G7北九州エネルギー大臣会合

主要国の代表が北九州市に集結 世界のエネルギー課題を協議
5月26日(木)・27日(金)に、G7サミットが伊勢志摩(三重県)で開催されます。同月1日(日)・2日(月)に本市で開催される「エネルギー大臣会合」は、このG7サミットに合わせて行われる10ある関係閣僚会合の一つです。今回は、エネルギー大臣会合や本市の環境・エネルギー政策などについて特集します。
G7サミットとエネルギー大臣会合
G7サミットとは、日本、米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの7カ国(G7)の首脳と欧州理事会議長、欧州委員会委員長が参加して開催される首脳会議です。今年は日本が議長国となり、伊勢志摩でサミットが開催されます。このサミットに合わせて本市で開催される「エネルギー大臣会合」では、7カ国のエネルギー担当大臣たちが一堂に会し、国際社会の重要な課題であるエネルギーについて議論します。本市で関係閣僚会合が開かれるのは初めてであり、世界中の注目を集める国際会議です。

本市が取り組む環境・エネルギー政策
▲風力発電 本市は八幡製鐵所の創業以来、重化学工業地帯として発展し、日本の産業近代化や高度経済成長をリードしてきました。また、過去の深刻な公害を克服した環境都市として、現在は世界に先駆ける環境・エネルギー政策を掲げています。例えば、多様なエネルギー関連施設を集積させた若松区響灘地区の「次世代エネルギーパーク」では、市民等から建設資金を募り売電収入の一部を還元する「市民太陽光発電所」の建設や、大規模な洋上風力発電、バイオマスエネルギーの活用などの取り組みが進んでいます。八幡東区東田地区では、水素をパイプラインでまちなかに供給する「北九州水素タウン」の実証実験や「北九州スマートコミュニティ創造事業」に取り組み、日本で初めてICT(情報通信技術)の活用による「まち単位での電力供給の見える化」を徹底しました。その結果、住民参加の実験では、ピーク時の電力消費量の20%削減に成功しています。こうした取り組みが評価され、本市でエネルギー大臣会合が開催されることになりました。会合の際は、本市のエネルギー政策に関する現地視察も予定されています。
大臣会合開催の意義
記念事業の一つとして、4月17日(日)に「ユースエネルギーサミット(YES)北九州」が開催されます。これは、県内の小学・中学・高校生の代表がエネルギーの有効活用や環境保全について議論するもので、次代を担う青少年の環境・エネルギー意識の醸成に結びつくことが期待されています。国内外から多数の報道機関が来訪する会合本番では、本市の環境・エネルギー分野の先進的な施策や次世代育成の取り組みを広くアピールしていくとともに、万全のおもてなしの体制で各国の皆さんをお迎えし、北九州市の魅力を世界に向けて発信します。


G7おもてなしフェスタ

4月22日(金)~5月2日(月)、本市やG7各国の魅力を食で伝える「G7おもてなしフェスタ」を開催します。
◆KOKURAまちなかマルシェ
11~19時(4月22・23・28~30日は時間延長あり)、小倉駅JAM広場で。市内近郊で採れた野菜やフルーツ、パン、雑貨等の販売や食にまつわるワークショップなどを行います。
◆カフェ バル G7
11~21時、アミュプラザ小倉東館3階ピロティで。カフェドリンクをはじめ、G7各国にちなんだワインや軽食などの飲食が楽しめます。


シンボル・マスコット
ふっけい君
警備にご協力ください
福岡県警察では、会合開催前から小倉駅周辺で警備のための検問や警戒を行います。会合警備に対するご理解と、自動車乗り入れ自粛にご協力をお願いします。
また、同会合では、テロなどの違法行為の発生も懸念されています。不審な人や車、不審物を見付けた場合は、すぐに警察に通報してください。
福岡県警察
【この特集に関するお問い合わせ】 産業経済局エネルギー大臣会合推進室 TEL093・582・2813