今からできるSDGs
SDGs(持続可能な開発目標)とは、2030年に向けてより良い社会を作っていくための世界共通の目標です。目標の達成には、私たち一人一人の行動が大切です。このコーナーでは、SDGsの達成に向けて積極的に行動している人たちを紹介します。
Vol.10 北九州ESD協議会
「ESD(Education for Sustainable Development)」は、持続可能な未来や社会をつくるために行動できる人を育てる教育です。市民やNPO、企業、大学、行政などでつくられた「北九州ESD協議会」では、このまちで身近な生活や地域の課題解決に積極的に関わる人々と活動を行っています。今回は同協議会の原賀いずみさんにお話を伺いました。
地域の宝物を知り、北九州らしいESD・SDGsにつなげたい
市民の皆さんに、生活の中で課題を見つけ、解決する方法を考え行動する意識を高めてもらうイベントや講演会などを開催しています。例えば、1冊の本からSDGsにつながる課題や要素を見つけて語り合う「SDGs図書館大作戦」や、心に響く目標を選び絵で表す「SDGsアート大作戦」などを、市民センター等で行っています。また、美術教師であり絵本作家でもある経験を生かし、北九州市の公害克服の歴史などを伝える絵本や紙芝居、漫画、カルタなども制作してきました。北九州らしいSDGsを広げるには、まず自分のまちの宝である自然や歴史、先人の想いなどを知り、分かちあうことから始まります。「地球のために」と身構えるのではなく、「身近な地域の宝物からヒントを見つける」ことから取り組んでみるのはいかがでしょうか。
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- 環境局環境学習課 電話093-582-2784
