北九州市政だより

NO.1400

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令和3年12月15日号 すこやかハート北九州

すこやかハート北九州

保健福祉の情報をお伝えします

「高血圧ゼロのまち」を目指します

 死亡や介護が必要となる原因として特に、脳梗塞などの脳血管疾患があげられます。脳血管疾患の予防には高血圧の対策が重要です。まずは自分の血圧がどれくらいなのか把握することから始めましょう。

あなたの血圧のギモンにお答えします!

測る度に血圧は変わるので、気にしなくてもよいのでは?
血圧は常に変動しており、どの血圧もその時々の血圧としては本当です。血圧が高い時間が続くと、血管が傷つき、脳血管疾患などの発症が多くなります。血圧は、低いレベルで変動するようにすることが重要です。
血圧が高くても体は元気なので問題ないのでは?
高血圧では、自覚症状がない間に血管が傷んでいきます。高血圧が長く続いた後、脳血管疾患や心筋梗塞、腎不全などが起こって初めて症状が現れます。

まずは血圧を測りましょう

血圧測定イラスト

 1日2回、朝と夜、家庭で血圧を測り、自身の状況を把握することから始めましょう。

●家庭で測る血圧の基準値
正常血圧の基準値
収縮期血圧
(最高血圧)
拡張期血圧
(最低血圧)
115未満 75未満
高血圧の診断基準
収縮期血圧
(最高血圧)
拡張期血圧
(最低血圧)
135以上 85以上

※基礎疾患がある場合は別に基準値があります。詳しくは問い合わせを。

問い合わせ
保健福祉局健康推進課 電話093-582-2018

産業医科大学との包括連携協力協定の取り組み

 市では、令和3年2月に産業医科大学との連携協力協定を締結して以降、新型コロナウイルス感染症対策における飲食店向けの対策手引きの発行や現地指導など、同大学が持つ医学的な視点を生かしたさまざまな連携を進めています。

プレハビリテーション

 コロナ禍で、全国的にがんの治療において手術延期などの影響がでました。このことから市では、同大学と連携してがん手術の前に行う合併症リスクの軽減や早期回復の効果が期待できる「プレハリビテーション」について情報提供を行うこととしています。

地域医療体制の充実

 福岡県と市では、地域の医療機関と連携して、質の高い医療を市民の皆さんに効率的に提供できる体制の整備を目指しています。同大学病院でも急性期医療の診療棟建設などを進め、市内唯一の特定機能病院として、より高度な医療の提供に取り組んでいます。

問い合わせ
保健福祉局総務課 電話093-582-2403

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