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【コメント】
(1)故・松本零士氏追悼関連事業
【発表案件】
(2)3月補正予算・令和5年度暫定予算
(3)市長の給与の特例に関する条例
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令和5年(2023年)3月2日北九州市長定例記者会見
【コメント】
(1)故・松本零士氏追悼関連事業
【発表案件】
(2)3月補正予算・令和5年度暫定予算
(3)市長の給与の特例に関する条例

更新日 : 2023年11月28日
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会見の動画(YouTube)

会見の様子(写真等)

会見録

市長
 では今から始めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。そうしましたら、まず私のほうから。まずこの記者会見ですね、先週、TNCさんからもご提案ありましたが、よりオープンにということで、今日からリアルタイム配信、そして、議事録につきましても、今まで10営業日あったものを翌日には公開すると。そして記者の皆様のお名前も入れさせていただく、よりオープンな形でやらせていただきたいと思います。皆さんにご協力いただきましてありがとうございます。
 私のほうから、まず就任してからの振り返り、就任して10日ちょっとですかね、経ちましたけれども、庁内でいろんなレクチャーも今いただいております。本庁舎内もグルッと、上から下まで全部回らせていただいて、職員の皆さんがどんな表情でお仕事をされているのか、そういったことも、全部歩いて見させていただきもしました。徐々に私も、市長、市政の内容、あるいは状況というのを体感している毎日です。びっくりすることもありますし、感動することもありますし、そういったことを積み重ねていきたいと思います。就任当日の20日には、まず市議会の皆様にご挨拶をさせていただいた後、午後からは高島市長、服部知事、前田市長を訪問し、トップ同士の意見交換をさせていただきました。また、県警本部長にもご挨拶にお伺いをしました。翌日21日には、北九州商工会議所の津田会頭と共同会見し、地元経済界の皆様としっかりタッグを組んで、このまちを元気にしていこうということを確認させていただきました。24日には早速上京し、財務省、総務省、文部科学省、厚生労働省、国土交通省の大臣はじめ、主要な幹部をご訪問させていただき、市政へのご協力を要請するとともに、関係国会議員の事務所にもご挨拶を申し上げました。また、そのあと、日本の文化や魅力を外国人目線で発信するNHK BS1の「COOL JAPAN」の撮影にも立ち会わせていただいたりとか、番組出演者の方々、スタッフの皆さんと、北九州の魅力についてもお伝えをさせていただきました。また、ブレイキンの世界大会もありましたですね。北九州市、ものすごく週末も盛り上がっていたかと思います。そして一昨日には、皆さんもよくご存じのとおり、福岡の高島市長を、お迎えをし、両市連携に向けた新たなキックオフとなるトップ会談を、実施をさせていただきました。旦過市場の復旧の状況を視察し、一緒に昼食をとらせていただいたあと、小倉城庭園の中で、スタートアップや観光振興に関する連携について両市の強い思いを確認し合って、大変実りのある会談でございました。また同日、北九州空港の滑走路3,000メートルに向けての動きというのも、出たことも皆さんご存じのとおりでございます。庁内ではですね、明日から若手職員とのランチミーティングを行います。職員の皆さんとフリーに意見交換をすることで、日頃の業務を通じた気付きなど、率直な思いを私に届けていただきたい、そう思っています。それから、今週頭から、「市長からの手紙」というのを私が庁内に発出をしています。イントラネットの上に出していまして、私がこれから職員の皆様に直接、私の言葉で、「市長からの手紙」ということで、メッセージをお送りするということをスタートしています。今後も、どんどん私自身も動いていくことで、多くの方を巻き込んでいき、北九州市を変えていく大きなうねりを作り出していきたいという思いで取り組んでまいります。
