のびのび赤ちゃん訪問事業

特集 のびのび赤ちゃん訪問事業
「のびのび赤ちゃん訪問事業」での体重測定
新しい命の誕生には大きな喜びと同時に、子育ての責任も伴います。親になったばかりの人の中には、不安や悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。
本市では、そのような不安や悩みを解決するために、さまざまな子育て支援策に取り組んでいます。その中には、出産育児一時金や子ども医療費の助成等の経済的負担を軽減するための制度や、「乳幼児なんでも相談」、「のびのび赤ちゃん訪問事業」といった子育てに関する情報提供・相談を行う事業などがあります。
こうした子育て支援の取り組みが、まちの住みやすさにつながり、その結果としてまちのイメージが向上するといった好循環を生み出しています。それが「次世代育成環境ランキング*」で7年連続政令指定都市第1位の評価を得ることにも貢献しています。
子育てには大きなエネルギーが必要です。親だけが子育てを頑張るのではなく、地域や自治体のサポートを活用しながら進めていくことが大切です。
今回は、専門知識をもった保健師などが各家庭を訪問し相談に応じる「のびのび赤ちゃん訪問事業」を紹介します。
*NPO法人「エガリテ大手前」調査
赤ちゃんが産まれたよ。
何から始めればいいのかな?
まずは、母子健康手帳にとじられている「出生連絡はがき」に必要事項を記入し、提出しましょう。産婦人科などで提出できるほか、区役所へ郵送することもできます。
また、母子健康手帳に記載されている赤ちゃんの健康スケジュールを確認しましょう。健康診査や予防接種はすぐに始まります。
「のびのび赤ちゃん訪問事業」を活用して
子育ての不安を解消しましょう。
自宅で相談! 子育ての不安や疑問に答えます
初めての子育てだけでなく、2人目や3人目の子育ての中でも生じるいろいろな不安や疑問に答えられるようサポートするのが「のびのび赤ちゃん訪問事業」です。児童福祉法に基づいて実施されるもので、「出生連絡はがき」などを基に、生後4カ月までの赤ちゃんのいる全ての家庭を保健師か地域の主任児童委員が訪問します。
赤ちゃんの健康状態の確認や必要な保健指導、健康や育児に関する相談のほか、子育てに関する情報提供などを行います。
事前に電話で訪問日時を調整するので、都合の良い日に設定できます。
活用すれば、こんなに便利
- 自宅で気軽に相談できる。
- 「子育ての不安」に保健師などの専門職が相談に乗ってくれる。
- 健康診査や予防接種などのスケジュールを立ててくれる。
- これからの発育・発達(首の据わりやハイハイ等)の傾向などを教えてくれる。
- 地域の子育て相談などの情報を教えてくれる。
田中さん親子
〈訪問を受けて〉
「1人じゃないんだ」と安心しました
「なんで泣いているの?」「お風呂の入れ方、これで大丈夫かな」と不安や疑問ばかりでした。インターネットや本などで調べても、どれが正しいのか分からなくて。そんな時、自宅に来てくれた保健師さんが一つ一つ教えてくれたんです。「大丈夫、いつでも相談してくださいね」のひと言で、とても安心したのを覚えています。赤ちゃんと一緒に参加できるイベントや育児サークルなども教えてもらい、そこで友達もできました。今でもいろいろ悩むことはありますが、楽しく子育てをしています。
保健師
佐野さん
〈保健師などの支援〉
専門知識でサポートします
「体重の増え方が心配」「泣いてばかりで寝てくれない」「情報が多くてどれが正しいか分からない」など、子育ての悩みはそれぞれ違います。1人で悩まずに、私たち保健師にぜひ相談してください。 子育ての悩みだけでなく、これからの予防接種や健康診査のスケジュールも相談しながら決めていきましょう。 赤ちゃんを連れて外に出るのも大変だし、毎日のお世話に忙しいと思います。家の中が散らかってて‥、なんて気遣いをしなくて大丈夫ですよ。
主任児童委員
松尾さん
〈主任児童委員の支援〉
地域での子育てをアドバイス
私は小倉南区の主任児童委員をしています。
赤ちゃんがいると家に閉じこもりがちになります。地域とつながってほしいという思いで、親子で参加できる行事の情報などをお伝えしています。子育ての身近な相談相手だと思って、気軽にお話ししましょう。
※「児童委員」は民生委員が兼務しており、「主任児童委員」は、主に子どもに関する相談や支援を行う役割を担っています。
【この特集に関するお問い合わせ】 子ども家庭局子育て支援課 電話093・582・2410