がけ崩れや土石流、地すべりなどの土砂災害は、すさまじい破壊力をもつ土砂が、一瞬にして多くの人命や住宅などの財産を奪ってしまう恐ろしい災害です。傾斜が急な山が多く、台風や大雨、地震などの多い日本では、その地形的・気象的な条件によって、土砂災害が発生しやすい環境にあります。
土砂災害は大雨や地震をきっかけとして発生することが多いですが、長い間風雨にさらされて地盤がもろくなった急な斜面などは、突然崩れることもあります。
土砂災害が発生する前には前触れ(前兆現象)が現れることがありますので、何かいつもと違うと感じたら、斜面に近づかないようにしましょう。前兆現象の詳しい内容は、北九州市防災ガイドブックで確認してください。
土砂災害の被害を防ぐためには、一人ひとりが土砂災害から身を守れるように備えておくことが重要です。普段からハザードマップで土砂災害警戒区域の場所を確認し、近くに住んでいる方やいつも通行する方は、特に注意をしてください。