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保健福祉の情報をお伝えします
インフルエンザから身を守ろう
季節性インフルエンザの流行時期は、例年12~3月で、1~2月ごろにピークを迎えます。昨シーズンは大流行し、学級閉鎖などが多く報告されました。今シーズンもインフルエンザの流行に備え、日常的な手洗い、咳エチケットなどの予防策をしっかりと行いましょう。
本市の昨シーズン(平成29・30年)の
インフルエンザ集団発生・休校などの件数
種別 | 休校 | 学年閉鎖 | 学級閉鎖 | 患者数 |
---|---|---|---|---|
幼稚園 | 5 | 15 | 31 | 780 |
小学校 | 1 | 70 | 214 | 4986 |
中学校 | 1 | 7 | 65 | 1131 |
その他 | 0 | 5 | 24 | 314 |
合計 | 7 | 97 | 334 | 7211 |
●本市では、市内35カ所の小児科と内科の定点医療機関から患者数の報告を1週間ごとに受け、インフルエンザの流行状況を把握しています。
●市のホームページで、週ごとの患者報告数を随時更新しています。
インフルエンザとは?
- ●38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠(けんたい)感などの症状が、比較的急速に現れるのが特徴です。普通の風邪と同じように、喉の痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。
- ●子どもは、まれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している人は肺炎を伴うなど重症になることがあります。
感染を防ぐためには?
- ●小まめに手洗いを行いましょう。
- ●流行前に予防接種を受けましょう。
- ●乾燥しやすい室内では、湿度を50~60%に保つことも効果的です。
- ●日頃から栄養や睡眠を十分にとり、体力や抵抗力を高め、体調管理に努めましょう。
- ●インフルエンザが流行し始めたら、なるべく、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
咳エチケットについて
- ●咳・くしゃみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。
- ●マスクを持っていない場合は、ティッシュペーパーなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
- ●鼻汁・痰(たん)などを含んだティッシュペーパーはすぐにごみ箱に捨てましょう。
- ●咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
「インフルエンザかな?」と思ったら
- ●早めに医療機関を受診しましょう。
- ●睡眠を十分にとるなど、安静にして休養しましょう。
- ●高熱による発汗での脱水症状を予防するために、小まめに水分補給をしましょう。
- ●薬は医師の指示(用法や用量、服用する日数など)を守って正しく服用しましょう。
インフルエンザにかかった後は
インフルエンザは発症する前日から発症後3~7日間は鼻や喉からウイルスを排出します。排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、解熱後もウイルスを排出するといわれており、周囲に感染を広げないために、しばらくは外出を控えましょう。
問い合わせは保健福祉局保健衛生課 電話093・582・2430へ。
ノロウイルス食中毒に注意しましょう!
冬はノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎が流行します。
子どもや高齢者のように、抵抗力の弱い人が感染すると、症状が重くなることもあるため、注意が必要です。
ノロウイルスの特徴や予防のポイントを知って、この冬に備えましょう。
ノロウイルスとは
人間の腸の中で増殖し、食品の中では増殖しないウイルスで、感染力が非常に強く、ごく少量でも感染します。一般に経口感染し、おおむね1日から2日の潜伏期間を経て、主に下痢やおう吐などの症状が出ますが、感染しても症状が出ない場合や、軽い風邪のような症状だけの場合もあります。
症状が治まった後でも、2週間から1カ月程度の間は、ふん便からウイルスが排出され続けることがあるため、トイレなどを介して周囲に二次感染を引き起こすことがあります。
ノロウイルス食中毒の原因は?
