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・新型コロナワクチン3回目接種
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令和3年11月18日
【コメント】
・新型コロナワクチン3回目接種

更新日 : 2021年12月1日
ページ番号:000161218
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(1)新型コロナワクチン3回目接種について(資料なし)

月日:2021年11月18日
場所:北九州市役所

出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

令和3年11月10日北九州市長記者会見画像
令和3年11月10日北九州市長記者会見画像

市長
それでは、まず新型コロナ感染症対策、ワクチンの3回目の接種についてご報告させていただきます。この発表案件につきましては、後ほど画面にエッセンスを出してまいります。国におきまして11月15日、「予防接種・ワクチン分科会」が開催されました。コロナワクチン3回目接種の対象者、使用するワクチン、2回目接種からの接種間隔など、現時点の内容が決定されたところであります。なお、接種間隔につきましては、原則として、2回目接種から「8か月以上後」とされました。地域の感染状況などを踏まえまして、自治体の判断で8ヶ月より前に追加接種を行う場合でも、「6ヶ月以上は間隔を空けること」と、このように国のほうでは決めたところであります。ワクチンにつきましても、2回目接種から8か月経過者の人数に基づいて配分される予定であるということです。そこで本日は、それらを踏まえまして、今後の北九州市における3回目のワクチン接種につきまして、現在決定している内容などをお知らせいたします。まず、画面をご覧ください。国が決めたとおり、「8か月後」から接種を行う方向で準備を進めております。次の画面であります。接種券送付と接種開始の時期であります。医療従事者の方については、これまで県において実施したわけですが、今回は市の主体で実施いたします。まず接種は、12月1日から開始予定であります。接種券は、11月29日から12月上旬にかけて送付してまいります。次に、市民、高齢者などへの接種についてであります。一般の方につきましては、来年1月から順次接種を行います。接種券につきましては、「2回目接種から8ヶ月到来」に合わせて、順次送付を行います。なお、接種のピークは2月から6月頃と見込んでおります。次の画面をご覧ください。円滑なワクチン接種に向けた対策であります。現在、1回目、2回目接種時の取組を検証いたしまして、3回目接種を円滑に進める方策を鋭意検討しております。具体的に申しますと、これはあくまでワクチンの十分な供給を前提とするわけでありますが、予約可能者の数に対して、予約枠を十分に確保することです。接種券につきましては、前回よりも細分化して送付することで、予約行動の分散化を図ります。次に、コールセンターや受付窓口の体制を強化し、拡充いたします。次に、集団接種と個別接種を併用することにいたします。これは、市民の中にも、かかりつけ医をはじめとして、クリニックなど、「勝手を知ったところでぜひ接種を受けたい」という方が少なくないこともございまして、医師会と協議の上で「併用する」ということにいたします。詳細につきましては決定次第、随時お知らせしてまいります。また、実施の日時、会場、接種体制などの詳細についても鋭意調整を続けておりまして、こちらも決定次第、順次お知らせさせていただきます。なお、他の自治体から北九州市に転入された方、大変お困りのケースもあろうかと思います。他の自治体で2回接種されて、北九州市へ転入された方につきましては、本市から3回目の接種券をお届けするためには、ご本人からの申請が必要となります。申請に必要な接種券発行の申請書は、区役所窓口にお越しいただくか、あるいは市ホームページから入手できます。申請書に記載の上、区役所窓口に提出いただくか、または郵送によって申請いただきたいのであります。これは、国や関係者の間でも議論は始まっておりますけれども、VRSの情報を他の自治体の関係についても閲覧できるようになりますと、かなりその点はスピーディーに運ぶわけでありますが、現時点におきましてはそれができませんので、ご本人の申請が必要となるということについてご理解をいただきたいのであります。円滑な3回目接種の実施に向けまして、引き続きしっかりと取り組んでまいりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。この点に関係いたしまして、北九州市の最近の感染状況の中で、小学校、あるいは保育園などでクラスター疑いが発生しておりますので、この点につきましても触れさせていただきたいと思っております。北九州におきましては、10月23日から6日間連続で感染者の確認はゼロという、非常に低い水準が続いたわけでありますが、11月に入りまして、昨日までに55名の感染者が確認されております。このうち、中学生以下の子どもの感染者は、小学校、保育園でクラスター疑い、事例が発生するなど、約半数の26名が確認されております。これらの子どもの感染状況を、保健所でもいろいろ調査しているわけでございますが、家庭内で親の世代から子どもに感染した可能性が高いと思われます。11月の感染者のうち、20代から40代の方で陽性となった方は19名ですが、このうち、ワクチンを2回打っておられない方は14名を占めております。会話の際のマスク着用など、警戒を怠ることなく、基本的な感染防止対策の徹底を続ける必要があります。また、家庭内におきまして、子どもさんと接することも大人は多いわけでありますから、子どもの感染、家庭内感染を防ぐ意味でも、アレルギー等をお持ちでない方につきましては、ぜひワクチン接種を検討いただきたいと、改めて市長から要請させていただきたいと思います。それでは、ご質問を承ります。

