北九州市政だより

NO.1392

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令和3年8月15日号 すこやかハート北九州

すこやかハート北九州

保健福祉の情報をお伝えします

「北九州市地域福祉計画」を策定しました

 地域のつながりが希薄化し、個人や家族が抱える問題も複雑化・多様化する中、市民一人一人が安心して暮らせることを目指し地域福祉計画をつくりました。

 この計画では、行政はもとより本市で過ごす誰もが地域の一員として主体的に取り組んでほしいことを盛り込んでいます。

【基本理念】
 地域の特性を生かした地域共生のまちづくり

【計画期間】
 令和3年度から令和7年度までの5年間

基本目標1
支え合いの気持ちを育もう

 地域の一員であること、互いに支え合う関係が大切であることを理解し、できることから行動することを目指します。

主な取り組み
  • ●地域福祉へ関心と理解を深めるため、講演会の開催やSNS(※)・アプリなどを活用して広報・啓発を進めます。
  • ●専門家による相談対応やアドバイスなど、活動を始めたい人を後押しする環境づくりに取り組みます。

※登録された利用者同士が交流できるインターネット上の会員制サービス

〈地域での活動事例〉
ウェルクラブ活動(ある地区の例)

ウェルクラブ活動写真

 子どもたちが視覚障害者に普段どのようなことに困っているか話を聞き、協力できることや適切な接し方を学んでいます。

基本目標2
支え合いの輪を広げよう

 地域で活動するNPOやボランティア団体などの連携を図り、支え合いのネットワークづくりを目指します。

主な取り組み
  • ●市民センターなどを活用し、地域の人が交流できる場所をつくります。また、地域の困りごとを解決する取り組みを支援します。
  • ●災害に備え、地域での安否確認や避難方法、避難所の運営などを検討し、助け合う仕組みづくりを支援します。
〈地域での活動事例〉
子ども食堂

子ども食堂写真

 孤食の防止と地域の子どもと大人が安心して楽しくコミュニケーションを図れる居場所として運営されています。

基本目標3
支え合いの輪につなげよう

 困った時に、必要な支援の情報が入手できる体制を整えます。また、必要に応じて、専門機関ともつながれるような仕組みづくりを目指します。

主な取り組み

●高齢者・障害者・子育て世帯・生活困窮者などそれぞれの相談窓口が連携し、包括的に支援する体制づくりを進めます。

坂田智子さん写真
▲保健福祉局
地域福祉推進課
主任 坂田 智子さん

 この計画により、高齢者、子ども、障害のある人などすべての人が、地域・暮らし・生きがいを共に創り、「支える側」と「支えられる側」に分かれるのでなく、誰もが支え合う共生社会の実現に向けた取り組みを推進します。

「北九州市地域福祉計画」は市のホームページや各市民センターでご覧になれます。

問い合わせ
保健福祉局地域福祉推進課 電話093-582-2060

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