 それでは、個別案件ですけれども、まず最初に、故・松本零士氏の追悼・顕彰についてです。先月13日に逝去されました松本零士氏について触れさせていただきます。改めて心からお悔やみを申し上げるとともに、北九州市の発展・文化の発信に、大いなる貢献をいただいたことに御礼を申し上げたいと思います。松本氏は、北九州市で小学校4年生から高校生まで過ごされる間に漫画家としてデビューされ、日本が誇る偉大なアーティスト、クリエイターとして世界に羽ばたかれました。北九州市の漫画ミュージアムについては、基本コンセプト検討委員会の委員長として開館前から携わっていただき、開館後は初代名誉館長を務めていただくなど、ミュージアムや漫画の街の礎を築いていただきました。私自身も、もちろん「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」の世代でございますので、いろんな形のプラモデルをつくったり、いろんなことをやった思い出がありますけれども、あの松本零士さんと、いよいよポップカルチャーの発信について、いろんなご指導を賜りたいと思っていた矢先の出来事でしたので、私自身も本当に残念に思っています。ただ、松本先生の残された大きな財産というものがございますから、やはり北九州市を1つポップカルチャーの発信地として、これからもしっかりと進めていきたい、そんなふうに考えております。それから、北九州市では、松本氏を追悼するため、先月23日から漫画ミュージアムに、献花台やメッセージボードなど、追悼コーナーを設置しています。24日には、松本氏ゆかりの地を紹介するフォトスポットマップや、松本氏の作品のデザインマンホール設置箇所を紹介するマップを、改めて市の公式SNSなどで情報発信をし、25日からは、映画・芸能資料館、松永文庫におきまして、松本氏が描かれた映画のポスターを展示するなど、様々な取組を行ってきました。市内の企業においても、北九州モノレールが銀河鉄道999号を増便し、市内の企業「丸ふじ」さんが、作品のキャラクターが描かれた弁当を販売されるなど、追悼の輪が広がっております。今後の市における取組予定ですけれども、市としましては、今後もより多くの市民の皆様に、また外から来られる皆さんにも、この松本氏の作品に触れていただき、功績を顕彰するためにいくつか取り組んでまいります。まず松本氏の映画作品の追悼上映会をはじめ、小倉城において、松本氏の作品をイメージしたプロジェクションマッピングの実施、皿倉山ケーブルカーにおいて、松本氏の作品をイメージしたBGMや追悼アナウンスの放送、出発時に汽笛を鳴らすなど追悼運行の実施、モノレールの小倉駅において、銀河鉄道999号の展示、今月24日からは、スペースLABOのプラネタリウムにおいて、松本氏の番組「銀河鉄道999 赤い星ベテルギウス いのちの輝き」を放送するなど、様々な取組を行い、感謝と哀悼の意を表してまいりたいと思います。なお、プラネタリウムにつきましては、昨日の募集開始後、すぐに多数のお申し込みをいただいたことから、急遽、上映枠の追加を決定しました。松本氏の作品が大変多くの方々に愛されているということを再認識した次第です。それぞれの取組の詳細につきましては、整い次第、適時お知らせしてまいります。今後もぜひ多くの市民の皆様に、また多くの日本中、世界中の皆様に、この北九州市ゆかりの漫画家、松本零士氏の作品の魅力などを再認識していただき、末永く愛していただきたいというふうに思っております。
 それでは、次の内容です。令和4年度3月補正・令和5年度暫定予算案の概要です。これについては、また別途、ブリーフィングにお行きになられた方もいますが、私のほうからもご紹介をさせていただきます。まず3月補正案のポイントです。今回の補正予算では、市民等の公共交通機関を利用したおでかけを、支援をするということで、コロナ禍以降、外出を控えるようになった市民の方々、利用者が減少している地域公共交通の支援として、市内のバスやモノレールなどの運賃が無料となる、地域公共交通 市内一日無料デーを、実施をします。私自身もですね、いろんな市民の皆さんとお話しする中で、選挙の中でも、やっぱりコロナをきっかけに、どんどん出かける機会が減っていった。そして、公共交通機関にも乗る機会が減って、もっともっと便数が減ったりして困っている、こんな話も伺っておりました。やはりこういったことにも幾ばくか、しっかりとテコ入れをしていきたいと思っています。今回は、2,000円で3,000円分のタクシー券を購入できるプレミアム付タクシー券の発行支援を行いまして、公共交通の利用促進を図ってまいります。それから、次に、補正予算案もう1つですね、こどもの安心・安全対策の取組です。