記者
2点ほどお伺いしたいと思います。1つ目は、先ほどの3回目のワクチン接種なのですが、ワクチンの種類、北九州はこれまでファイザー社製が中心だったかと思うのですが、3回目は、ワクチンの種類はどの種類になるのかが1つ目と、もう1つ目、3回目接種とはちょっとまた別の話なのですが、市長が先ほど「小学校や保育園、子どもの感染が増えている」、あるいは「クラスターが発生している」というお話だったのですが、今、あちこちで議論されたり課題になっております、「子どもへのワクチン接種」について、もし北九州市で方針等、現時点でどうなっているのか、あるいは市長のお考えはどうなのか、この点についてもお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

市長
ワクチン接種につきましては、12月と1月については、ファイザー社(製)のワクチンを接種する予定でございます。現在の国の検討状況、方針によりますと、モデルナ(社製)を含めて選択ができるようになるのは2月以降と聞いておりますので、当面、12月と1月についてはファイザー社(製)で接種を考えております。子どもへのワクチン接種につきましては、確かにアメリカをはじめ、先進国でも検討されている事例がありますし、国内においても議論は始まっております。ただ、医療の専門家の間でも、小さな子どもさんへのワクチン接種については、まだ議論が続いているのではないかというふうに感じております。市としましては、既にこうした中央における状況も踏まえまして、医師会など、医療専門家と意見交換は始めておりますが、今後は小児科医会など、専門的な医療の関係者の意見も踏まえ、そして国の方針がどのようになるか、しっかりと注視して考えていきたいと思っております。私自身はどう考えているかでありますが、当初、ワクチン接種が日本は遅れていた時期があります。イスラエルだとかヨーロッパは非常に進んで、アメリカも進んでおりました。しかし、気が付いてみると、日本国民はしっかりとワクチン接種の対応も進めてきております。ヨーロッパやアメリカと比べても、一部はまだ日本より(ワクチン接種率が)高いところはありますが、日本はかなり高い水準に来ております。そして、ドイツなんかでも1日4万から5万人の感染者が確認されている、イギリスもそれぐらいであります。アメリカもすごい状況であります。こうした状況を考えますと、ワクチン接種については、その過程において、いろんなことがあったわけでございますが、皆でそれが、自分として受けるかどうか、任意によって選択をして今日に至り、感染者の数だけを見ると、世界中を見ても、最もベストパフォーマンスの状況に今あるのではないかと自分は感じております。そういう中にあって、小さな子どもたちに感染が広がる事例が北九州で、目の前で起こっておりまして、どうしても親と一緒に生活をしているわけでありますので、その子どもたちを守る時に、ワクチン接種の議論はまだ続いているわけでありますが、親御さんのほうがアレルギーだとか、あるいはお医者さんから止められているとか、いろんなケースもあろうかと思います。そういう方は別にして、受けられる方につきましては、もう一度ワクチン接種を検討していただければありがたいと、このように今は思っておりますので、あとはその国の議論、医療専門家の議論というものを注視して考えていきたいと思います。

記者
ありがとうございました。幹事社からは以上です。

記者
(2回目接種の)6ヶ月(経過後)から打つことができるみたいな話、「ちょっと前倒し」っていうような話が上がって、報道でそういった部分が出て、全国の自治体でちょっと困惑されるようなところもあったかと思うのですけども、北九州市としてはいかがでしたか。

