目的
本市では、人口減少や超高齢化が進行し、激甚化した災害が頻発している状況においても、まちの機能を維持していけるよう、住宅や商業、医療、福祉などといった都市の機能をまちの中心部に集めることで、持続可能な都市構造の実現を目指しています。
このような中、西日本を中心に甚大な被害をもたらした「平成30年7月西日本豪雨」では、本市においても、甚大な被害を受けており、市内で発生した407件の崖崩れのうち約7割が、市域の1割にも満たない市街化区域内の斜面地で集中して発生しました。
そこで、市としては、このような災害から市民の生命や財産を守る一環として、災害対応力等に課題を抱える斜面地などにおいて、新たな開発により市街化が拡がらないよう、市街化区域を市街化調整区域へと見直す「区域区分見直し」に取り組むこととしました。
経緯
本取組の経緯は、以下の表のとおりです。
日程 | 内容 |
---|---|
令和元年12月 | 「北九州市区域区分見直しの基本方針」策定 当初見直し候補地公表(八幡東区) |
令和3年3月 | 当初見直し候補地公表(6区) |
令和4年3月 | 見直し候補地修正案(第1版)公表(八幡東区) |
令和4年4月 | 見直し候補地修正案(第1版)公表(6区) |
令和5年2月 | 見直し候補地修正案(第2版)公表 |
令和5年9月 | 都市計画原案縦覧 |
令和6年4月 | 都市計画案縦覧 |
令和6年9月 | 都市計画案(最終案)縦覧 |
令和6年11月 | 都市計画審議会へ付議(第94回都市計画審議会) |
令和7年1月 | 都市計画変更告示(永久縦覧はこちら) |
面積
市街化区域から市街化調整区域へと見直した面積は、以下の表のとおりです。
行政区 | 面積(ヘクタール) |
---|---|
門司区 | 約105 |
小倉北区 | 約7 |
小倉南区 | 約7 |
若松区 | 約49 |
八幡東区 | 約71 |
八幡西区 | 約14 |
戸畑区 | 約10 |
7区計 | 約263 |