国のほうでもしっかりと2次補正を通じて、いろんな取組を強化しておりますけれども、それに符合する形で盛り込ませていただいております。国の制度を活用し、障害児通所支援事業所や保育施設などにおいて、送迎用バスの車内にいるお子さんの見落としを防止するための、ブザーやセンサーなどの安全装置の設置を支援します。また児童発達支援事業所や保育施設において、子どもの登園・降園状況を管理するためのシステムや、GPSなどを活用した子どもの見守りサービスを行う機器の導入に係る経費を支援します。この予算措置により、安全対策に取り組む保育施設や事業所など、希望されるところ全てをカバーすることができます。それからもう1つですね、補正予算案もう1つ、公共事業関連です。これも国の補正予算、これに対応しまして、有利な財源の活用を図るために、令和5年度に実施する事業を3月補正予算に前倒しで計上しまして、道路事業や河川整備事業、港湾施設整備事業のほか、学校施設の大規模改修事業や外壁改修等を、実施をいたします。
 次に、令和5年度の暫定予算案についてです。これについては、一般会計で1,917億円という額が提示をされています。その中で、この令和5年度予算、この予算編成時期に市長選が行われるわけでございますので、まずは、4月から6月までの3ヶ月の暫定予算ということを、編成をしております。すなわち、暫定予算は編成にかかる期間が非常に短いので、本予算編成までのつなぎの予算であるということですから、市単独の新規政策というのは、原則として計上していないという取り扱いになっております。しかしながら、市長就任後、短い期間ではありますが、早急に着手すべきと考えた政策については、議論を重ねた上で暫定予算に計上しており、私が就任後、最優先で取り組んでいきたいというふうに掲げました市の行財政改革に着手するための必要な予算というのを計上させていただきました。様々な公約の実施に必要な財源を、捻出をしていくというためには、民間の目線を加えて事業を検証して、行財政運営の見直しをする必要があると考えています。そのため、官と民が一緒になったチームをつくり、私のリーダーシップのもと、行政と財政の総点検を行っていきたい、そう考えています。まずは市役所内の体制を整えるというために、3月の上旬には総務局内に担当のラインを、設置をしまして、この検討チームというのを走り出させたいというふうに思っています。また官民合同チームに参加いただく民間人の方についても、人選、それから登用の手続きというのを行って、新年度の早い段階で、しっかりとした官民合同のチームというのを発足させていきたいと考えています。引き続きスピード感を持って行財政改革に取り組み、市民の皆さんが変化を実感できるような成果水準を目指していきたいと考えています。それから次です。子育て支援です。もう子育て支援についても、国の取組、また様々なニュースが今、出てきておりますけれども、ここも非常に重要なポイントで、暫定予算という制約はございますけれども、物価高騰に対して、市立小・中・特別支援学校や保育所、認定こども園などにおける、給食費の物価高騰分に相当する費用の補助を継続し、原油価格・物価高騰に直面している子育て世帯の皆様を支援していきたいと思います。また、私が公約にも掲げました病児保育利用料の無償化については、福岡県が実施予定の事業を活用し、速やかに対応してまいります。以上が、令和4年度3月補正予算及び令和5年度暫定予算の主なポイントです。暫定予算は、つなぎの予算ということではございますが、市長着任後、短い期間の中で、官民合同チームなどの議論をしまして予算を織り込むことができました。まずこれが着手の第一歩です。予算審議における議論を踏まえて、できる限りスピード感を持って対応してまいりたいと思います。
 それからもう1つですね、「市長の給与の特例に関する条例」についてでございます。市長公約の1つである、市長報酬1割カットを実現するため、今年の3月議会におきまして、「市長の給与の特例に関する条例」を提案します。内容は、市長としての任期の末日、令和9年2月19日までの給与、地域手当・期末手当につきまして、その1割を減額するというものです。これによりまして、年間で210万円、任期4年間で約840万円の削減を見込んでおります。私からのご説明は以上でございます。それでは、皆様からのご質問を承りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