市長
途中の段階で様々な報道がありまして、6ヶ月となりますと、かなりの方が対象になります。それはそれとして、国で決まったら最大限の努力はするつもりでおりましたが、その間、いろんな経緯が行きつ戻りつしたものですから、結論が出るのを、注視していたわけであります。この「何ヶ月後が適当か」ということについては、お隣の韓国なんかでも、非常に感染状況、落ち着いていた国だと思うのですけれども、最近になってまた非常に増えて、3回目の接種を急ぐような話が今ニュースで報道されております。従いまして、それぞれの国におきまして、「どのようにするか」ということについては熱い議論が続いている最中にあると思います。本市としましては、いずれにしても、困惑もしましたけれども、最終的にその議論を集約する形で、政府がどのように決定されるのかを見守っていたということであります。従いまして、また「感染の急拡大」ということで、極めて緊迫した事態になれば自治体としても、これは、「一市町村」というよりは、「県との連携」というものも大事だと思いますけれども、それは、そういう状況が察知されれば、早め早めに県知事とも相談して、「どうするか」というものを決めていきたい。今は「8か月(後)」ということでいきたいと思います。

記者
すみません、「急激な感染拡大」とか、あと今出ている小学校や保育園でのクラスター疑いっていうところで、「(3回目接種の開始が)今月」とか、もし仮にそういうふうな判断になったとしても、北九州市としては、対応は可能な状況ですか。

市長
今の状況は、全国的に大変落ち着いている中で、(北九州市は)小学校、保育(園)という小さな子どもたちの間でクラスター疑いが発生していると、その状況は市長としても大変心配しております。これから忘年会シーズン、年末年始で人が動く時でもありまして、市民の皆様方に感染症対策の徹底はお願いするにいたしましても、現下の状況というのは、自分としてはかなりシリアスに受け止めているところであります。ただ、これまで69万人の方が2回接種を終えておられるわけですが、そのうち、2回目接種したにもかかわらず感染したというブレイクスルーの、陽性の方は429人に今なっております。そういう状況でございますので、ワクチン接種の状況の中で、10代、20代、30代の方は7割前後ぐらいで止まっております。その方々がもう一度、家庭内感染を防ぐ意味からもワクチン接種をご検討いただいて、それが前に進めば、それで当面、何とかこれを切り抜けたいものだと、このように考えております。

記者
分かりました。ありがとうございます。

記者
ワクチン接種の関係、12月から「医療従事者から」というところでしたが、福岡市のほうでも何かいろいろ検討があっているようですけれども、医療従事者の方は、北九州市内の病院に勤務の方も、他の自治体にお住まいの方で、こちらで、医療従事者の方で勤務する方もいらっしゃると思うのですが、もちろん他自治体も(3回目ワクチン接種の準備を)進めていくとは思うのですが、スピード感とかっていうところであったり、また、北九州に非常に重要な医療機関が多い中でというところで、今、自治体がやる中でも何か職場接種的なところであったりとか、もしくは他自治体と連携しながら、北九州に勤務する他自治体にお住まいの医療従事者が素早く接種できるような体制とかを整える等の、やや細やかなところかもしれませんが、その辺のご検討というのはどういう状況かというところをお聞かせください。

市長
本市におきましても毎年、大変多くの方が転入・転出されるわけであります。それは、多くの自治体においても大なり小なりそういう傾向があります。そこで、その接種状況がVRSに入力されているわけでありますが、それを閲覧できるようになれば相当効率的なに対応が可能になります。ただ、この「個人情報の閲覧」ということについては大変慎重な、厳格な対応が要請されているところでありまして、国におきましても、これから人の移動が大変多くなるわけですから、「どうするのか」という議論はされていると思うのであります。今、一時はその動きを見たいと思いますが、仮に他の自治体が管理しているVRS情報であったとしても、これは法律によって個人情報保護法、あるいはマイナンバーカードを管理する法律においても個人情報の保護がありますけれども、それは国民に対して我々自治体が負っている責務でありますので、自分のところの市民だけの話ではないわけですね。個人情報はきちんと管理しないといけないということであります。そういう意味からいたしますと、日本国内において相当の移動が今後とも続いていくわけでありますので、何らかのガイドラインが国から示されて、VRS情報については、しっかりと「個人情報の保護」という原点に立って、何らかの対応が、改善ができないかということは、私個人としては期待して見守っております。

