北九州市には、現在約4万人の認知症の方がいます。この数は、65歳以上の高齢者約7人に1人という割合です。
認知症は、とても身近な問題ですが、認知症に対する理解は、まだ十分に進んでいるとはいえません。認知症になると何も分からなくなり、何もできなくなるという誤解や偏見もあります。
このハンドブックは北九州市のサービスや相談窓口を知っていただき、お役立ていただくことはもちろん、一人でも多くの方に認知症を正しく理解していただきたいという思いで作成しました。認知症のことを初めて知る方、ご家族を介護されている方などの不安や悩みを少しでも解決し、お役に立てれば幸いです。
認知症になっても、周囲の理解や気遣いがあれば穏やかに生活することができます。本市では、市民一人ひとりが認知症を正しく理解し、誰もが安心して暮らせる『みんなで支えあうまち』を目指します。市民の皆様のご理解とご支援をお願いします。