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【コメント】
(1)旦過市場における火災
(2)新型コロナウイルス感染症の現状
【発表案件】
(3)新型コロナウイルスワクチン接種
(4)グリーンパークにキャンプ場
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令和4年(2022年)5月20日
【コメント】
(1)旦過市場における火災
(2)新型コロナウイルス感染症の現状
【発表案件】
(3)新型コロナウイルスワクチン接種
(4)グリーンパークにキャンプ場

更新日 : 2023年11月28日
ページ番号:000163349
コメント項目

(1) 旦過市場における火災について(資料なし)

(2) 新型コロナウイルス感染症の現状について(資料なし)

月日:2022年5月20日
場所:北九州市役所

発表項目

(3) 今後の新型コロナウイルスワクチン接種について(PDF:799KB)

(4) グリーンパークにキャンプ場が誕生!(PDF:792KB)

出席者 北九州市長

会見の動画(YouTube)

令和3年12月24日北九州市長記者会見画像
令和3年12月24日北九州市長記者会見画像

市長
 それでは、まず旦過市場の火災についてご報告から始めたいと思います。火災から1ヶ月経ちました。この間、市は、庁内横断的なプロジェクトチームを立ち上げまして、連休中も相談窓口を設け、また地元の会議への参加を通じまして、被災された皆様の声をよくお伺いしながら、復旧・復興に向けた取組を進めております。まずは、瓦礫の撤去が重要な課題でありまして、相当程度の費用がかかるということであります。そこで、地元の皆様方が資金を確保するために、クラウドファンディングを立ち上げました。市としましては、広報などでこのクラウドファンディングへの積極的な支援を行っております。多くの方にご賛同いただきまして、目標額を大きく上回る支援が寄せられております。改めて、ご支援をいただいております皆様に深く感謝を申し上げます。昨日夕方の時点で約3,500万円、約1,900件となっております。市としましても、地元企業などに協力の呼びかけを行ってまいりましたが、この度、TOTO株式会社、株式会社安川電機からご寄付のお申し出をいただいております。また、小倉中央商業連合会からお話を聞いているところでは、株式会社タカギからも寄付を受けているという報告であります。貴重な寄付のお申し出に心から御礼を申し上げます。また火災発生後、通行止めにしておりました市場通りの60メートルにつきましては、火災によるアーケードの安全性の確認が必要でありましたが、それを調査の上、通行者の安全を確保するための仮囲いを設置いたしました。通行止めの解除につきましては、道路の安全対策が完了した区間から段階的に規制の解除を実施いたしておりまして、5月14日、全線通行が可能になりました。また、被災された事業者の皆様からは、事業再開に向けて店舗の移転などを検討しているという声をお聞きしております。事業の再開にあたりましては、移転先の確保、資金の調達が課題となっています。これまでも商店街火災の際には、既存の補助制度がありまして、商店街空き店舗活用事業というものをご紹介してまいりました。今回の火災を受けまして、株式会社メイト黒崎が破産申し立てをした際の対応を参考にいたしまして、この制度に、火災や災害の場合に、補助率や上限額を拡充するよう検討しているところであります。制度の拡充には予算措置が必要となりますので、5月26日、市議会経済港湾委員会があります。そこで報告いたしまして、6月補正予算に盛り込んで、提出させていただく予定で鋭意準備を進めております。また、現在、被災者の皆様が、瓦礫撤去など、復旧活動を目的といたしまして、旦過地区復旧対策会議を立ち上げておられます。具体的な取組が進みつつあります。この会議には、市もオブザーバーとして参加するなど、地元にもしっかり寄り添って支援に鋭意努めてまいります。以上が、旦過市場の火災についてであります。
 次に、(新型コロナウイルス)感染症対策でございます。今までの本市における感染症の状況は、このグラフを見ていただけると、高止まりをしている状況がよく窺えると思います。引き続き、このグラフを見ても分かりますように、適切な感染症対策というのは、今後とも必要であるということを改めて感じております。さて、その中で、夏になりますと、熱中症という問題が生じやすくなります。この熱中症のおそれという問題への対応もありまして、政府におきまして、マスクの着用についての議論が鋭意進められております。昨日、アドバイザリーボードから、国のほうに、今後のマスク着用についての基本的な方針について説明があったところでありまして、近々、国としても方針を確定して、関係方面、自治体のほうにも通知があるものと思いますが、やはり様々な世論調査、あるいは、このマスクの着用をめぐって、連日のようにメディアにおいて街頭インタビューなどが行われておりますが、やはりもう屋外においては、会話をしないとか、距離を取っていたらもういいんじゃないかというふうに、積極的に歓迎する声もあれば、やはり、これまでずっと2年あまり、このマスクで感染症に対応してきた経緯もあって、どこに行っても、まだまだ感染者数が多いこともありますので、やはり不安を感じるという声もたくさん紹介されている現状にあります。従いまして、大事なことはエビデンスであります。専門家による科学的根拠というものをまず踏まえて、マスクを外せる具体的な場面などについて、分かりやすく丁寧に説明していくことが何よりも肝要だと思っております。特に、一般的に、この屋外において距離を取っている場合は、1年前からマスクの着用については、その場に応じて無理をしなくてもよいと、外してもいいですよということは、国も自治体も言ってきているわけでありますが、改めてその確認と同時に、声を出さなければ、距離がそんなに取れなくても、外してもよいのではないかという方針が示されようとしております。