記者
ありがとうございます。今の部分、主に転入の部分、転入された方の部分かと思うのですけども、その前段、転入はしてないのだけれども、医療従事者で、北九州で勤務しているけども、例えば遠賀だとかにお住まいで、北九州の医療機関に勤務している方の接種等が、北九州では12月1日から進むわけですけども、他自治体のスピード感等も併せながらで医療従事者の接種、北九州で働く医療従事者の方が住んでいる自治体に問わず順調に進むというような、円滑に進むというところで、何か近隣自治体さんと連携するようなところがあるのかというところをぜひお聞かせいただければと思っております。

市長
医療従事者もそうでありますし、北九州市はエッセンシャルワーカーへの優遇接種というのを行っております。例えば学校の先生でも、同じ学校の中に市外から通勤されている先生もいて、市民と同じようにワクチン接種を行った経緯があります。従いまして、これは本市に限らないわけでありますが、医療従事者はもとより、いろんな職種の方で、市外の方もここで、あの時はモデルナ(社製)でありましたけれども、接種した経緯がありますので、相当の数にまた上ると思っております。そこで、国の議論も始まっているとは思いますが、結論が出ていない段階で、私どものできることは、窓口にお越しいただいて、私どもがしっかりと対応するということに加えまして、ご本人の申請書がどうしても必要になるということでありますので、大変不自由をおかけしますけれども、当面はそれで対応するしかないと思います。そして、補足がある? 

担当者
今、市長からご説明いたしましたとおり、転入者の方につきましては、やはり法的な制約等もございまして、基本的にはご本人の申請をぜひお願いしたいというところでございます。少し事務的な部分になってまいりますが、今、ご質問のございました、医療従事者の方に限ったお話といたしまして、さっきお話もあったとおり、そもそも、例えば「水巻にお住まいで市内の病院にお勤めの方」とかいうことで、確かに1、2回目の接種の時にも、市内の医療機関で接種されたという経緯があるわけでございます。そうした経緯も含めまして、今、事務的なところといたしましては、1、2回目と同じように、市内の医療機関で接種をできるように、医療機関のほうに調査をかけた上で、ご希望を募った上で接種を進めていこうとしておりますので、ご意向を踏まえた上で、「ご希望の方については市内の医療機関できちんと打てるように」という、方向で準備をしておりまして、接種券自体は、先ほど市長から申し上げたとおり、他自治体の方の分はあくまで他の自治体のほうから送っていただく必要がございますが、医療従事者の方も結局「8ヶ月が到来しないと打てない」ということは一般の方と同じでございますので、当然その時期には(市外の)自治体も接種券をそれぞれが送られると、それは当然送っていただけるものと考えておりますので、接種券はそれを使っていただいて、接種自体は市内の病院のほうで打っていただくと、そうした方向で円滑に進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

記者
3回目の接種を無事に予定どおり受けられるのかっていうのも1つの関心事なのかなって思うのですけども、先ほどの、「8ヶ月経った人から順次(接種券を)送付する」とか「2月から6月頃がピークだ」というお話があった中で、「あくまで供給量が十分だということを前提としたお話」というのが少し気になったのですけど、1回目と2回目は、慌てなくても時間が経てば受けられるという状況だったので、「我先に」と急いで混乱を招いた状況があったのですけど、3回目については、供給量が確保されているか、もしくは確保される見通しなので、「慌てなくていいですよ」という発信になるのか、接種券の発送をより細分化しているので、来た人が申請すれば「普通に受けられますよ」ってなるのか、供給量を含めてまだ不透明な見通しになっているのか、その辺の見解をちょっとお伺いしたいのですけども。