記者
 幹事社の毎日新聞です。よろしくお願いします。まず最初に松本さんの追悼イベントについてなのですけど、これは、いずれも23年のうちに行う予定なのか。あと、もう少し、プロジェクションマッピングなどについては、どのようなものを具体的に描いているのか。松本零士さんですね、2023年度。

市長
 そうですね。これはいろんな実施時期、様々な実施時期、いろいろありますけれども、今年、今年度中にできるもの、令和5年度中にできるもの、例えばこのプロジェクションマッピングは準備ができ次第ということ。個別ですけどね。ケーブルカーにおける追悼運行の実施も3月20日頃を目途に、ただ、これも準備ができ次第ということを考えております。それから、他のものにつきましては、少し年度をまたぐものもございますが、できるものはどんどんスピード感を持ってやっていきたいというふうに思います。個別のスケジュールについては、また各担当部局からご説明をいたします。

記者
 分かりました。それで(官民)合同チームについてなのですけど、議案のレクの時は、2人ぐらいを民間から登用する計算で予算を付けたということなのですけど、具体的にはどのような人材を民間から採用されて、合同チームというのは、全体的には何人体制のチームになるのか。

市長
 そうですね。やはり民間視点がものすごく大事だと私は思っています。どういうスペックの方にするか、やはり民間から入って来られる方については、しっかりと数字に強い方、財政的な、財政再建とか財務とかにも詳しい方、また改革意欲がある方ですね。企業の再生だったり、企業の変革だったりということの経験を持たれた方。またもう1つは、やはり市民の目線ですね。いろんな市民感覚から見て、この時代の流れの中で、どういう切り口が大事かということを考えてくれるような方を考えています。予算上、この2人ということで計上しておりますけれども、今、いろんな情報を集めてどういう方がいいかを考えているところです。その中には、もしかしたら公募という形を取るかもしれませんし、ピンポイントで私が指名という形なのか、そういう手上げで意欲のある方を募集させていただくのか、それも決まり次第お知らせをしていきたいと思います。チームの体制ですね、これは、まずは庁内のチームを走らせて、準備チームとしてスタートをしたいと思っています。そこは今、総務局内にラインをつくって、大体、概ね、まずは5、6人のチームでスタートをしたいというふうには思っています。これは、いろんな課長レベル、それから、実際にどんどん動く下のレベル、そういう方も組み合わせたチームにしていきたいなというふうには思っています。そのあとですね、いよいよ4月から人事異動して民間の人材も入れていくということになりますと、そこに民間人材が数名加わっていくというチームになっていきます。それでどんどん検討を進めていく。最終的にどれぐらいのチームが必要かっていうのは、また具体的なスケジュールとか、テーマがですね、どれぐらい幅が広がってくるかによって変わってきますけれども、今申し上げたようなイメージで最初は走り出す、走りながら考えていくという要素もあるかと思います。

記者
 分かりました。次の質問なのですけど、最後にご説明ありました市長給与のカットについてなのですけど、この給与をカットした分は、どのような事業というか、分野に補填するのがベストだとお考えでしょうか。

市長
 これはですね、市長給与の分が何か特別会計に入るわけではないのでですね、やはり今回の市長(給与)カットというのは私の公約でもありましたし、行財政改革に取り組んでいこうということを、各方面にお願いをする上で、私の政治姿勢として、まずは隗より始めよということで明らかにしているものです。なので、この額がですね、このまま何か、どこかの事業にそのまま充当されるというよりかは、これからの行財政改革の一部に充ててもらうということを考えておりますし、また、こうした取組で市全体、各方面にですね、しっかりと行財政改革をやっていこうというような機運、流れというのを、呼びかけていきたいというふうに思います。

記者
 付随してなのですけど、まずは市長の給与カットということで、その次はあるのでしょうか。

市長
 そうですね。まずは隗より始めよ、私がお約束したことなので、市長の給与カットからスタートをしていきたいと思いますが、その他というのは今後考えていきたいと思います。それは他の市役所内という意味ですかね。

記者
 そうですね。あと、いろんな報酬、議員報酬とか、議会のほうと。

市長
 そうですね。もちろん私が、市長がこういった姿勢を示していく中で、他の、副市長などの報酬カット、これもやはり検討はしていかないといけないというふうに思っています。また議員報酬については、まずは今回の条例でですね、議会に出させていただいて、私自身の報酬削減というのを実現させていただきたいと思います。その中でいろんな議論もあるでしょう、いろんな視点もあるかと思います。ただ、議会におかれましても、私と目線を合わせてお考えをいただきたいというふうには期待をしています。

記者
 分かりました。最後に1点、発表案件以外のものなのですけど、28日付で梅本副市長が退任されました。今、副市長が2人体制となっていますが、この空いているポストについて何か人事案、お考えがあれば教えてください。

市長
 そうですね。梅本前副市長が2月28日にご退職をされたということで、今2人体制になっている、通常3名体制ということでございますが、そのあと、どういうふうにこれを、体制を組んでいくか、これは人事に関わることですので、私もいろんな情報を集めて検討していきたいと考えています。

記者
 これから検討されるのですか。

市長
 そうですね。

記者
 分かりました。幹事社からは以上になります。各社、質問ありましたらよろしくお願いします。

記者
 すみません、RKBの浅上です。先ほどの市議会の議員報酬の話なんですけれども、その辺は議員の方とか議会のほうには相談とかはされているんですか。

市長
 いえいえ、まだこれはですね、まず私が隗より始めよでスタートをしてですね、その上でしっかりと議論を今後させていただく課題だと思っています。

記者
 まだ先ということですね。

市長
 はい。

記者
 分かりました、ありがとうございます。

記者
 朝日新聞の城と言います。合同チームの件でお伺いします。今回から会見がライブ配信されて開かれた会見ということを、開かれた市ということをモットーにされていらっしゃると思います。この合同チームのどういった議論がなされているかっていうのはどういう、オープンの仕方を考えていらっしゃるのでしょうか。

