武田薬品工業株式会社から、『乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」および乾燥弱毒生麻しんワクチン「タケダ」の自主回収について』が公開され、麻しんウイルス力価が有効期間内に承認規格を下回るロットが確認されたこと、また、一部のロットでは、今後、有効期間の満了前に承認規格を下回る可能性があるため、一部ロットの製品の自主回収が行われています。
自主回収されたのは
・乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」
ロット番号「Y302」「Y303」「Y304」「Y305」「Y306」「Y307」「Y308」「Y309」「Y311」「Y312」「Y313」
・乾燥弱毒生麻しんワクチン「タケダ」
ロット番号「F112」「F113」「F114」
のワクチンです。
上記のうち、抗体検査をご希望される場合に対象となるのは下記に該当される方です。
・乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」
ロット番号「Y302」を令和5年12月14日以降に接種した方
ロット番号「Y303」を令和5年8月26日以降に接種した方
・乾燥弱毒生麻しんワクチン「タケダ」
ロット番号「F112」「F113」「F114」を、令和5年12月8日以降に接種した方
接種したワクチンのロット番号は、母子手帳などで予防接種の記録をご確認ください。該当ワクチンの接種を受けた方で抗体検査を希望される場合には、接種を受けた医療機関へご相談ください。
本件に関する手続き等に関しては、下記お問い合わせへご連絡ください。
武田薬品工業株式会社 くすり相談室
フリーダイヤル：0120-186-107 (特設ダイヤル)
受付時間：月曜日から金曜日の9時00分から17時30分（祝日および休業日を除く）
武田薬品工業株式会社によれば、回収対象となったワクチンの効果について、
・「承認規格を下回る可能性を否定できない期間」より前に接種された方については、承認規格内の力価が担保されており、麻しんウイルスに対する感染予防効果は得られていると考えられること。
・また「承認規格を下回る可能性を否定できない期間」内において接種された方であっても、臨床試験の結果をもとに、麻しんウイルスに対する感染予防効果は得られていると考えられること。
等が示されています。
また、厚生労働省からの通知においても「回収対象となったワクチンを定期接種として接種された方に対して再接種をお勧めする必要はありません」とされています。
【医療機関の皆様へ】
自主回収対象のロット番号のワクチンを、製造メーカーが規定する期限以降に接種した方に、製造メーカーである武田薬品工業株式会社と確認の上、抗体検査・追加接種を実施した場合は、北九州市役所健康危機管理課まで、接種した予診票の写しを送付していただきますようお願いし申し上げます。