市長
今年の1回目の時は、例えば75歳以上、10万人以上でしたね。接種券を送って、しかもその予約の枠というのは、結果的に小出しの状況になってしまった。だから電話をかけるにしても、予約が取れる状況にしても、大変大きな倍率になってしまったという状況がありました。その反省の上に立って、まずその接種券をお送りする対象も、やはり合理的な数の規模にして、今年の春のようなことが起こらないように、予約枠につきましても、本当は1日、2日ごとにやっていたようなところが最初はあったのですけど、それが1週間になり、2週間というふうに、少し予約が取りやすいような間隔で提供するようにいたしましたが、接種券を送る数と、そしてまた予約枠の状況というものを大幅に改善したいと思っておりますので、今度は円滑にいくように、あらゆる努力を尽くしたいと思っております。

記者
分かりました。ありがとうございます。

記者
子どものワクチン接種の関係で少し詳しく教えてください。厚労省のほうが、5歳から11歳に向けてのワクチン接種を、早ければ来年の2月にも進められるように、自治体に「準備を進めてほしい」という要請があっているかと思います。先ほど市長のお答えの中で、「専門家の意見を踏まえて、国の判断を注視したい」というふうなお話がありましたが、自治体としては、この来年2月の、「早ければ」っていう話でしたが、来年2月の接種に向けての準備をこれから進めていくおつもりなのでしょうか。

市長
医師会、そして小児科医会など、医療の専門家と政府の検討状況を踏まえて、随時、意見交換を行っております。今はそういう段階であります。もし政府のほうで正式にお決めになられれば、もちろんそれに遅滞なく対応できるように準備に入りたいと思います。やっぱり今年1年、ワクチン接種を振り返りまして、忘れることができないのは大学間の職域連携の接種だったのです。医療従事者を確保して、10大学が体制を取るためには大変な苦労が現場にありました。ところが、申請はしたのですけれども、突然ワクチンの供給が1月ぐらい遅れてしまったという、そのために現場が大変困惑したという、混乱をしたという経緯がありますので、あくまでも「体制を取る」ということは、「政府の決定」ということがあって動いたほうがよいのではないかと私自身は思っております。ただ、いろんな諸準備の検討だけはやっておかないといけないので。決まったからと言って、突然、何かその体制を取るというわけにはいきませんので、そのための必要な準備というもの、そして、その大前提として、医師会や小児科医会との十分な意思疎通というものは始めていきたいと思っております。

記者
ありがとうございます。

記者
ワクチンの関係で、ちょっと細かいお尋ねなのですが、一般の方への接種券の配布が、その接種の8ヶ月後からということなのですけれども、これは早い方ですと大体時期は、例えば12月の中旬頃からとか、いつ頃からの配送になるのかというのをお伺いしたいのが1点と、それと、あと2回接種をされた方には区役所への申請が必要ということなのですが、その該当の可能性がある方に、例えば、はがきなどでお知らせをするとか、周知の仕方とか、何か検討されていることがあればお願いします。

担当者
私のほうから申し上げます。まず配送時期でございますが、先ほどご説明申し上げましたとおり、接種の時期としましては、一番早くに本市で1回目、2回目接種をされた方が、最初、民生委員の方などをはじめとした接種を開始しておりまして、(最初に)2回目の接種を終えた方が5月3日ということでございまして、来年の1月に、一番早い方で3回目の接種時期が到来するということでございまして、そこに間に合うようにということで、接種券はお届けするような形で考えております。また、先ほどの転入者の方への働きかけということなのですけれども、それにつきまして、転入者の方の中でも、もちろんご自分の意思を持って、ワクチン接種をされてない方ももちろんいらっしゃいますし、それは先ほどから市長が申し上げているとおり、本市のほうでは、事前に確認することはできないということでございまして、現段階におきましては、そうした方々に一律に、ご自分の意思、それぞれのご意思もあろうかと思いますので、接種の状況も確認できない中で一律にはがきを送るということまでは、現時点では考えてないという状況でございます。以上でございます。

記者
ありがとうございました。

記者
先ほどの幹事社質問の関連で、細かいことを1つだけ確認させていただきたいのですが、先ほど市長、ワクチンの種類、「12月、1月はファイザー社製を予定して、モデルナ(社製)を含めて選択できるのは2月以降」という言い方をおっしゃったのですが、この「選択できる」っていうのは、「接種する側の市民が複数のワクチンから選べる」ということなのか、それとも2月以降、ひょっとしたらファイザー(社製)が確保できなくて、「全量、あるいは一定量モデルナ(社製)に切り替わる可能性がある」という意味なのか、どちらなのでしょう。

