特集
八幡東区東田地区の新たな魅力と
新科学館「スペースLABO」の開館
「歴史」を学び、「未来」を体感する

▲東田地区に集積する文化施設((1)(2)いのちのたび博物館 (3)(4)(5)スペースLABO (6)(7)環境ミュージアム)
4月28日(木)、八幡東区東田地区のスペースワールド跡地に、大型商業施設「ジ アウトレット北九州」がオープンします。
東田地区は、日本の産業近代化に大きく貢献した「官営八幡製鐵所」創業の地です。工場移転後の跡地では、「スマートコミュニティ」や、「北九州水素タウン」など、脱炭素社会を実現するまちづくりが進められています。「市民主導による産学官民の連携」により公害を克服した経験から、「環境をテーマにした持続可能なまちづくり」につなげる。まさに、北九州市を象徴する地区です。
また同地区は、世界文化遺産「官営八幡製鐵所」や、「いのちのたび博物館」など、文化施設が集積しており、「学び」をテーマにした「文化・産業・観光」による、文化観光推進の取り組みも進めています。今回、「ジ アウトレット北九州」内に、科学館「スペースLABO」も新たに開館します。
ぜひ、「東田地区」に足を運んで、「歴史」を学び、文化に触れながら、「未来」を体感してください。

合言葉は「フシギがれ!」

4月28日(木)開館

子ども家庭局青少年課
新科学館担当課長 柳井 雅也さん
新しい科学館「スペースLABO」が、開館します。「不思議」と思う気持ちは、「科学」の入口。子どもから大人まで、幅広い世代が楽しめるスペースLABOには、「科学」を体験・体感することのできる、さまざまな展示があります。理論や法則は抜きにして、まずは不思議がってください。そして、楽しんでください。
「スペースLABO」は、公募から選ばれた候補作品3点の中から、市内の小・中・特別支援学校の児童生徒の投票で決定した、科学館の愛称です。「スペース」は、新科学館の目玉となるプラネタリウムとつながる「宇宙」やスペースワールドの跡地であることを意味。実験室を意味する「LABO」と組み合わせ、体験・体感する場所(スペース)であることを表現しています。
見どころ
3階世界最高峰のプラネタリウム

国内最大級の30mのドームに、世界最高性能の投映機器と、最新のデジタル技術を駆使して、地球上のあらゆる場所で見られる星空を360度で完全再現します。座席の間隔は、旅客機ファーストクラス並みのゆとりを確保。家族やカップル向けのペアシートや、大きくリクライニング(後ろに倒すことが)できるデラックスシートもあります。

スペースラウンジ
月の石やアポロ司令船など、スペースワールドの宇宙博物館から引き継いだ貴重な資料を展示。
2階
サイエンスLABO多様な見方で科学の現象を観察

2階は、科学の現象をさまざまな角度から観察できるフロアです。「見て」「触れて」「体験する」楽しさを通じて、「フシギがる」気持ちを引き出します。
「旧・科学館」人気トップ3を展示
昨年閉館した「児童文化科学館」の展示の中から、小学生のアンケートをもとに選ばれた人気上位の3点。子どもたちに愛された同館の思い出も引き継いでいます。

ウインドシミュレーター
さまざまな強さの風に吹かれ、風の力と恐ろしさを体感。

ルパンウォーク
赤外線センサーを通じて、見えない光の不思議を考察。

不思議な鏡
歪んだ鏡に映る自分の姿から、光の反射の不思議を観察。
1階
サイエンスLABO「ミスター・トルネード」藤田哲也博士
国内最大の大型竜巻発生装置

小倉南区出身で、「ミスター・トルネード」と呼ばれた、気象学の世界的権威・藤田哲也博士の功績について紹介しています。また、国内最大となる高さ10mの大型竜巻発生装置を展示しています。

「北九州市と科学」をテーマにした展示を通して、
「ものづくりのまち」ならではの、高度な技術や研究成果などに触れることができます。
開館記念企画展
4月28日(木)~5月15日(日)
作品展示
小・中・特別支援学校
八幡東区を中心とした市内の小・中・特別支援学校の児童生徒による、「未来」「科学」などをテーマとした絵画。
八幡中央高校芸術コース
「東アジア文化都市北九州」の閉幕式典で披露された書道部の大型作品や、美術部による力作の数々。
北九州建築デザインコミュニティ tonica
西日本工業大学、北九州市立大学、九州工業大学の学生を主体としたサークルによる建築作品。
パフォーマンスなど
カラリズムリサ

大きなキャンバスに短時間で絵を変化させながら描くパフォーマー「カラリズムリサ」によるライブペインティングと完成作品の展示。
開催日 4月29日(祝)
詩太(うーた)

