北九州市には、JR、モノレール、筑豊電鉄、及び路線バスにより、充実した公共交通ネットワークが形成されており、それを補完するおでかけ交通を含め、他都市と比べても遜色のない公共交通サービスが提供されています。
しかしながら、人口減少やマイカー利用の増加に伴い、本市の公共交通利用者はこの20年間で約4割減少しています。
このまま利用者の減少が続けば、公共交通の衰退が進み、公共交通以外に手段を持たない高齢者や学生などの生活のための移動が制約されることが懸念されます。
そこで、市民・企業・交通事業者・行政が一体となり、既存の交通機関を有効活用し、その維持や充実・強化を図るため、「北九州市環境首都総合交通戦略」を平成20年度に策定しました。
この戦略の中の主要な施策の一つとして、「意識の向上と実践」に向け、モビリティ・マネジメント(MM)に取り組むことにしています。