担当者
事務的に、補足させていただきます。国のほうで昨日、通知がなされてございまして、まだ市町村への配分量というのは決まっておりませんけれども、2月、3月のところの、国全体でのワクチンの配分量というのは、既に昨日、示されたところでございます。先ほど市長から申し上げましたとおり、2月以降につきましては、ファイザー(社製)とモデルナ(社製)を併用する形でその対象者分を賄うということでございまして、国全体でいきますと、およそ2月、3月で3,700万人分ワクチンが必要になるということなのですけれども、そのうち、おおよそ2,000万回分はファイザー(社製)で1,700万回分はモデルナ(社製)でということで、これが昨日、国のほうが公にしている情報でございます。それで、先ほど申し上げましたとおり、市の接種体制、2月以降のことも含めて、今後詳細は詰めていくわけでございまして、そうした、今後また市町村への具体的な配分量等、時期も含めて詳細が決まってくると思いますけれども、そうしたことも踏まえながら体制を取っていくということでございまして、その状況を踏まえて、市民の方が、例えば「この会場がファイザー(社製)で、この会場はモデルナ(社製)」みたいなことになるのか、そうしたことは今後、詳細を我々のほうでもしっかり詰めていきまして、基本的にはご予約の段階で選択をされるというような形になるのかなという想定はしております。以上でございます。

市長
いずれにしても、先ほどから申し上げましたように、ワクチン接種については、議論の過程において、いろんな紆余曲折がある場合もあるし、そして、今までの経過を振り返っても、正式に国から通知が出て、それで具体的にお知らせをしたほうが混乱を招かなくてよいと思います。そういった意味では、諸準備はどんどん進めてまいりますけれども、先ほど申し上げたように、「どこの場所で、どのように接種をするか」ということは、正式に本市として決定次第、随時お知らせするということであります。

記者
再確認ですが、ということは、場合によっては、ファイザー(社製)やモデルナ(社製)の配分量次第では、「選択」というよりも、「ファイザー(社製)だとお待たせする」とか「モデルナ(社製)ならすぐ打てます」、あるいは逆のケースも起こり得るという理解でよろしいのでしょうか。

担当者
そうですね。今の情報ですと、12月だと「概ねファイザー(社製)がこれくらい」とか、月単位の大まかな情報しか出ておりませんので、その辺、まだ仮定のお話になってまいりますけども、もちろん可能性としてはあり得ますけれども、そこは今後、国の動向をよく注視して、対応を検討してまいりたいと思っております。

記者
ありがとうございました。

記者
細かい件で1つだけ。市長が今日発表された、3回目の接種の準備などの、いろいろやられるその取組については、12月の補正予算で組んでやられるという認識でいいのですか。それとも、もう既に組んでいる予算からお金を引っ張ってやっていくってことなのですか。

担当者
今ご質問にありましたとおり、先日、9月議会の時におきましては、1、2回目の接種、当初、今年の2月の予算で最初に、1、2回目接種の予算で最初に予算を組ませていただいた時には、まだ国の状況も十分、いろいろ決まってなかったこともございまして、9月の補正予算におきまして、1、2回目、その残りの部分についてきちんと行っていくっていうことで、この秋までの予算が先日、議会でお認めいただいたところでございます。この度、また12月の補正予算につきましては、今その辺は検討と言いますか、今後またそれを改めて市のほうできちんと発表させていただく場があろうと思いますので、9月補正 予算におきましては、1、2回目の接種をしっかり行う予算については確保させていただいているところでございまして、それ以降のところは、またしっかりと議会等でもお認めいただいて進めていくことになるのか、方向性としては考えておりますが、また改めて説明の機会があろうかと思います。

記者
すみません、お答えにくい。ありがとうございました。

市長
感染症対策並びにワクチン接種は、本市における当面の最優先政策課題でありますので、万難を排して財源を確保することは当然のことでありまして、その点、全く市民の皆様には、ご心配はありません。ただ、予算のことはまた改めて正式に表明させていただきます。

担当者
他よろしいでしょうか。では以上で終わります。ありがとうございました。

市長
ありがとうございました。

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市長公室報道課
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