ノロウイルスが付着した食品を十分に加熱しないまま食べたり、感染した人が調理した食品を食べることによって感染する場合がほとんどです。
食中毒以外にも、感染した人のおう吐物やふん便に含まれているウイルスが空気中に舞い上がり、それを口から吸い込むことで感染することもあります。
ノロウイルス食中毒予防のポイント
次のポイントに注意して、食中毒を予防しましょう。
(1)手洗いの徹底
手洗いは、手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法です。せっけん自体にはノロウイルスの殺菌効果はあまりありませんが、せっけんをよく泡立てて手をしっかり洗い、ウイルスを洗い落とすことが重要です。食事の前やトイレの後などには必ず手を洗いましょう。
(2)食品の加熱、調理器具の洗浄消毒
ノロウイルスは十分な加熱で死滅します。加熱の目安は「食品の中心部分の温度が85~90℃の状態で90秒以上」です。
また、使用後の調理器具は、よく洗った後で次亜塩素酸ナトリウム消毒液(作り方は後述の【参考】のとおり)や煮沸で消毒すると効果的です。
(3)おう吐物・ふん便の処理
ノロウイルスの感染が疑われる人のおう吐物やふん便を処理する場合は、次亜塩素酸ナトリウム消毒液を含ませた布やペーパータオルで覆い、その後、ビニール袋などに入れてごみとして処分します。汚れた床等も、次亜塩素酸ナトリウム消毒液を含ませた布などで覆い、しばらくそのまま放置してから拭き取ってください。
なお、衣服やカーペットのように塩素系の消毒液が使えないものは、スチームアイロンの蒸気を2分程度当てて消毒するという方法もあります。
【参考】次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方
家庭用の塩素系漂白剤を水で薄めて作ることが出来ます。使用する商品によって濃度が異なりますので、原液の濃度をよく確認してから希釈してください。
一般的に市販されている塩素系漂白剤(塩素濃度5%)の場合は下表のとおりです。
通常の掃除用 (調理器具、ドアノブ、水道の蛇口など) |
汚染がひどい場所用 (おう吐物やふん便が付いた床、衣類など) |
||
---|---|---|---|
0.02%の消毒液 | 0.1%の消毒液 | ||
原液の量 | 水の量 | 原液の量 | 水の量 |
4ml | 1000ml (1L) |
10ml | 500ml |
※消毒液は遮光性のある容器で保存してください。(保存期間の目安:1カ月間)
ノロウイルス食中毒かなと思ったら
具合が悪くなったからといって、自己判断ですぐに薬を飲むのは危険です。薬で下痢などを止めることでさらに症状が悪化する場合があります。
食中毒は急激に症状が悪化する場合があるので、食中毒が疑われる場合は、すぐにかかりつけの医師の診察を受けてください。
問い合わせは保健所東部生活衛生課 電話093・522・8728、同西部生活衛生課 電話093・642・1818へ。
知って安心消費生活豆知識
消費生活センターに実際にあった相談とその対策を紹介します
新聞の購読契約は慎重に!
相談事例
今朝、普段は○○新聞1紙だけなのに××新聞も配達された。新聞販売店に連絡すると「5年前に契約をしており、今日が配達開始の日である」と言われた。頼んでいないはずだと伝えると契約書の控えを持ってきて、それを見ると確かに自分のサインがあるが、すっかり忘れていた。解約したいと伝えたが、「契約が成立しているので解約することはできない」と言われた。本当にできないのだろうか。
トラブルに遭わないために
契約時に署名を求められる書類は契約書です。渡された本人控えは大切に保管してください。訪問販売の場合は、契約書を受領して8日間はクーリングオフ(無条件解約)ができます。これを過ぎると一方的に解約することはできず、新聞販売店との話し合いが必要です。今回の相談事例では基本的に解約することはできず、2紙が同時に配達されないよう、××新聞の配達開始を先に延ばすことになります。契約したことを忘れるほど、配達開始が何年も先になる契約は控えましょう。
やむを得ず解約したい場合は
契約者が死亡した、施設に入所したなど、やむを得ない状況になり解約したい場合は、まずは新聞販売店に事情を伝え、話し合いをしましょう。応じてもらえない場合は、諦めずに消費生活センターに相談しましょう。
相談はこちらへ
- 消費生活センターの相談窓口(戸畑駅前、ウェルとばた7階) 電話093・861・0999 月~土曜日(祝・休日、年末年始は除く)8時30分~16時45分(第3土曜日は13時まで)。
- 消費者ホットライン 電話188 各地域の消費生活センターにつながります(年末年始は除く)。
関門連携コーナー海峡の友
下関市と北九州市では、市政だよりで
お互いの情報を交換し掲載しています。

▲歌川広重筆 六十余州名所図会
長門下の関(下関市立歴史博物館蔵)
下関市立歴史博物館 企画展「海峡往来」
12月15日(土)~2月17日(日)(月曜日は休館。月曜日が祝・休日の場合は開館し翌日が休館。12月28日~1月4日は休館)の9時30分~17時(入館は16時30分まで)、下関市立歴史博物館(下関市長府川端2丁目、 電話083・241・1080)で。ミニ講座(2月3日(日)10時30分~11時30分)もあり。料金、費用 一般100円、大学生50円。18歳以下と70歳以上は無料。