特集人権について考えよう

人権問題で悩んだら 私たち(人権擁護委員)へ電話して

人権擁護委員ってどんな人?

人権擁護委員ってどんな人?写真

 人権擁護委員は、人権相談を受けたり人権の考えを広める活動をしたりしている民間ボランティアです。市内には、法務大臣から委嘱された人権擁護委員が35人います。人権推進センターや法務局のほか、各区役所で開催される「法律人権相談」などで人権相談を受け、人権侵害による被害者の救済、問題解決のお手伝いをしています。

面談による相談もできます

面談による相談もできます写真

 人権推進センター(小倉北区大手町、大手町ビル8階)では、電話相談のほか、人権擁護委員との面談による相談も受け付けています。相談者の個人情報や相談内容を相談員が外部に漏らすことは絶対にないので、安心して相談してくださいね。

北九州市人権の約束事運動マスコットキャラクター「モモマルくん」(左)と法務省人権イメージキャラクター 人KENまもる君 人KENあゆみちゃん(右)イラスト
北九州市人権の約束事運動マスコットキャラクター
「モモマルくん」

今年は 人権擁護委員制度70周年 世界人権宣言70周年です!

 人権について考えよう

7月は福岡県同和問題啓発強調月間です

「モモマルくん」写真

 本市は、「北九州市人権行政指針」に基づき、市民一人一人が人権尊重の精神を正しく身に付け、人権を尊重することが当たり前の社会となる人権文化のまちづくりを推進しています。また、本市独自の人権の約束事運動「ほっとハート北九州」により人権尊重の輪を市民に広げるなど、人権に関するさまざまな活動を展開しています。

 7月は福岡県同和問題啓発強調月間です。本市では、講演会や街頭啓発などを行いますが、皆さんも人権問題を考える機会にしてみませんか。

 人権擁護委員が人権推進センターや福岡法務局北九州支局で、電話や面談による相談に応じています。同和問題やいじめ、体罰、ハラスメント、障害のある人への差別など、人権に関するあらゆる相談をすることができます。もし、あなたやあなたの周りの人が人権問題で悩んでいたら、どんなことでも相談してください。

みんなの人権110番(全国共通人権相談ダイヤル)

全国共通人権相談ダイヤル

差別や虐待、パワーハラスメントなど、さまざまな人権問題についての相談を受け付ける相談電話です。電話は、最寄りの法務局・地方法務局につながり、相談は、法務局職員か人権擁護委員がお受けします。一人で悩まず、ぜひ私たちに電話してみてください。

受付日時/月~金曜日 8時30分~17時15分(祝・休日、年末年始を除く)

人権相談窓口 相談専用電話

電話093・562・5088

人権推進センターの相談専用電話です。

受付日時/月~金曜日 8時30分~17時(祝・休日、年末年始を除く)

同和問題とは

 同和問題とは、特定の地域の出身であること等を理由に、結婚や就職などにおいて不利な扱いや差別的言動を受けるという、日本固有の人権問題であり、国民全体として解決すべき課題です。

 これまでの同和問題の解決に向けたさまざまな対策により、一定の成果が上がっているところですが、差別的な事象は後を絶たず、今もなお差別に苦しむ人々がいます。

北九州市人権行政指針の改訂

 本市では平成17年11月、「人権の世紀」といわれる21世紀の社会づくりのために、「北九州市人権行政指針」を策定しました。

 指針の策定から約10年が経過し、人権を取り巻く国内外の状況は大きく変化しています。国連では人権保障のためのさまざまな条約や決議が採択され、国内では個別の人権課題についての法整備が進んでいます。その一方で、社会の状況の変化に伴い、新たな人権問題も発生しています。

 こうした国内外の状況や本市の取り組みの変化を踏まえて、昨年10月に「北九州市人権行政指針」の改訂を行いました。

 この指針の改訂では、平成28年12月に施行された、「部落差別の解消の推進に関する法律」の趣旨に基づき、国や県と連携しながら、今後も国民的課題である同和問題の解決に向けて取り組みを進めることとしています。

正しい知識を身に付け、人権文化のまちづくりを

 本市では、福岡県同和問題啓発強調月間である7月に、さまざまな啓発事業を行っています。こうした事業への参加を通じて、市民一人一人が人権尊重の精神を正しく身に付け、人権を尊重することが市民の日常生活の中で当たり前の行動として自然に現すことができるような社会を、市民みんなで築いていきましょう。