市長
 そうですね、ここもどういう形でどういうスケジュールでどういうテーマをやっていくかっていうのは、この準備チームを立ち上げてから考えていきたいと思うんですが、ただ、今、城さんがおっしゃったようにですね、やはりなるべく開かれた議論、やっぱりみなさんの税金で運営されているわけですから、その課程でじゃあ市民のみなさんにどういういうふうに議論を公開するのか、また公開するだけじゃなくてむしろ意見を伺う、そのようなプロセスも私は大事だろうなと思いますので、やっぱり、多くの市民の方々を巻き込んでって言い方、失礼かもしれませんが、多くの市民の方に見ていただけるような工夫っていうのはしていきたいと思います。国でもいろんな行財政改革、取組なんかをやってきた経験ありますけれども、行政仕分けとかですね、いろいろプロセスありますよね、秋の事業レビューとかいろいろあります。ああいった経験も踏まえてですね、どういった形で、あれは何かライブ配信をして、全部議論をオープンにしていました。なんかそういうような工夫なんかも今後は考えていかなきゃいけないなというふうに思っております。

記者
 ありがとうございます。

記者
 西日本新聞の村田と申します。よろしくお願いします。今回はですね、暫定予算ということなんですけれども、早速ですね、武内さんが公約に掲げられていた行財政改革に向けた事業が盛り込まれましたけれども、そこに対する改めて市長の思いと、あくまで暫定ということなので、今度の6月の議会に向けた本格予算の編成に向けた思いっていうのはいかがでしょうか。

市長
 そうですね、今回私が市長に選ばれる過程で、しっかりと行財政改革をやって、そこで生み出した財源を未来に投資をするということを申し上げてきました。やはりそこに対して、市民の皆さんがどうなるだろうと、どういう変化が起きるんだろうと、強い、そして大きな期待を持っていらっしゃるということなので、やはりそこはもう一刻も早くそこにチャレンジをしていくということを、今回の予算の中でも通常、中々暫定(予算)に押し込むのは簡単ではないと聞いたんですけれども、やはりそこは何とかちょっとでも入れたいということで今回入れさせていただいたというふうに思います。なのでですね、今回スタートを切るということでございますが、これから中身をしっかりと市民の皆さんとオープンにしながら進めていきたいなというふうに思います。2点目なんでしたかね。

記者
 本予算が今度6月に編成されると思うんですけど、そこに向けた思いっていうのを。

市長
 そうですね、今回、正直選挙終わってこの2月の末って中々厳しい時期でですね、ここで新年度の予算とか人事とかで本当にバタバタやっているんですが、本予算まではやや時間がありますし、しっかりそこは各局あるいは市民のみなさんと議論をしてですね、公約の中で1年目から着手できるものは、1つでも2つでもスピーディーに入れていかなきゃいかんという思いを強く持っています。その過程ではですね、やはり行財政改革のチームと同時並行で走りますのでそっちと両睨みでどういう財源をどういうふうに移していくかということになろうかと思います。なので4、6月はまた非常に激しい作業が待っているかと思いますけれども、そこはちょっとでもスピード感を持って、そしてちゃんと約束したことをやっていくという思いを持ってやっていきたいと思います。

記者
 すみません、併せて、これからの、多分本予算は作業になっていくと思うんですけど、大きなコンセプトとして市長が描いているとか、ものってあるんでしょうか。予算に向けた。

市長
 そうですね。やはり未来への投資ということを申し上げておりましたので、やはり子どもだったりですね、若者だったりですね、あと私が人口減少を食い止めなきゃいかんと、やっぱりしっかり投資が集まる街になって人口減少を食い止めないといかんということを言っていたので、やっぱりその辺り、どんどんどんどん前方展開をしていくということを入れていきたい。街が元気になる、経済的にも発展するというところはやはりしっかりと重点に置いていきたいなと思います。他方で予算の組み替えというのも必要になってくると思いますので、私も入ってみていろんなレクチャー受けていろんな感じるところもありますので、そういったものも踏まえながら、どうやってシェイプアップ、筋肉質にしていくのか、ここがテーマになるかと思います。

記者
 ありがとうございます。

記者
 すみません、NHKの石井です。よろしくお願いします。さっきの議員報酬の削減のことについて、まず1点目なんですけれど、現時点では公約どおり議員報酬の削減を呼びかけていく方針ということでよろしいのでしょうか。あと来週9日に、武内さんにとって最初の議会が始まることが先ほど決まりましたけれども、選挙戦では市議会の議員さんの多くの方が武内さん以外の候補者を支援していました。そんな中で最初の議会に臨む今のお気持ちというか、どのように臨んでいくかっていうことを改めて教えてください。

