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糖尿病重症化予防のための取組について

更新日 : 2020年12月15日
ページ番号:000146645

 北九州市では、糖尿病の重症化を予防するために、「糖尿病連携手帳」(注1)と「糖尿病連携シール」(注2)を活用した多職種連携の取組を行っています。

糖尿病連携手帳と糖尿病連携シールの図
(注2)の糖尿病連携シールを(注1)の糖尿病連携手帳の表紙に貼ります。
糖尿病連携シールを貼った糖尿病連携手帳の図
糖尿病連携手帳に糖尿病連携シールを貼ると図のようになります。
糖尿病での受診だけでなく、必要な他科の受診状況や指導を受けた状況が一目で分かります

糖尿病の重症化を予防するために

 北九州市では、糖尿病の重症化を予防するために、公益社団法人日本糖尿病協会が発行する「糖尿病連携手帳」を活用して「受診」、「服薬」、「生活改善」などの見守りを行っています。

 医療機関で糖尿病と診断された方には、かかりつけ医より「糖尿病連携手帳」をお配りしています。「糖尿病連携手帳」は、糖尿病の治療内容や検査結果、眼科や歯科の受診状況などを書く手帳です。

 糖尿病の治療の時だけでなく、他科を受診する時や薬局で薬をもらう時などに「糖尿病連携手帳」を見せることで、関係機関全体で重症化を予防するためのサポートを行うことができます。

 また、一目で受診の状況が分かるよう、「糖尿病連携手帳」の表紙に貼る「糖尿病連携シール」もお配りしています。病院を受診した月や生活改善のための指導を受けた月に丸をつけることで、受診を忘れないようにすることができます。

 ぜひ「糖尿病連携手帳」を活用して、糖尿病の治療をすすめていきましょう。

 北九州市国民健康保険特定健診を受診された方で、血糖値が高めの方には、市の保健師や栄養士が「糖尿病連携手帳」をお渡しすることがあります。

 糖尿病の方で、まだ「糖尿病連携手帳」や「糖尿病連携シール」をお持ちでない方は、かかりつけ医にご相談ください。

「糖尿病連携手帳」を活用した糖尿病重症化予防サポート団体
団体名
公益社団法人 北九州市医師会
一般社団法人 北九州市歯科医師会
公益社団法人 北九州市薬剤師会
北九州CDEの会
公益社団法人 福岡県看護協会
公益社団法人 福岡県栄養士会
公益社団法人 日本糖尿病協会福岡県支部
糖尿病重症化予防のための多職種連携の図
「糖尿病連携手帳」を活用した多職種連携の図

糖尿病とは

 糖尿病とは、インスリンホルモンの作用不足による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患です。インスリンホルモンを合成する細胞の破壊や消失による作用不足が主な原因である1型糖尿病と、遺伝的因子に過食や運動不足、肥満、ストレスなどの環境因子および加齢が加わり発症する2型糖尿病があります。

 症状として、中等度以上になると口の渇き、多尿、体重減少、疲れやすさなどが現れる場合がありますが、自覚症状に乏しく、血液検査などで血糖値の測定を行わない限り気づかないうちに進行していきます。

 血液検査の結果、血糖値が空腹時≧126mg/dlまたは、ヘモグロビンA1cが6.5%以上ある場合は、糖尿病が疑われます。

 厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、糖尿病が強く疑われる者の割合は、男性19.5%、女性で9.2%でした。

糖尿病が重症化すると

 糖尿病は、定期的な検査や治療を中断すると、自覚症状が無いままに、網膜症、腎臓病、神経障害、歯周疾患、心疾患、脳血管疾患、末梢動脈の合併症や認知症など、様々な重症化の道をたどる可能性があります。

 日本腎臓学会が毎年公表している「わが国の慢性透析療法の現況」によれば、2016年末には慢性人工透析者は全国で約33万人となり、新規透析導入患者の原疾患として糖尿病性腎症が43.2%を占めています。

 また、糖尿病網膜症は、成人以降の失明の原因の第一位となっています。

糖尿病重症化予防連携推進会議

 北九州市では、平成29年度よりかかりつけ医、糖尿病専門医、眼科医、歯科医、薬剤師、北九州CDEの会、看護師や栄養士などの糖尿病重症化予防に関わる団体による「糖尿病重症化予防連携推進会議」を設置しました。令和2年度からは、「北九州市CKD(慢性腎臓病)予防連携システムに係る意見交換会」と統合し、「生活習慣病重症化予防連携推進会議」として設置しました。

会議では、「糖尿病連携手帳」を活用した「多職種連携」による糖尿病の重症化予防への取組について検討しています。

 会議の内容などについては、各年度の「糖尿病重症化予防連携推進会議」、令和2年度以降は「生活習慣病重症化予防連携推進会議」をご覧ください。

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このページの作成者

保健福祉局健康医療部健康推進課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2018 FAX:093-582-4997

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