 日頃行っている、環境に配慮した活動や取り組みを紹介・提案します。

【エコ・ライフメッセージを募集】

My name is teitan (C)teitan,City of Kitakyushu
▲環境マスコット
キャラクター「ていたん」

 今年のエコライフステージのテーマは、「エコでつながる みんなの未来 ~今、私たちにデキルコト~」です。今年3月に発生した東日本大震災以降、自分たちの生活や活動がどのように変わったか、変えたか、また変えようとしているか。自分が日頃心がけていること、できることについてメッセージをお寄せください。メッセージは、当日会場やホームページ等で発表します。詳細は、エコライフステージ実行委員会事務局(TEL093・671・7781)へ。

【提出先】エコライフステージ2011ホームページ

エコライフステージ実行委員会事務局
いずみ かなえさん

 2002年のエコライフステージ発足から10年間携わってきました。最初は47団体で始まりましたが、出展者の参加を呼びかけるのに苦労したことを覚えています。今では100団体もの参加があり環境活動が根付いてきたのではないでしょうか。今回開催されるエコライフステージの他にも、さまざまな環境に関する取り組みを市民の方々と行ってきました。

 思い出深いのは2004年に行った「まち美化ギネスに挑戦」です。当時カリフォルニア州が持っていた「ごみ拾いの参加者数約5万人」の記録更新を目指しました。最初の年は及ばなかったものの、翌年のチャレンジで74,206人の参加者があり達成しました。この記録はすぐに日本の他都市に抜かれてしまいましたが、環境への取り組みの基礎や市民の方が参加しやすい仕組みを築くことができました。

 これからも多くの方との協働により、多くのエコライフを提案していきたいと思っています。今までの取り組みや実践が未来へとつながるようにしていきたいです。

【この特集に関する問い合わせ】 環境局環境学習課 TEL093・582・2784

このページのトップへ