市長
 そうですね、先ほども申し上げたように市長報酬の削減、カットいうのをまずやらせていただいて、議会におかれても、私と目線を合わせてお考えいただきたいというふうに期待をしています。議会に向かってはですね、私はもう従前から申し上げているように選挙は終わって、いよいよ北九州市を前に進めようという段階に入ってきました。私自身やはりノーサイドの精神を持ってしっかりと未来志向の対話をして、議員のみなさんときちっと対話をし、また議論をし、北九州市を一緒にどうやって進めていくのか、これをしっかりとやらせていただきたいと思います。選挙っていうのはいろんなことありますけれども、やはり議員の皆様もみんな北九州市を前に進めたい、もっと元気に素晴らしい街にしたいっていう大きな目標は全て一緒ですから、やはり未来志向の対話というのをしっかりとやって、これは議員の皆様もですね、ご理解またご協力をいただけると思いますし、私自身も努力をしないといけないと思います。議員の皆様がどんなお考えをお持ちなのか、また議員になられる際にどういう背景を持って議員になられたのか、そういったところにも思いをいたして、しっかりと二元代表制の中、健全な緊張感を持ちながらこの市政を前に進めていきたいと思います。

記者
 ちょっとすみません、もう1個追加なんですけど、議会関連で言うと、今回の議会、結構武内さんにとっては厳しい、難しい議会、これから続いていくんじゃないかという声もありますが、そこについてはどう思いますか。

市長
 そうですね、これももちろんいろんな方がいろんな見方をされておられますが、私はこの北九州市を前に進めようという気持ちは議員の皆様ももう全く皆さん一緒だと思うので、いろいろな経緯はありますけれども、しっかりと一緒に北九州市を前に進めようということを私からも呼びかけ、努力をしていきたいと思いますし、それに向かってご協力いただけるものというふうに考えております。

記者
 分かりました。ありがとうございます。

記者
 読売新聞の池田です。ちょっと副市長の関係でお尋ねさせていただきたいんですけど、先ほど、後任、梅本前副市長の後任について、いろんなご検討なさっているということでしたが、今3人体制という状況なんですけれども、この3人体制という人数の部分は今後も維持されていかれたいというふうなお考えなのでしょうか。後任の方について、どんなふうな人材像を思い描いておられるかというところにもお伺いできればなと思います。

市長
 人事のことですからね、現時点で皆さんの前でお話できることはないとしか言いづらい。ちゃんとお話できるタイミングがあれば改めて説明をしていきたいと思いますが、ただ、今おっしゃった3人体制ということについて、やはりこれについてもですね、今までもずっとそれで続いてきている、また分担してやっているということでございますので、それには一定の合理性を持ってそういうやり方をされていたんだと思います。やはり所掌、私も今途中ですけれども、本当にもう膨大な仕事と、所掌事務っていうのがありますので、そういったものをちゃんと踏まえながらですね、どういった人数、顔ぶれにするかって、これはしっかりと考えていきたいというふうに思います。ありがとうございます。

記者
 ありがとうございます。それともう1点、すみません、発表案件とは別になるのですが、北九州市のスケート連盟の方がですね、市のスポーツ協会の方に対して虚偽の報告書を提出して、そして助成金を受け取っていたというような疑いが浮上していますけれども、市の方からはスポーツ協会の方に対して事業の補助金というのをスポーツ・レクリエーション団体事業補助金というのを支出をされていると思うのですが、そういう立場でもあると思うのですけれども、今回の問題について武内市長はどんなふうに思われていますか。

市長
 市としては大変困惑をしています。今報道されているものをみましたけれども、これが事実とするならば、速やかに市のスポーツ協会、それからスケート連盟からしっかりと報告をするように求めていきたい。やっぱり、真相を究明して厳正に対処していきたい、そういうふうに担当部署に指示をしております。

記者
 仮に事実だとした場合というか、今後補助金の支出の在り方等についての見直しであったりとか、そういったことも検討されていく可能性も。

市長
 どういう事実関係かということをしっかりと把握をした上で必要な対処をしていきます。

記者
 ありがとうございます。

記者
 KBCの草道です。よろしくお願いいたします。2点お伺いしたいことがあります。まず1点目がコロナ関係になるのですが、今後政府がマスクの着用を個人の判断に委ねるとあったんですが、武内市長はいかが判断されるのかということと、もう1点目が、先日、北九州の具体的な店名を言わしてもらいますと、串カツ田中さんで、北九州の店舗で食品の管理が、不適切な管理があったというふうに報道があり発表もありました。そういったところ、北九州市として保健所の今後調査が入ったりとか、そういったことがあるのかどうかお話をいただけたらと思います。

