特集がれきの広域処理 |1ページ|2ページ3ページ

ていたん

がれき処理は、どのように進められているの?

 「がれき処理は被災地の方にとっても必要だし、安全・安心というのは分かっているけど…」、といった漠然とした思いを抱いている市民の皆さんの声を聞きます。そこでぼく「ていたん」が、石巻市のがれき仮置場での選別作業から船による輸送、そして北九州市到着後の焼却・埋め立てまでの工程をリポートします。

石巻市 がれきの選別、コンテナへの積み込み、船での輸送

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石巻市川口町 一次仮置場

 石巻市内にはこのような一次仮置場がまだ約20カ所もあるんだって。本市は主に川口町のがれきを受け入れるんだよ。

トラック写真

渋滞を回避するように、運行を集中管理されたトラックで運搬するんだよ。

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雲雀野(ひばりの) 二次仮置場

 石巻市内の一次仮置場から、がれきはここに運ばれてくるんだ。そして、可燃物と不燃物に分けたり、石巻市で焼却するものと広域処理するものに分けたりするんだよ。

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破砕・粗選別

 最初に破砕機でおおむね30cm以下に細かく砕き、それらを可燃物と不燃物に選別するんだ。

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手選別

 粗選別した可燃物をベルトコンベヤーにのせて、もう一度人の手で不燃物を取り除くんだよ。

手選別後の状態

手選別を終えたものはこんな風に山積みにされていくんだ。

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手選別(再度の確認)

 そして、さらにもう一度人の目で不燃物が混ざっていないか確かめるんだ。北九州市に運ばれてくるがれきは、こうやって丁寧に選別が行われているんだよ。

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放射能濃度の測定

 がれきのサンプルを採取して、測定器で放射能濃度を測定しているんだよ。

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コンテナへの積み込み

 不燃物が取り除かれたがれきは、20フィートコンテナに積み込まれるんだ。

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コンテナの放射線量の測定

 積み込みが終わったらコンテナの周りの放射線量を測定するんだよ。これは全てのコンテナに行われているよ。

バーコードを貼る様子

一つ一つのコンテナには、このようにバーコードが貼り付けられていて、管理されているんだ。

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トラックでの運搬

 二次仮置場から仙台塩釜港まではトラックで運ばれるんだ。

仙台塩釜港からコンテナ船で北九州市へ

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●モニタリングポストと測定値閲覧方法

 市内4カ所の処理施設(新門司工場、日明工場、皇后崎工場、響灘西地区廃棄物処分場)近くの市民センターに、固定型モニタリングポストを設置して、放射線量を常時測定しています。

 測定結果は文部科学省のホームページ「放射線モニタリング情報」に掲載しています。

文部科学省ホームページ

閲覧方法
(1)文部科学省トップページ
(2)放射線モニタリング情報
(3)全国及び福島県の空間線量測定結果
(4)福岡県
(5)各モニタリングポスト

モニタリングポスト設置場所

松ヶ江南市民センター、日明市民センター、赤崎市民センター、福岡県八幡総合庁舎、陣原市民センター

本格焼却開始前後(9月1~20日)のモニタリングポスト測定結果(日明市民センター)

測定結果グラフ

※大気中の放射線量に大きな変化はありませんでした。

【この特集に関するお問い合わせ】 環境局災害廃棄物専用ダイヤル TEL093・582・2411

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