東アジア文化都市北九州2020▶21 ミニコーナー
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- 市民文化スポーツ局東アジア文化都市推進室 電話093-582-2390
メディアアーティストの落合陽一さんは、東アジア文化都市北九州の主要事業である 「北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs」や「日中韓芸術祭2021 in Kitakyushu」に参加されました。市内で制作活動をされた落合さんから市民の皆さんにメッセージをいただきました。
■落合陽一さんからのメッセージ
ポスト工業社会に描くメディアアートの形を探している。自然との関係性、計算機以後の新しい自然感、そんなことを考えながら日々を過ごしている。北九州にいると日本の産業革命の頃から始まるポスト工業社会の爪痕や息吹を感じることができる。鉄鋼の重みや環境負荷とレジリエンス、小倉まで足を運べば繁華街の中にある喧騒も北九州独特の色をしている。化石から標本、ボロから最新のタンパク質合成のファッションまで、数多くのものをプリコラージュして表現を続けてきた。数寄とキュレーション、表現とメディアアートと茶文化の間に何かを見出そうとした一年だった。非常に面白く、さまざまな興味が芽生えたことは、北九州で過ごした日々のおかげだったと思う。
■動画を公開しています
落合さんが参加された2つのイベントはオンラインで配信しています。素晴しい映像美をお楽しみください。
北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs
<落合陽一「環世界の遠近法ー時間と空間、計算機自然と芸術ー」展>
▲撮影:落合陽一
いのちのたび博物館の膨大な所蔵品を高精細の画像で撮影。その投影のために作りだした新しいメディア装置を使って、北九州で育まれた壮大な生命の物語を、観客を包み込むように描き出しています。
日中韓芸術祭2021 in Kitakyushu
▲モデルは冨永愛さん
今年の「日中韓芸術祭」は、SDGsをテーマとした「デジタルファッションショー」を映像作品としてオンライン公開します。現在、日本の作品の一部を先行公開中。全編は年内に公開予定です。