市長
 まずマスクにつきまして、これは一般論ですかね、子どもたちというよりかは。

記者
 市長ご自身と、あと市民の方にどう呼びかけていくかとかありましたら。

市長
 そうですね、3月13日からマスクの屋内外問わず個人の判断に委ねるということになっておりますので、私もそれを準拠してあるいは、この北九州市としてもそれに準拠した対応ということを考えております。やはり個人の判断が基本になっている。ただ、ウイルスの危険性というのはまだまだ注意を要しますから、しっかりとTPOに応じて判断をしていただくということが大事だろうというふうに考えております。串カツ田中さんの件につきましては、私も具体的な報告を受けておりませんので、詳細をしっかりと確認して、担当部署から、また必要に応じてご説明をさせていただきたいというふうに思います。

記者
 マスクに関して、武内市長は付けられるんですか、それとも付けない、どちらをお考えですか。

市長
 それはケースバイケースというか、状況に応じてマスクが必要だと思えばしますし、ものすごく大勢の方がいっぱいいらして、ということもありましょうし、ただ、感染を広げないということで考える視点も必要ですし、やはりマスクをこれから少し個人の判断で取っていこうということもありますので、そういった時にはその基準で取っていく場面もかなり多くなっていくというふうに思います。

記者
 ありがとうございます。

記者
 朝日新聞の城です。最後の質問ですみません、2点お伺いします。
 1点目は先ほど市長、冒頭に就任後10日の所感述べていただきましたけれども、その中で驚いたこと、びっくりされたこと、あと感動されたこと、おっしゃっておられます。もし具体的におっしゃっていただけるものがあれば、それぞれお伺いできればと思います。
 もう1点なんですけれども、合同チームの話で、市長とっても数字に長けていらっしゃって、データなんかも選挙戦中からも、たくさんデータを提示していただいたと思うのですけれども、市民の中には、市民に向けた政策の中では、数字やデータで切れないものあるかと思います。そういった基準みたいなものは今後どう考えていらっしゃるのかお伺いできればと思います。

市長
 まず1点目の驚いた点ですね、もちろんかなり広範な業務で多くの業務があるということを驚いたといいますか、やはり改めて責任の重大さ、業務の、市政の重要さというのを痛感したと。ただ他方で様々な事業とか支出、あるいは今の事業でずっと古くから同じやり方をしているようなものもありますし、例えば、指定管理も結構多いなということも思いますし、ただそれぞれに経緯や事情もあります。背景もあります。そういったものは丁寧に聞きながら、ちゃんと担当部局とあるいは市民の皆さんと対話してやっていかないといけないなと思っております。
 2点目、感動したというのは、やっぱり市役所の皆さんが本当に一生懸命支えてくださるので、この記者会見1つするのでもこんなに一生懸命支えてくださるのかということに感動することもありましたし、あと福岡市のトップ会談もかなりスピーディーでしたので、みんな七転八倒しながらも一生懸命私についてきてくれて、やってくれたのが、すごく私は感動しました。また、市政の中でも小さいというか色んな事業がありますけれども、例えば道路サポーター制度とか、北九州市が先駆的にこういうこともやっているんだと、やっぱり市民参加の取り組みって、こういうこともやられているんだと、やはり北九州市らしさを持った政策とか事業もあるんだなと、こういうのを大切にしていかないといけないなということも私は感動した点でございます。
 それから数字やデータで割り切れない、それはもちろんでございます。私はそういうイメージを持たれているとしたら忸怩たる思いもありますけれども、私も社会保障、福祉や医療の分野ずっと長くやってきました。この社会保障の分野というのは、予算が多いからカットするとか、一見効果が出てなさそうだからカットするとか、そんな簡単な世界ではありません。人それぞれの命とか暮らしとか心が関わっている部分で、私は厚労省にいる22年間で財政的なプレッシャーをものすごく受けながらも、どうやって人生を支えるのかと、これを一生懸命、血道を上げてきた人生を送ってきました。当然、やはり数字で計れないもの、データで語れないものがたくさんありますから、そういうところを丁寧に見ながらやっていく市政にしていきたいと思いますし、まさにそれが、私が厚生労働省をはじめそういうところでやってきたことでございます。民間でも色んな企業の再生とかしますけれども、そんな数字とかデータで人は動きません。大体やはり感情が大事ですから、本当にいい方向に一緒に行こうというところに共感してもらって、はじめて改革っていうのは進むので、そこはそんな単純な取り組みをするつもりは一切ございません。他方でデータやファクトは必要です。向き合いたくない現実、耳をふさぎたくなるような話っていうのは向き合ってはじめて、やっぱり数字やデータっていうのは多くの方々と議論をし、やはりしっかりと合意形成をしていく上では1つの大きな材料となることには間違いないので、やはりそういった意味で現実にはしっかり厳しく向き合っていく、そういう市政でありたいというふうに思います。

