おでかけ交通
特集おでかけ交通
【市長からのメッセージ】
皆さんはお出かけの際、どのような移動(交通)手段を利用していますか?
鉄道やモノレール、バスなど公共交通機関を利用し維持していくことは、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標の一つ、「住み続けられるまちづくりを」の達成に貢献します。しかし市内には、高台で道路が入り組んでいたり、バスが通れない狭い道路であったりすることから、公共交通機関がない地区もあります。
そこで本市では、平成12年10月よりそのような地区の地域住民、交通事業者、市が連携して、商店街や病院など、日常生活に欠かせない場所へジャンボタクシーなどを運行する「おでかけ交通」事業を行っています。
買い物や通院などの外出の機会が増えることで、商店街などの賑わいや人との交流などが生まれ、地域の活性化にもつながります。
これからも本市では、「おでかけ交通」をはじめとする公共交通機関など、地域の「生活の足」を守っていく取り組みを進めていきます。
地域を支える「おでかけ交通」
「おでかけ交通」は、市内7つの地区で運行しています。枝光地区は高台の住宅が多く、商店街などに行くためには急勾配の坂道を上り下りしなければなりません。バスが通れない幅の道路も多く、車を持たない人や高齢者には移動手段の確保が大きな負担となっていました。
そこで、地域住民と交通事業者、市が話し合い、バスより小型のジャンボタクシーを「おでかけ交通」=「地域の足」として走らせています。停留所の場所や運行ルート、運行時間などは、地域住民や交通事業者の意見を基に決められ、利用しやすいものとなっています。
枝光やまさか
乗合ジャンボタクシー
城田辰夫さん
心の距離も近くて安心な地域密着型交通
「この停留所で誰が乗る」というのも把握できるほど、皆さんとはもう顔なじみですね。「ありがとう」「ずっと続けてね」とよく言われます。地域の皆さんには、毎日元気に利用してもらいたいですね。
枝光本町商店街
三木進さん
「おでかけ交通」はまちの活性化に
高齢のお客さまが多いですが、遠くからでも来てくれるのは、「おでかけ交通」があるおかげ。これからもたくさんの人に商店街へ来てほしいですね。それがまち全体の活性化につながるんじゃないかな。
江藤常松さん
疲れていても「帰りはバスに乗れる」という安心感
定期券を利用して毎日乗っています。商店街に行くときは、帰りのバスの時間を計算して買い物や用事を済ませます。「おでかけ交通」があるから、日々の買い物などに行けて助かっていますね。
「おでかけ交通」運行情報
問い合わせは建築都市局都市交通政策課 電話093・582・2518
- 枝光(八幡東区)
- 運行は荒手、日の出、山王など5ルート
- 大蔵(八幡東区)
- 運行は勝山、羽衣、末広の3ルート
- 田代・河内(八幡東区)
- 運行は大蔵~河内~田代
- 木屋瀬・楠橋・星ヶ丘(八幡西区)
- 運行は楠橋地域交流センター~星ヶ丘
- 恒見・喜多久(門司区)
- 運行は新門司~井の浦~恒見~大積
- 合馬・道原(小倉南区)
- 運行は徳光橋~合馬・頂吉の2ルート
- 平尾台(小倉南区)
- 運行は中谷車庫~石原町駅~平尾台
料金や運行日時など詳しくは問い合わせを。


公共交通機関を利用しましょう
建築都市局都市交通政策課
内田 普与さん
「おでかけ交通」を維持していくためには、多くの人に利用していただくことが大切です。このため、定期券や回数券の導入、バス停のリニューアルなど、地域の人や事業者と一緒に利用促進に取り組んでいます。
また、鉄道やモノレール、バスなどの公共交通機関を維持・充実させる取り組みも進めています。
「おでかけ交通」をはじめとする公共交通機関の積極的な利用をお願いします。


【この特集に関するお問い合わせ】 建築都市局都市交通政策課 電話093・582・2518