北九州市の財政状況(令和4年度一般会計決算)
概要
本市の財政状況は、実質収支が黒字であるものの、市民一人当たりの市債残高が20政令市の中で最も多いことや、今後の少子高齢化の進展などに伴う福祉・医療関係経費の伸びなどを踏まえると、引き続き厳しい財政状況が続くと見込んでいます。
歳入(収入)
市税は新型コロナウイルス感染症の影響からの回復などにより前年度比増となったものの、新型コロナウイルス感染症対策の実施に伴う国庫支出金などの減少により、歳入総額は減少しました。
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[単位:億円( )内は構成比%]
歳入総額 5,994(100.0)
- 市税 1,797(30.0)
- 国庫支出金 1,423(23.7)
- 地方交付税 690(11.5)
- 諸収入 569(9.5)
- 市債 476(8.0)
- 県支出金 323(5.4)
- その他 716(11.9)

歳出(支出)
国の経済対策などを活用した給付事業の減少や投資的経費の減少により、歳出総額は減少しました。
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[単位:億円( )内は構成比%]
歳出総額 5,961(100.0)
- ●義務的経費3,357(56.3)
- 人件費 1,090(18.3)
- 扶助費 1,608(27.0)
- 公債費 659(11.0)
- ●投資的経費 516(8.7)
- 普通建設費・災害復旧費 516(8.7)
- ●その他の経費 2,088(35.0)
- 物件費 780(13.1)
- 繰出金 475(7.9)
- 補助費等 301(5.0)
- 貸付金 387(6.5)
- その他(維持補修費等) 145(2.5)

市債(市の借金)残高
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H30年度 11,317億円
- 臨時財政対策債(※) 3,572億円
- その他の市債 7,745億円
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R1年度 11,512億円
- 臨時財政対策債(※) 3,807億円
- その他の市債 7,705億円
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R2年度 11,712億円
- 臨時財政対策債(※) 3,983億円
- その他の市債 7,729億円
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R3年度 11,883億円
- 臨時財政対策債(※) 4,122億円
- その他の市債 7,761億円
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R4年度 11,893億円
- 臨時財政対策債(※) 4,169億円
- その他の市債 7,724億円

市債残高は対前年度比で10億円の増加
※地方交付税の財源不足対策として、その一部を市債として借り入れることが認められているもので、この返済については、後年度、全額が地方交付税で措置されます。
財源調整用基金(市の貯金)残高
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- H30年度 279億円
- R1年度 259億円
- R2年度 251億円
- R3年度 327億円
- R4年度 363億円

財源調整用基金残高は対前年度比で36億円の増加
- 問い合わせ
- 財政局財政課 電話093-582-2002