特集主体的な防災へ

写真:防災に主体的に取り組もう!あなたの命を守るのは、あなたの日頃からの意識と行動です 「避難所の生活ってこんな感じなんだね。

写真「避難所では、こんな物も必要なのね。」

 本市では3月に「北九州市防災フォーラム」を開催し、約800人の来場がありました。災害時の備えとして、備蓄食糧の紹介・試食のほか、長期避難所生活で活用される可能性があるダンボールベッドやパーティション等の展示を行い、多くの来場者が避難所生活などを体験しました。

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特集主体的な防災へ

【市長からのメッセージ】

北九州市長 北橋健治

 西日本を中心とした平成30年7月豪雨では、本市でも各地で崖崩れや河川氾濫などの災害が発生しました。改めて亡くなられた方に哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。

 近年、日本各地で大規模な自然災害が頻発する傾向にあり、今後は日頃の備えが一層大切になります。

 災害が起きたとき、皆さんはどのように行動するか決めていますか。昨年の豪雨でも、避難情報を発令しましたが、実際に避難したのは一部の人だけでした。

 地域や個人の状況によって異なりますが、大切な命を守るためには、主体的に早めに行動することが重要です。行政からの避難情報のみならず、自ら地域の状況や気象・避難情報の収集を行うこと、そして早めの避難につなげていくことが、災害時に命を守る鍵となります。

 「自分の身は自分で守る」…一人一人が常に自分のこととして捉え、率先して早めに行動しましょう。

風水害への備え

 これから大雨や台風など風水害を中心とした災害が発生しやすい季節を迎えます。災害による被害を最小限にするため、日頃からの備えが重要です。そこで、皆さんが主体的に防災に取り組めるよう、知っておきたい災害時の備えについて紹介します。

主体的に避難する意識を

 大雨が予測される場合は、河川の増水や氾濫、土砂災害などの発生が予想されます。行政が発表する情報を入手することはもちろん、自分自身が「どのタイミングで避難するか」を事前に考えておくことが重要です。

 特に、土砂災害は予測が難しく適時適切な避難情報の発令が困難な状況も予想されます。行政からの避難情報がなくても、不安に思ったり、予兆現象を発見したら、すぐに避難を開始しましょう。

避難する時は次の事に気をつけましょう

  • 増水イラスト増水した水路や川に近づいたり横断しての避難は危険です。
  • 斜面から離れた道を選びましょう。
  • 土石流の流れる方向(谷筋)から直角方向に逃げましょう。
  • 周囲の危険を感じたら、近くの高くて頑丈な建物に逃げ込みましょう。

災害を乗り切る準備を

イラスト「避難所には最低限の水と非常食しかないから、生活に必要なものを持参しよう。」

 災害時はそのときの状況次第で、避難所や近隣の安全な場所への避難になったり、在宅避難となることがあります。身の安全を確保できても、いつもと違う生活を余儀なくされる他、ライフラインが止まったりすることもあります。日頃から自分や家族に必要な最低限のものを備蓄しましょう。

 備蓄品は食品や水など必要な日用品を最低3日分、できれば1週間分準備しましょう。

 家族構成や人によって必要なものは違うので、それぞれの状況に応じたものを準備しましょう。

地域の日頃からのつながりが災害時の力となります

林優防災専門官写真
林優防災専門官

 いざというとき、地域住民が助け合う「共助」が大きな力となります。そのためにはご近所とのコミュニケーションが大切です。自分と家族、周りの人たちの命を守ることができるよう、日頃から地域の人と挨拶するなどを心がけ、つながりを大切にしましょう。

避難勧告等に関するガイドラインが改定されました

 3月29日に「避難勧告等に関するガイドライン」が改定されました。

 主な変更点として、「5段階の警戒レベル」が導入されました。

 この5段階の警戒レベルでは、段階ごとに、「住民がとるべき行動」や「行動を促す情報(避難情報等)」が設定されています。

 今後は市の発令する避難情報も「警戒レベル」と併記して発令することになります。

表:
警戒レベル(洪水、土砂災害) 警戒レベル5
住民がとるべき行動 命を守る最善の行動
行動を促す情報 災害の発生情報(できる範囲で発表)

警戒レベル(洪水、土砂災害) 警戒レベル4
住民がとるべき行動 避難
行動を促す情報 ●避難指示(緊急) ●避難勧告

警戒レベル(洪水、土砂災害) 警戒レベル3
住民がとるべき行動 高齢者等は避難 他の住民は準備
行動を促す情報 避難準備・高齢者等避難開始

警戒レベル(洪水、土砂災害) 警戒レベル2
住民がとるべき行動 避難行動の確認
行動を促す情報 注意報

警戒レベル(洪水、土砂災害) 警戒レベル1
住民がとるべき行動 心構えを高める
行動を促す情報 警報級の可能性

防災気象情報 
指定河川洪水予報
土砂災害警戒情報
警報
危険度分布 など

防災ガイドブック写真

自分が暮らす地域で想定される災害に備える

 北九州市防災ガイドブックや市ホームページに掲載されたハザードマップを基に、想定される災害や予定避難所、避難行動などを確認しましょう。

 手元にない人は、各区役所・出張所、危機管理室(市役所3階)で配布しています。

情報の入手

気象情報や避難情報などを早めに入手し、災害に備えましょう

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防災情報北九州(ホームページ)

 避難情報、避難所情報、気象情報、水位・雨量情報など防災に関するさまざまな情報を掲載しています。

 災害時だけでなく、普段から活用しましょう。

検索 防災情報北九州

防災メール 避難情報や気象注意報・警報、地震情報、竜巻注意情報などを配信します

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●もらって安心災害情報配信サービス(北九州市)

 e-kitakyushu@xpressmail.jp へ空メールを送信し事前登録してください。

●防災メール・まもるくん(福岡県)

 mamoru@bousaimobile.pref.fukuoka.lg.jp へ空メールを送信し事前登録してください。

●緊急速報メール(エリアメール)

 緊急地震速報や津波警報などの重要情報は、携帯電話にメール配信されます(登録不要)。
一部機種や設定によっては受信できない場合もあります。詳細は回線契約をしている事業者にお尋ねを。

※「Yahoo! 防災速報」などスマートフォン用の防災に関するアプリも活用しましょう。

災害に関する問い合わせ

各区役所総務企画課(区役所閉庁時は各消防署)へ。
右横三角各区役所の代表電話番号は基本事項を参照。

消防署

  • 門 司 電話093・372・0119
  • 小倉北 電話093・582・0119
  • 小倉南 電話093・951・0119
  • 若 松 電話093・752・0119
  • 八幡東 電話093・663・0119
  • 八幡西 電話093・622・0119
  • 戸 畑 電話093・861・0119

【この特集に関するお問い合わせ】 危機管理室危機管理課 電話093・582・2110

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