感染を予防するためにはマダニに咬まれないようにすることが重要です。特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては注意しましょう。
マダニによる感染症に注意しましょう【重症熱性血小板減少症候群(SFTS)】
マダニによる感染症に注意しましょう
【厚生労働省リーフレット】「ダニ」にご注意ください(PDF形式:1.8MB)
「重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome: SFTS)」は、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染するとされています。(すべてのマダニがこのウイルスを持っているわけではありません。また、このほかにも、マダニが媒介する感染症には、日本紅斑熱やライム病が知られています。)
・厚生労働省
ダニ媒介感染症(外部リンク)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(外部リンク)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(外部リンク)
・国立感染症研究所
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(外部リンク)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 合計 | |
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平成27年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
平成28年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
平成29年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
平成30年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
令和元年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
令和2年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
令和3年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
令和4年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
令和5年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
令和6年 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
マダニは春から秋にかけて活動が活発になりますので、感染を予防するため、以下のことに注意してください。(これらの予防方法はツツガムシにより感染するつつが虫病の予防にも有効です。)
マダニとは
- マダニと、食品等に発生するコナダニや衣類や寝具に発生するヒョウヒダニなど、家庭内に生息するダニとでは全く種類が異なります。
- また、植物の害虫であるハダニ類とも異なります。
- マダニ類は、固い外皮に覆われた比較的大型(種類にもよりますが、成ダニでは、吸血前で3から8ミリ、吸血後は10から20ミリ程度)のダニで、主に森林や草地等の屋外に生息しており、市街地周辺でも見られます。
(下記の写真は、国立感染症研究所昆虫医科学部を参照したものです。)
【フタトゲチマダニ】
【タカサゴキララマダニ】
主な症状
ウイルスを保有するマダニに咬まれた後、6日から2週間程度の潜伏期間を得て、発熱、倦怠感、食欲低下、消化器症状、リンパ節腫脹、出血症状を起こします。
時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)を起こします。
感染経路
多くの場合、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染すると言われています。
インフルエンザのように容易に人から人に感染して広がるものではないとされています。
予防のポイント
(出典)マダニ対策、今できること(国立感染症研究所)
マダニに咬まれないようにすることが重要です。
特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては注意しましょう。
- 草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。
- 服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がお薦めです。
- DEET(ディート)という成分を含む虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。
- また、屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認して下さい。特に、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏などがポイントです。
・国立感染症研究所「マダニ対策、今できること」(外部リンク)
もしマダニに咬まれたら
マダニ類の多くは、人や動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いもので10日間)吸血します。
- 吸血中のマダニを見つけた場合は、自分でとろうとせず、できるだけ医療機関(皮膚科)で処置しましょう。
(無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残ってしまい、化膿することがあります。) - マダニに咬まれた後に、発熱等の症状があった場合は、医療機関を受診しましょう。
医療機関の皆さまへ
SFTSの届出基準を満たす患者を診察した場合、保健所保健予防課(電話:093-522-8764)までご連絡願います。
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