ためになる話を聴きに行こうよ！

活動報告会「問われる歴史認識～日本と中国」

　アジア地域に関する公開討論会など。2月5日（木）10時40分～12時10分、北九州市立大学北方キャンパス（小倉南区北方4丁目）で。定員、定数　30人。申し込みは2月4日までに同大学アジア文化社会研究センター　TEL093・964・4080へ。

少年の立ち直りを支える地域づくりシンポジウム「協力雇用主活動の広がりに向けて」

　2月13日（金）14～16時30分、商工貿易会館（小倉北区古船場町）で。定員、定数　先着200人。申し込みは2月3日から子ども家庭局青少年課　TEL093・582・2392へ。

地域創生フォーラム

　五穀豊穣代表・西居豊さんによる講演と学生発表など。2月15日（日）13～15時45分、北九州市立大学北方キャンパス（小倉南区北方4丁目）で。問い合わせは同大学地域創生学群資料室　TEL093・964・4085へ。

講演会「自然と歴史を活かした北九州ジオパーク・イニシアティブ」

　2月15日（日）13時30分～15時、いのちのたび博物館で。対象　小学生以上（小学生は保護者同伴）。定員、定数　30人。申し込みは往復はがき（5人まで）に基本事項を書いて2月5日までに同施設（〒805―0071　八幡東区東田2丁目4―1、TEL093・681・1011）へ。

道路景観ボランティアに関する講演会

　スポーツGOMI拾いの取り組み、花苗の育成など。2月17日（火）14時30分～15時30分、AIMビル（小倉駅北側）で。定員、定数　先着50人。申し込みは2月3日から建設局道路計画課　TEL093・582・3888へ。

市民公開講座「食べて脳トレ～認知症にならない脳レシピ」

　いずれも2月22日（日）、北九州国際会議場（小倉駅北側）で。●お口の健康づくり展＝健口相談やパネル展など。10～13時30分　●九州歯科大学准教授・吉野賢一さんによる講演＝11～12時30分。共通の内容　問い合わせは北九州市歯科医師会　TEL093・513・3650へ。市の担当課　保健福祉局健康推進課　TEL093・582・2018。

イノベーションギャラリーの講演会

• デザイン講座「BIMで変革する建築デザインワークフロー～デジタルデザインの可能性」　2月27日（金）16～17時30分。定員、定数　先着50人。
• 北九州地区企業博物館ネットワーク「文化・産業観光施設が目指すもの～私が感じるその魅力と可能性」　講師は朝日新聞社取締役・西部本社代表の町田智子さん。3月6日（金）15～16時30分。定員、定数　先着80人。

　共通の内容　申し込みは電話で2月3日からイノベーションギャラリー（八幡東区東田2丁目、TEL093・663・5411）へ。

口腔（こうくう）ケア推進のための事例検討会

　3月7日（土）16～18時、ウェルとばた（戸畑駅前）で。対象　ケアマネジャー、訪問看護師、栄養士、歯科医師、歯科衛生士など。定員、定数　50人。申し込みは往復はがき（5人まで）に基本事項と職種を書いて2月27日までに北九州市歯科医師会（〒802―0077　小倉北区馬借1丁目7―1、TEL093・513・3650）へ。市の担当課　保健福祉局健康推進課　TEL093・582・2018。

創業交流会

　講演やセミナー、情報交換会など。2月28日（土）14時30分～18時10分、リーガロイヤルホテル小倉（小倉駅北側）で。対象　開業を目指す人・開業後1年以内の事業者（定員、定数　20人）と開業後2～5年の事業者（定員、定数　20人）。料金、費用　5000円。申し込みは2月26日までに北九州商工会議所　TEL093・541・0188へ。市の担当課　産業経済局中小企業振興課　TEL093・873・1433。

手に汗握るマラソン漫画の面白さ

井上正治（1962年～）

「TRUST!―蒼空のたすき―」第1巻（双葉社）
(C)井上正治／双葉社

「マラソンマン」第1巻（講談社）
(C)井上正治／講談社

　マラソンは体力や技術だけでなく、忍耐力や冷静さなど精神面の鍛錬も重要です。後続の選手に追い上げられる重圧に耐えて、自分のペースを守れるか。そんな人間心理の機微に、多くの人が魅了されています。

　井上正治の「マラソンマン」（平成5～9年、「週刊少年マガジン」連載）も、マラソンの心理面をうまく捉え、読者を引き込みます。妻に逃げられた高木勝馬は、かつて有望なマラソン選手でした。心の支えは息子の一馬だけ。福岡国際マラソンに挑戦した勝馬は、度重なるアクシデントにより、歩くことすら困難な状態になりながらも、ゴールで待つ一馬に父親らしい姿を見せてやりたい一心で最後の力を振り絞ります。ささいなミスが命取りになるからこそ、それにめげない不屈の精神がマラソンの醍醐味（だいごみ）だと実感させてくれます。その後、勝馬は復活し活躍しますが、競技中に非業の死を遂げます。父の命を奪ったマラソンを憎む一馬でしたが、紆余（うよ）曲折を経てマラソン選手となり、五輪で活躍するまでを描いています。

　井上は昭和37年生まれ。八幡東区や小倉北区で育ち、小倉南高校へ通った後、九州産業大学に進学し、漫画研究同好会に所属します。そして平成3年、青年漫画誌「ミスターマガジン」に「極楽とんぼ」（原作・西川つかさ）の連載でデビューします。「マラソンマン」は連載第2作で、単行本全19巻の長編作品となりました。

　スポーツを通じて父と子の絆を描く趣向は、少年漫画の王道の一つです。父の背中を追いかけていた少年が、多くの試練を乗り越えて成長し、やがて父を越える。そんな人生の道行きを読者に伝えようとする情熱が、井上作品にはあふれています。昨年末に完結した「TRUST! ―蒼空のたすき―」は、父の志を継いで箱根駅伝を目指す大学生・蒼野颯の物語です。今度は、チームで戦う駅伝ならではの面白さを熱く描いています。