「穏やかな時間」をテーマに、詩や絵、物語などを創作する、市内在住の書道家・詩人「詩太」が、幼稚園児や保育園児とともに描き上げた作品を、今回の企画展のシンボル作品として展示。
施設情報
〒805-0071八幡東区東田4丁目1-1(ジ アウトレット北九州内) []
電話093-671-4566
- 開所時間
- 10~18時(入館は17時30分まで)(金・土曜日、祝日の前日は、プラネタリウムのみ20時まで)
- 休所日
- 12月29日~1月3日

【最寄りの駅・バス停など】
- ●JR「スペースワールド駅」
- ●西鉄バス・市営バス「ジ アウトレット北九州」施設内のバス停
- ●北九州都市高速「枝光出入口」
|
サイエンスLABO (常設展示)(1・2階) |
プラネタ リウム (3階) |
年間パスポート |
一般 |
400円 |
600円 |
3000円 |
プラネタリウムは1日1回まで。 特別展の入場はできません。 |
中高生 |
300円 |
300円 |
1800円 |
小学生 |
200円 |
200円 |
1200円 |
※未就学児、障害者手帳などを持つ人は無料です。
事前予約のお願い 感染症対策と混雑緩和のため、入場にはインターネットまたは現地での予約をお願いしています。予約の方法などは問い合わせを。スペースLABOのホームページでもご覧になれます。
スペースLABO ANNEX
(分館)
旧児童文化科学館で人気のあった科学教室などの催しを、スペースLABOの分館に場所を移して、引き続き行います。
〒805-0071八幡東区東田2丁目2-11 []
電話093-663-0550
- 開所時間
- 9~17時(入館は16時30分まで)
- 休所日
- 月曜日(祝・休日のときは開館して翌日が休館)、12月29日~1月3日

今後の催し
(1)不思議な木のおもちゃショー
動く木のおもちゃを使ったショー。5月3日(祝)。1部(11~11時45分)と2部(13~13時45分)と3部(14時15分~15時)あり。開始30分前から整理券を配布(各部限定60枚)。
(2)サイエンスショー「化学変化で虹の七色」
5月4日(祝)14~14時30分。開始30分前から整理券を配布(限定60枚)。
(3)ミニトレイン体験乗車
5月5日(祝)10時30分~15時。雨天中止。
(4)科学教室「コインが消える不思議貯金箱を作ろう」
5月21日(土)10~11時30分。
- 対象
- 小学生(小学3年生以下は保護者同伴)
- 定員、定数
- 24人
- 料金、費用
- 300円
(5)なるほどザ・サイエンス「モノづくり教室 燃料電池車」
5月29日(日)13時30分~15時30分。
- 対象
- 小学4年生~中学3年生
- 定員、定数
- 24人
- 料金、費用
- 200円
共通の内容
- 料金、費用
- 駐車場は有料
- 申し込み
- (4)(5)は必要。往復はがき(3人まで)にを書いて、5月6日までに同施設へ。ネット窓口(電子申請)も可。
>>ネット窓口(電子申請)での申し込みはコチラ
楽しんで、学べる施設がいっぱい!!
1日では、まわりきれない!? 東田の魅力

「ジ アウトレット北九州」内には、スペースLABOのほか、海外にいるような雰囲気の中で英語を体験し、学ぶことができる体験型英語教育施設「北九州グローバルゲートウエイ(北九州英語村)」や、子ども達が遊びを通じて未来を考えるきっかけとなる、ゲームや遊具を世界中から集めたアミューズメントパーク「アソブル」もオープンします。また周辺には、「いのちのたび博物館」や「環境ミュージアム」、世界文化遺産「官営八幡製鐵所旧本事務所」などがあり、「楽しみながら」「学ぶことのできる」東田地区は、ますます魅力的なまちになっていきます。皆さんも、思い思いの組み合わせで、楽しんでください。
電話093-681-1011

46億年前の地球誕生から現代に至る自然と人間の、いのちの歩みを壮大なスケールで展示した西日本最大級の自然史・歴史博物館です。
- 開所時間
- 9~17時(入館は16時30分まで)※入館は事前予約制
- 休所日
- 年末年始、6月下旬頃(一週間程度)
- 料金、費用
- 一般600円、高校・大学生360円、小・中学生240円
電話093-663-6751

環境学習、環境情報、環境活動の3つの機能を備えた「環境学習施設」です。北九州市の公害克服の歴史や身近なエコライフなどを学ぶことができます。
- 開所時間
- 9~17時(入館は16時30分まで)
- 休所日
- 月曜日(祝日・休日のときは開館し翌日が休館)、年末年始
- この特集に関するお問い合わせ
- 子ども家庭局青少年課 電話093-582-2392