市民のコーナー
ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)で表彰された企業(団体)を紹介します。
株式会社 新菱(八幡西区黒崎3丁目)
2年前に「両立支援プロジェクト」を発足。仕事と育児や介護が両立しやすいように週1回のリフレッシュデー(ノー残業デー)を設けたり、社内報として「ワークライフバランス通信」(写真)を発行したりしている。また、9割を占める男性社員の配偶者出産休暇取得促進にも熱心で、社員からは「休暇取得を気兼ねなく言い出せる」との声も。今後も、誰もがいきいきと働ける職場を目指していくと意欲的だ。
市花の「ひまわり」のような明るい話題をお届けします。
- ▲サーブやアタックは風船とは思えないほど激しく、みんな真剣そのもの
障害・人種・国境を越えて広がれ「ふうせんバレー」
北九州市福祉事業団 有延忠剛 主査(小倉南区・46歳)
コート上にピンク色の風船がふわりと浮かぶ。車いすの選手から健常者の選手、聴覚障害の選手へとパスが回り、最後に驚くほど鋭いアタックが相手コートへ打ち込まれた。小倉南区春ケ丘にある障害者スポーツセンター。ここでは月に数回、ふうせんバレーボールの練習が行われている。
1チーム6人全員がビーチボール大の風船をタッチして、10回以内でネットの向こうの相手コートに返す。風船には鈴が入っており、音を頼りに視覚障害者もプレーができる。手足が動かない身体障害者も介助者と一緒に参戦可能だ。そして介助者も選手の一員。車いすを押し、風船を追い、想像以上のハードさと楽しさに魅せられたのが、障害者スポーツセンターで指導員をしている有延忠剛さんだ。
「障害がある人ない人も、また視覚障害や知的障害、肢体不自由など、どんな障害があってもみんな一緒に楽しめてお互いを理解できるということが最大の特徴ですね」と語る。
「ふうせんバレーボール」は21年前に北九州で生まれたスポーツだ。考案者の1人で「ふうせんバレーボール振興委員会」会長の荒川孝一さんが中心となって普及活動に取り組んできた。「難病でマヒした身体でパソコンを操作する姿に頭が下がります」と有延さん。本市で開催される全国大会は20年の実績を持ち、今や約700人の選手やスタッフが参加する規模に成長した。
さらに今年3月、有延さんはドイツを訪問し、ふうせんバレーの紹介・指導を行った。現地の障害者にも大変好評を博し、秋には同国で体験会が開催されるという。「これで国境というバリアを超えました」とうれしそうに語る。
「全世界の障害者・健常者にふうせんバレーが広まって、オリンピックの正式種目になることが荒川会長以下私たちの夢」と話す有延さん。これからもタンポポの種を飛ばすように活動を広めていきたいと意欲的だ。柔らかな風船のパスが世界中へとつながって「誰もが共に生きる」という花を咲かせる日も近いだろう。
イラストのAとBを比べて、違っている部分を見つけてください。間違いは全部で5つ(5画面)です。
※画面番号による消えなどは含みません。
今回のテーマ 「平尾台観光祭」 応募締め切り 7月9日(金)必着
- 応募方法
- 応募は、はがきに、クイズの解答と、住所、氏名、年齢、電話番号、市政だよりの感想などを書いて、次の応募先へ。正解者の中から抽選で10人に図書カードを進呈します。
- 応募先
- 広報室広報課「まちがい5」係(〒803―8501 小倉北区城内1―1、TEL093・582・2236)
6月1日号の答えと当選者
応募総数470通
- ●答え
- 【5つの間違い】(4)(5)(6)(7)(11)
- 【間違いの部分】(4)鳥の位置 (5)男性のポーズ (6)子どもたちの向き (7)歩行者の人数 (11)チョウの有無
- ●当選者(敬称略)
- ●門司区=池崎とも子 ●小倉北区=和田巳嫁 ●小倉南区=大池美穂、田中道春 ●若松区=北村優希 ●八幡東区=上村賢一郎、藤本ミサ江 ●八幡西区=切田鈴美、十時いづみ ●戸畑区=田崎恵士