好きっちゃ!北九州市民のコーナー

vol.74 ひまわり

市花の「ひまわり」のような明るい話題をお届けします。

橋本悦代さん写真
▲着色は一気にするのが好きという橋本さん

写真「おにたくんやまのぼりだよ。」

絵本に夢をもらった少女が絵本の中に夢を描く

絵本作家・イラストレーター 橋本悦代さん(小倉北区)

 「初めてプレゼントしてもらった絵本は、誕生日ケーキが出てくる絵本でした。色とりどりで、見ていてワクワクしました。その時から、いつか絵本の中の絵を描く仕事がしたいと、胸の中に思いを秘めていました」

 少女時代に抱いた憧れと夢をかなえて、絵本作家・イラストレーターとして活躍する橋本悦代さん。しかし、これまで絵を習うということもなく、学生時代は運動部に所属し、就職も一般企業だった。趣味で絵を描き続けてはいたが、人に見せたことはなかったという。

 その後結婚し、夫が飲食店を開くことになったときに転機が訪れる。「店内があまりに殺風景だったので、壁に絵を描いたら、夫もその出来映えにびっくりしていました」。橋本さんの絵を描きたいという思いに再び火がついた。

 出産後は子どもたちのためにと、育児・家事・店の手伝いを終えた深夜に絵本を書き続け、それを雑誌のコンクールに応募するようになった。そして平成20年、「おにたくんやまのぼりだよ。」で、第14回小学館おひさま絵本コンクール最優秀賞を受賞。思いもかけぬ大賞の受賞は橋本さんを「しばらく夢見心地だった」ほどの喜びに浸らせた。

 「おにたくんやまのぼりだよ。」は、「元々は節分になると鬼を怖がって保育園に行かないと泣く次男に、鬼と仲良くなってほしいと思い描いたもの」だった。作品が雑誌に掲載され、二人の息子が「お母さんが描いていた絵だ」と驚き喜ぶ姿にこれまでの努力が報われた思いだったという。

 受賞後は、それまでのイラスト製作の仕事に加え、「サラダ記念日」などで知られる俵万智さんが書いた「おうさまのみみはロバのみみ」の文章に絵を描く仕事など、東京の出版社からも依頼が来るようになった。「俵さんにも喜んでもらえたと聞いて、嬉しかったです」と、新たなステージが開けてきた。

 明るい色の組み合わせや伸び伸びとした画風が特徴の橋本さん。「これまでの作品は雑誌には掲載されましたが、いつかは絵本を単行本で出版したいです。そのためにも、もっと創作したいし、個展も開きたい」。自分の絵本が本屋に並んでいる光景を夢見て、これからも絵本の中に夢を描く。

キラリ

循環型社会形成推進功労者等環境大臣表彰と3R推進功労者等表彰を同時受賞した団体を紹介します。

活動の様子写真

学校法人高見学園高見幼稚園【八幡東区】

 園児の体調や成長状況に合わせた給食の配膳量の調節による食べ残しの減少や、調理済みのだし昆布やかつお節を佃煮やふりかけに再利用することによる生ごみの減量化に積極的に取り組んでいる。また、給食の食べ残しは生ごみコンポスト化容器で堆肥化し、屋上菜園で野菜などの栽培に利用している。この野菜は園児と一緒に収穫して食べることで、循環型の環境活動の実践だけでなく、食育と併せた環境学習にも役立っている。

 循環型社会形成推進功労者等環境大臣表彰・3R推進功労者等表彰に関する問い合わせは、環境局循環社会推進課 TEL093・582・2187へ。

まちがいファイブ5

イラストのAとBを比べて、違っている部分を見つけてください。間違いは全部で5つ(5画面)です。

※画面番号による消えなどは含みません。

今回のテーマ こくらハロウィン 応募締め切り 10月8日(木)必着

応募方法
 応募は、はがきに、間違っている画面番号と、住所、氏名、年齢、電話番号、市政だよりの感想などを書いて、次の応募先へ。ネット窓口(電子申請)も可。正解者の中から抽選で10人に図書カードを進呈します。
応募先
 広報室広報課「まちがい5」係(〒803―8501 小倉北区城内1―1、TEL093・582・2236)

>>ネット窓口(電子申請)での申し込みはこちら

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9月1日号の答えと当選者

応募総数544

答え
【5つの間違い】(3)(5)(6)(10)(12)
【間違いの部分】(3)鳥の数 (5)ガイドの持つ旗の位置 (6)女性の帽子の有無 (10)植木鉢の大きさ (12)犬の顔の向き
当選者(敬称略)
荒木康雄、内海せい子、大庭裕子、梶山三基子、木村秀則、是石サカエ、園木敏英、手塚優、西脇裕子、東田隆司

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