部落差別の解消の推進に関する法律(抜粋)

 (目的)

第一条 この法律は、現在もなお部落差別が存在するとともに、情報化の進展に伴って部落差別に関する状況の変化が生じていることを踏まえ、全ての国民に基本的人権の享有を保障する日本国憲法の理念にのっとり、部落差別は許されないものであるとの認識の下にこれを解消することが重要な課題であることに鑑み、部落差別の解消に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、相談体制の充実等について定めることにより、部落差別の解消を推進し、もって部落差別のない社会を実現することを目的とする。

同和問題啓発強調月間の催しなど

7月は福岡県同和問題啓発強調月間ポスター写真

問い合わせは人権推進センター人権文化推進課
電話093・562・5010

講演会

 はなし人・坂本義喜さんによる講演会「いのちと仕事~いのちをいただく」と映画「あした咲く」の上映。7月27日(金)13時30分~16時、ムーブ(小倉北区大手町)で。

街頭啓発

 いずれも7月2日(月)。ギラヴァンツ北九州の選手が参加する出発式は、16時から小倉駅JAM広場で。●門司区=16時から柳町商店街で ●小倉北区=16時から小倉駅JAM広場、小倉駅前ペデストリアンデッキ、魚町銀天街、小倉井筒屋前、リバーウォーク北九州前で ●小倉南区=13時40分からサンリブシティ小倉、サンリブもりつねで ●若松区=11時からサンリブ若松前、イオン若松ショッピングセンター前で ●八幡東区=13時30分から中央区商店街で ●八幡西区=16時30分から黒崎駅前で ●戸畑区=16時45分から戸畑駅前で。

人権週間の標語・ポスターの募集

7月は福岡県同和問題啓発強調月間ポスター写真

 ●標語=賞・賞品は入選(10点)1万円分の商品券、佳作(25点)5000円分の商品券など ●ポスター=大きさはB3判の画用紙。「人権週間」と「12月4日~10日」の文字を必ず記入。賞・賞品は最優秀賞(1点)5万円分の商品券、入選(10点)1万円分の商品券、佳作(20点)5000円分の商品券など。

 共通の内容 対象 15歳以上(中学生は除く)。自作、未発表のもの。作品は返却しません。入選作品の著作権は、北九州市に帰属し、市が行う啓発事業に使用します。申し込みは作品の裏(標語は、はがきか募集チラシ)に住所、氏名、年齢(学生などは学校名と学年)、電話番号を書いて(標語の団体応募の場合はそれぞれの作品の作者名を記載した上で、代表者の氏名、連絡先を明記)9月3日までに人権推進センター人権文化推進課(〒803―0814 小倉北区大手町11―4)へ。募集チラシは各区役所総務企画課・出張所、各市民センターで配布中。

人権啓発マンガ「モモマルくんと考えよう! 4」

人権啓発マンガ「モモマルくんと考えよう! 4」写真

 モモマルくんと森の仲間たちが登場する物語で、LGBT(性的少数者)をテーマに、トランスジェンダー(生まれた時の性別と自分で認識している性別が異なる人)当事者の「オオカミくん」の生きづらさについて考えるマンガです。巻末にはLGBTについての解説ページもあります。

 作画は本市在住の漫画家・萩岩睦美さんが担当しています。冊子は人権推進センター(小倉北区大手町、大手町ビル8階)で配布しているほか、各市民センターでも読むことができます。

人権啓発アニメーション「モモマルくんと考えよう!~差別における7つの立場って?」

人権啓発アニメーション「モモマルくんと考えよう!~差別における7つの立場って?」写真

人権推進センターYouTubeチャンネルQRコード

 平成25年度に発行した人権啓発冊子「モモマルくんと考えよう!~差別における7つの立場って?」をアニメ化しました。差別をする人、傍観者、差別をなくすために努力する人など、「差別における7つの立場」について、分かりやすく伝えています。

 アニメは、人権推進センターで見ることができるほか、DVDの貸し出しも行っています。また、同センターのYouTubeチャンネルでも見ることができます。

【この特集に関するお問い合わせ】 人権推進センター人権文化推進課 電話093・562・5010

このページのトップへ