市民のコーナー
ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)で表彰された企業(団体)を紹介します。
富士通コミュニケーションサービス株式会社 北九州サポートセンター
初めて育児休業を取得した職員を中心にワーキンググループを設置。子育て中のママの情報交換会や、出産前から職場復帰までに必要な情報をまとめた社内報「KOSODATE+」(写真)の発行などを行っている。また、休憩室や健康相談室、リフレッシュルーム等を設置するなど、職場環境の充実にも力を入れている。
市花の「ひまわり」のような明るい話題をお届けします。
夢も挑戦もあきらめない強さ
身体障害者野球北九州フューチャーズ 黒塚智幸さん(小倉南区・31歳)
歩く姿からその脚が義足だと気付く人は少ない。身体は細身だが、腕は太くたくましい。それもそのはず彼は障害者野球チーム「北九州フューチャーズ」の一員。昨年、日本代表選手として出場した障害者野球世界大会で優勝を果たし、優秀選手にも輝いたプレーヤーだ。
小学4年から野球を始めた黒塚さん。高校でも野球部に入り、すぐ練習試合に出場するなど周囲から期待される選手だった。しかし「目標は甲子園」だった彼を左ひざの骨肉腫(骨のガン)がどん底へと突き落とした。「左足の太ももから先を切断です。先が見えずに自殺も考えた」と黒塚さんは振り返る。
▲ピッチャーとしてマウンドに立つ黒塚さん。その投球は義足とは思えないほど力強い。
絶望に沈む入院生活。しかし毎日のように見舞ってくれる野球部の仲間に支えられ、高校卒業後は専門学校へ進学、その後作業療法士として働き始める。ハンディを抱えた患者に対し「気持ちが分かるので力になれる」とやりがいを感じられるようになった。
そんな折、テレビで障害者野球を知る。野球をあきらめきれなかった気持ちを抑えられず、すぐ市内にある北九州フューチャーズの練習場へ。そこで各自の障害をカバーするため、さまざまに工夫をこらして練習に励むメンバーの姿に魅了された。「このチームでやりたい」と8年前、黒塚さんは全国で1、2位を争う強豪障害者野球チームの一員となった。それから生活は再び「野球中心」に。チーム練習日以外も筋トレに励み食生活を考え、義足で投球のバランスをとる練習に打ち込んだ。「40代で日本代表の選手がいるんです。僕もその年くらいまでは頑張りたい」と語る。
最近、スノーボードも始めた黒塚さん。挑戦を続けるのは「できないと思われていることを、できるようになりたいから」だと話す。次の挑戦は北九州フューチャーズの日本一奪還だ。夢に向かって5月中旬の全国障害者野球選抜大会に挑む黒塚さんとチームに大きな声援を送りたい。
イラストのAとBを比べて、違っている部分を見つけてください。間違いは全部で5つ(5画面)です。
※画面番号による消えなどは含みません。
今回のテーマ 香月・黒川ほたる祭り 応募締め切り 5月9日(月)必着
- 応募方法
- 応募は、はがきに、間違っている画面番号と、住所、氏名、年齢、電話番号、市政だよりの感想などを書いて、次の応募先へ。正解者の中から抽選で10人に図書カードを進呈します。
- 応募先
- 広報室広報課「まちがい5」係(〒803―8501 小倉北区城内1―1、TEL093・582・2236)
4月1日号の答えと当選者
応募総数438通
- ●答え
- 【5つの間違い】(1)(4)(7)(9)(11)
- 【間違いの部分】(1)太陽の周りの音符の数 (4)山の稜線の形 (7)チョウの位置 (9)バスケットの有無 (11)背中を向けた女性の顔の向き
- ●当選者(敬称略)
- ●門司区=中村七海、東久雄 ●小倉北区=東正昭 ●小倉南区=田嶌直子 ●若松区=上田朋子、篠畑明子 ●八幡東区=安河内希音 ●八幡西区=安倍かずひで ●戸畑区=安在成子、江口輝代