クルーズ船誘致
歴史と旅はみなとから
クルーズ船がもたらす新しい出会いと発見

▲市民がクルーズ船・飛鳥Ⅱをお出迎え

▲北九州港マスコットキャラクタースナQ
ここ数年、クルーズ船による旅が人気を集め、寄港地にもたらす経済効果などにも注目が集まっています。今回は、西海岸(門司区)やひびきコンテナターミナル(若松区)へのクルーズ船誘致の取り組みなどについて特集します。
本市の発展の礎「北九州港」
北九州港は、瀬戸内海(周防灘)から関門海峡、そして日本海(響灘)に面しているわが国有数の港で、古くは大陸との交易における玄関口として、また、明治時代以降は日本の工業化の礎として発展した歴史ある国際貿易港です。
昭和39年、「門司港」「小倉港」「洞海港」を統合して「北九州港」が誕生しました。
現在は国際拠点港湾(国際海上貨物輸送網の拠点となる港湾)として、九州・山口地域の人々の生活や産業・経済を支える大切な役割を担っています。
高まる北九州港への期待
西海岸には、10月までに日本最大のクルーズ船「飛鳥Ⅱ」をはじめ、クルーズ船が6回寄港しました。
およそ5万トン以上の船は潮流の関係で西海岸には寄港できないことから、貨物船用のひびきコンテナターミナルを当面の間、大型クルーズ船も寄港可能とし、6月に約780人が乗船した中国のクルーズ船「チャイニーズ・タイシャン」が初寄港しました。
来年度に向けても西海岸、ひびきコンテナターミナルともに多数の入港問い合わせがあるなど、北九州港への期待がますます高まっています。
経済効果とにぎわい

クルーズ船が寄港すると、乗客が買い物や観光をするだけでなく、多い時は1000人を超える乗員も下船して寄港地を楽しみます。
本市では、乗客・乗員両方へのおもてなしに力を入れており、太鼓演奏等の伝統芸能の披露、買い物の足となるシャトルバスの運行などが好評です。クルーズ船の寄港はまちのにぎわいづくりに大きく貢献しています。
クルーズ船「飛鳥Ⅱ」市民見学会

9月に、西海岸へ寄港した飛鳥Ⅱの市民見学会が行われました。約7倍の高倍率のもと当選した市民が、乗員の案内で船内シアターやレストラン、屋外プールのあるデッキやダンスフロアなどを見学し、クルーズ船での旅に思いをはせました。
あなたも参加できます クルーズ船おもてなしイベント

▲マスコットキャラクターや太鼓演奏でおもてなし

本市では、クルーズ船寄港時に、マスコットキャラクター等による出迎えや岸壁での地元特産品の販売などさまざまなイベントを行っています。
みんなでクルーズ船の出迎えや見送りに出掛けてみませんか。
聞いてみました! クルーズ船の魅力


西海岸に寄港した飛鳥Ⅱで日本一周の旅を楽しむ、関東在住の鈴木紀昭さんにクルーズ船の旅の魅力を聞きました。
「非日常感を味わえるのが一番の魅力です。他の乗客や地元の人との交流も楽しいですね」と満面の笑顔。「北九州市ならではの体験や食事を楽しみにしています。クルーズに興味のある人は、数日間の短いクルーズから始めるといいですよ」と、岸壁の出店で「門司港地ビール」を満喫していました。
出掛けてみませんか? クルーズ船「にっぽん丸」の旅

写真提供:商船三井客船株式会社

▲船内レストランでのディナー(※イメージ)
来年3月31日(金)から1泊2日で、にっぽん丸で行く、門司発着のワンナイトクルーズが実施されます。にっぽん丸は「美食の船」と呼ばれ、旬の食材を使った料理を楽しむことができます。クルーズ初心者も気軽に参加できるワンナイトクルーズです。申し込み方法など詳細はJTB九州北九州支店 TEL093・511・0700へ。
【この特集に関するお問い合わせ】 港湾空港局クルーズ・交流課 TEL093・321・5939