パリ協定を契機に国際的に加速しているESG投資の潮流の中で、脱炭素に資する企業の取組は、自らの企業価値の高め、新たなビジネスチャンスの獲得に結び付くものとなっています。
企業ができる脱炭素への取組
具体的に企業ができる取組は多数あります。まずは簡単なところから始めてみませんか。
事業活動の省エネ化、エネルギー消費量の把握、設備更新時の省エネ設備導入、改修時の断熱化等により省エネを推進する。
電力契約の切替えの際の再エネ100%電力の導入や、将来の脱炭素化を見据えた電化を検討する。
脱炭素化社会の実現に貢献する技術・サービスを拡大・創出し、産学官連携により技術開発を推進する。
デジタル化や、テレワークの導入などの移動を伴わない環境に配慮したビジネススタイルを推進する。
ESG投資等を見据えた、自主的な取組や目標の達成状況など、脱炭素経営に関する情報を積極的に公表する。
クールビズ・ウォームビズ、エコドラ・ノーマイカー、エコライフステージ等、環境関連のキャンペーンやイベントに参加する。
北九州市の支援策
北九州市は、ゼロカーボンシティの実現を目指す企業の取組を支援しています。
環境・エネルギーに関する講演会等の主催、企業と研究機関の連携推進等により、既存組織によるネットワーク強化を図っています。
環境省のガイドラインに基づく、中小企業を対象にした環境経営認証・登録制度「エコアクション21」の認証・登録を支援します。
脱炭素に向けて先行的に取り組む企業を応援するため、再エネ100%電力をはじめとする脱炭素電力を導入した市内企業を市が認定します。
新規性、独自性に優れ、かつ実現性の高い環境技術の実証研究等に対して研究開発費を助成し、技術開発の機会を提供します。
中小企業等に対し、自家消費型太陽光発電設備、小型風力発電設備、蓄電池、エネマネシステム等の導入費用の一部を補助します。