記者
 そういった中で、その基準はどうやって決められるのかなという思い。

市長
 そうですね、これは広範なテーマがあるので一概には言えませんけれども、やはり今1つのテーマがありましたら、その中で今までの歴史の中で踏まえた上で、どの辺が今後の財政状況の中の見合いで、どの辺が目安になるかなというところを設定して、そこに向かって少しでも努力をしていくというやり方が必要だろうと思います。ただ、そこも総論賛成各論反対というのが大体世の常でございまして、ここは基準だと言ってもうちには特殊事情があるとか、うちにはこういう背景があるんだとか、色んなのっぴきならない事情があるのでしょう。そういったものは時代に合わせて合っているか、それからあるいは日本全体あるいは他の都市の状況と比べて突出してないか、また3つ目は市民の感覚からして、ちょっと違和感を覚えないか、そういったところが尺度となって私は個別の判断というのをやっていくことになると、そんなイメージを持っています。

記者
 ありがとうございます。

担当者
 そのほかにはご質問いかがでしょうか。

記者
 じゃあすみません、TVQの岳田と申します。記者会見、初めての定例記者会見だったんですけれども、すみません僭越ながら、感想などを教えていただけないでしょうか。終えたことについて、間もなく終えると思うんですけれども。

市長
 皆さんの圧がすごいなって、冗談です、冗談です。それは冗談ですけれども、新しい市政で新しい情報発信、記者会見のあり方というのをやらせていただいて、やはりこういった場をみなさんに見ていただくって、ものすごくやっぱり大事なことだなというふうに改めて思いました。またここでいろんな情報をね、こうやって議論しながら、みなさんからも大事な視点をいただいて、そういう視点もあるなとかそういうアイデアあるなとかっていうのも、実は今聞きながらもいくつかいただきましたので、それもまた事務方に今後、としてしまうかもしれませんが、こうやって創造的な対話っていうのができれば、それは素晴らしいことだなっていうふうに思います。

記者
 ありがとうございます。

市長
 そういう回答でよろしかったですか。

担当者
 そのほかにはよろしいでしょうか。

記者
 すみません、1点だけいいですか。すみません。記者会見の在り方、ライブ配信になりましたけれども、これまでもその日のうちにはユーチューブや録画がアップされていました。ライブ配信にすることでどういったメリットがあるっていうふうに市長お考えですか。

市長
 そうですね、より早く公開しようということで、前回TNCさんでしたかね、オープンにしようよっていうお呼びかけもいただきましたんでですね、オープンにしようよと呼びかけというか、オープンにしていくべきだというようなお話もありましたので、やっぱりそこら辺もしっかりと応えていきたいなと思いましたし、今までも当日中には出していたということで、ライブ配信もやっている自治体も多々あるということですので、まあだったらうちもライブで流したらいいんじゃないかと、そっちのがオープンでスピーディーでクリアでいいんじゃないという思いです。

記者
 ありがとうございます。

記者
 すみません、終わりのほうになってしまいました。RKBの浅上です。北九州空港の話なんですけれども、予算化に向けた手続き進んでいるということで、その辺何か、具体的に市のほうで動いていることっていうのはありますか。

市長
 市のほうでそれを受けて、ですね。

記者
 伸びそうっていうのを見越して。

市長
 そうですね、もちろん担当部局のほうで、その3,000メートルの新規事業採択評価への着手が発表されたということを受け、これまでもいろんな国とのコミュニケーションずっとやって、しっかりとお願いをしてきたということもございますし、今現在もですね、やはりこれからの手続きをしっかり進むようにいろんな準備をしているというふうに考えています。

記者
 どこかの貨物を引っ張ってくるとかその辺っていうのは話が入ってきているのですか。

市長
 もちろんそうです。路線っていう意味ではですね、コロナの影響もあっていろんな路線の変更なんかもあってですね、やはり3,000メートルはその先ですけれども、常に多くの路線がやって来るように努力っていうのは担当部局を中心にずっとやっております。

記者
 分かりました。ありがとうございます。

担当者
 ではそのほかにはよろしいでしょうか。では以上で定例記者会見を終了いたします。

市長
 はい、本日はありがとうございました。

 (※会見での発言内容について、できるだけ忠実に作成しています)

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