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ジカウイルス感染症(ジカ熱)

更新日 : 2020年5月20日
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中南米を中心に、ジカウイルス感染症が多数報告されています。

 ジカウイルス感染症(ジカ熱)は、デング熱及びチクングニア熱と同様、蚊を媒介して感染します。また、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。

 海外の流行地域へ出かける際は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意してください。

(注)妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、特に妊娠中又は妊娠を予定している方は、流行国・地域への渡航を可能な限り控えるなど、十分な注意が必要です。

・厚生労働省:ジカウイルス感染症の流行地域(外部リンク)

妊娠中の方、妊娠の可能性のある方へ

 「妊娠中にジカウイルス感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあることから、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方は流行地域への渡航を控えてください。

(注)世界保健機関(WHO)は、2016年3月8日、妊婦は流行地域への渡航をすべきでないと勧告しています。

流行地へ渡航される方、帰国された方へ

性行為により男性から女性パートナーへ感染した事例が報告されてます。

性行為による感染等のリスクを考慮し、流行地域に滞在中は症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。

流行地域からの帰国者は、症状の有無にかかわらず、虫よけ剤の使用など蚊に刺されないための対策を少なくとも2週間程度は特に注意を払って行うことを推奨します。

流行地域から帰国した男女は、症状の有無にかかわらず、少なくとも6か月、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。

・厚生労働省
ジカウイルス感染症について(外部リンク)
ジカウイルス感染症に関するQ&A(外部リンク)

・国立感染症研究所
 ジカウイルス感染症は(外部リンク)

・厚生労働省検疫所
 海外感染症情報(外部リンク)

ジカウィルス感染症について

ジカウイルス感染症は、ジカウイルス病と先天性ジカウイルス感染症をいいます。

ジカウイルス病は、後天的に、ジカウイルスが感染することにより起こる感染症で、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などが主な症状です。

ジカウイルスは母体から胎児への垂直感染を起こすことがあり(先天性ジカウイルス感染症)、小頭症などの先天性障害を起こす可能性があります。

ジカウィルス感染症の流行地域については、下記をご覧ください。

・厚生労働省:ジカウィルス感染症の流行地域(外部リンク)

感染経路

ジカウイルスを持った蚊がヒトを吸血することで感染します(蚊媒介性)。基本的に、感染したヒトから他のヒトに直接感染するような病気ではありませんが、輸血や性行為によって感染する場合があります。また、感染して全員が発症するわけではなく、症状がないか、症状が軽いため気付かないこともあります。
 妊娠中の女性が感染すると胎児に感染する可能性があります。

予防のポイント

 ヒトスジシマカは、早朝・日中・夕方(特に日没前後)に活動し、ヤブや木陰などでよく刺されます。
 ヒトスジシマカが活発に活動する日中に、屋外で活動する場合には、できるだけ次のような対策をして蚊に刺されないようにしましょう。

  • 肌を露出しない長袖、長ズボンを着用する
  • 素足でのサンダル履きを避ける
  • 白など薄い色のシャツやズボンを選ぶ(蚊は色の濃いものに近づく傾向がある)
  • 露出する部分には虫除けスプレーなどを使い、蚊を寄せ付けないようにする
  • 蚊取り線香などを使って蚊を近づけない   など

 ネッタイシマカは屋内で活動しますので、屋内での服装や対策に留意してください。

感染症媒介蚊啓発チラシ「蚊に刺されて起こる感染症に注意しましょう」(PDF形式:1,229KB)

医療機関の皆さまへ

ジカウイルス感染症は、平成28年2月15日より感染症法の四類感染症に追加されました。(医師による保健所への届出が義務となります。)

ジカ熱の臨床上の特徴
症状 主として軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、疲労感、倦怠感など
(一般的にデング熱、チクングニア熱より軽症といわれている。血小板減少などが認められる場合あり)
潜伏期間 2 日から12日(多くは2日7日)
感染経路 ウイルスに感染した媒介蚊の吸血によりヒトへ感染

ジカウイルス感染症 を疑う症例 の要件

 次の(1)から(3)にすべて該当し、かつ、他の感染症又は他の病因によることが明らかでない場合、ジカウイルスへの感染が疑われるため、ジカウイルス感染症を鑑別診断の対象とする。ただし、医師がジカウイルス感染症を疑う症例については、この限りではない。

(1) 「発疹」又は「発熱(注1)」を認める

(2) 「関節痛」、「関節炎」又は「結膜炎(非滲出性、充血性)」のうち少なくとも1つ以上の症状を認める

(3) 流行地域(注2)の国から出国後2日から13日以内に上記の症状を呈している

(注1) 発熱は、ほとんどの症例で38.5度以下との報告がある

(注2)流行地域【厚生労働省ホームページ(外部リンク)】

 症例の臨床所見を踏まえ、ジカウイルス感染症が強く疑われる場合は、保健所保健予防課(電話:093-522-8711)へご連絡くださいますようお願いいたします。

届出基準・届出様式等

「国立感染症研究所ホームページ(蚊媒介感染症診療ガイドライン(第5版)」(平成31年2月7日)」(外部リンク)

「厚生労働省ホームページ(感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について)」(外部リンク)

「厚生労働省ホームページ(自治体、医療機関向けの情報について)」(外部リンク)

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保健福祉局保健所保健企画課
〒802-8560 北九州市小倉北区馬借一丁目7番1号
電話:093-522-5721 FAX:093-522-8775

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