しかし、公共的な場、人ごみであるとか、交通機関を利用する場合には、引き続きマスクの着用が必要であるということも示される見込みであります。いずれにしましても、丁寧な場面の説明が必要だと思います。とりわけ、この2歳未満の乳幼児のマスク着用につきましては、保護者の中にも様々な意見がありますし、これは、保育所におきましても、対応が大変に苦慮されてきているテーマでもあります。ぜひ現場の様々な対応を踏まえて、分かりやすく丁寧な方針の通知が急がれると思いますので、政府の動きを注視したいと思います。次に、子育て世帯生活支援特別給付金についてであります。今週の月曜日に、報道機関の皆様には情報提供をさせていただいております。政府が決定した、低所得の子育て世帯に対する給付金については、真に生活に困っている方に1日も早くお届けすることが重要と考えております。そこで、児童扶養手当受給者のひとり親世帯に対しましては、プッシュ型で今月末の5月31日(火曜日)に支給いたします。今後も子育て世帯を力強く支援していくために、市民ニーズに合ったスピーディな対応に努めてまいりたいと考えております。
 次に、ワクチン接種であります。政府の方針に示されておりますように、5月下旬から、2回目接種から5か月以上での接種が可能となります。市の対応でありますが、来週、これは国が施行日を決定したあとでありますが、1ヶ月分の接種券を、前倒しでお送りいたします。対象は、昨年11月下旬から12月下旬に2回目接種を受けた方で、約8,000人となります。翌週以降も引き続き、2回目接種から5か月経過した方に順次お送りしてまいります。これまで同様、接種券が届いた方から予約・接種が可能であります。4回目接種についてであります。先月の分科会で概要が決定され、5月下旬から実施可能となります。接種対象者でありますが、4回目接種は重症化予防を目的といたします。対象者を限定して行うということであります。そこで、60歳以上の方と18歳以上60歳未満の中で、基礎疾患がある方などが対象と国の方針でされました。現在、有効性・安全性などの情報から、予防接種法上の努力義務の規定は60歳以上の方々のみに適用されます。基礎疾患のある方には適用されておりません。今後、国におきまして、最新の科学的知見を踏まえて、改めて議論することとされております。接種間隔であります。3回目接種から5か月以上経過後、ワクチンはファイザー(社製)及びモデルナ(社製)を使用することとされております。本市の対応であります。まず対象者数でありますが、モニターに示しております。60歳以上の方は約30万人であります。また、基礎疾患がある方などは約3万人と推計されます。合わせて約33万人であります。ただし、基礎疾患がある方などの正確な人数は分かりません。このため、あくまでも、これまでの接種実績に基づいた推計値であります。次に、本市の対応の接種券の送付・申請であります。60歳以上の方には来週から、3回目接種から5か月経過した方に順次お送りいたします。接種券が届いた方から予約・接種が可能であります。基礎疾患がある方については、ご本人からの申請に基づき、接種券をお送りします。送付時期は、60歳以上の方と同様、3回目接種から5か月経過した時であります。市政だより、市のホームページなどで広報してまいりますが、18歳以上60歳未満の方で、3回目接種を終えた方全員に、まずは申請のお知らせをお送りすることにいたします。4月末までに3回目接種を終えている方には、今月末から来月初旬にかけてお送りいたします。5月以降に3回目接種を終えた方にも順次お送りいたします。まず、対象者に周知するということから始めます。そこで、次に、接種券の申請方法であります。原則として、インターネットで受け付けます。難しい方は、各区役所相談窓口、コールセンターでも申請を受け付けます。なお、申請は自己申告でありまして、医師の診断書などは不要であります。次に、接種体制であります。5月、6月は、引き続き現在の体制で対応いたします。小倉北区のあるあるCity、(八幡西区の)コムシティの2会場、個別接種は6月5日まで実施いたします。そこでいったん終了いたします。7月から高齢者の接種が本格化いたします。対象者が増えますので、体制拡充を予定しております。詳細は、後日改めてお知らせいたします。予約相談体制であります。引き続きインターネット、コールセンター、各区役所相談窓口で対応いたします。対象の方が増えてまいりますので、7月から体制拡充を予定しております。市民センターの予約窓口の設置など、詳細につきましては、後日改めてお知らせいたします。市民の皆様への呼びかけでありますが、市としましては、希望される全ての市民が円滑に接種を受けられるように、引き続きしっかりと取り組んでまいります。市民の皆様方も、感染状況が高止まりしていることもございます。基本的な感染防止対策の徹底と併せまして、1回目から3回目の接種も含め、早めのワクチン接種をぜひご検討いただきたいのであります。
 次に、グリーンパークのキャンプ場を整備する案件について皆様にお知らせしたいと思います。まず画面をご覧いただきますと、キャンプ場のイメージパースがあります。これまで、アウトドアでのリフレッシュを楽しんでいただけるように、都心近郊のフィールドでアーバンアウトドアを推進しているわけでありますが、若松区に本市最大規模のグリーンパークがあります。民間事業者から、公園施設の設置管理許可制度を活用したキャンプ場を整備できないか、そして運営できないかという申し入れがありまして、この度、新たにキャンプ場の整備を行うことといたしました。事業者は、響灘アーバンアウトドアパートナーズであります。キャンプ場の名称は、「HIBIKINADA CAMP BASE(ひびきなだ キャンプ ベース)」、これは仮称でありますが、来年3月に開業を予定しております。このキャンプ場の最大の魅力は、都心に近く、“公園で遊んで公園に泊まれる”ということであります。また、画面をご覧いただきますと、充実したアクティビティ、遊具写真というものをここに掲載しておりますが、グリーンパークには、ギネス世界記録に認定された、100人乗りの「世界最長のブランコ」をはじめ、西日本初めての大型ネット・アスレチック「空中冒険遊具あみ~ご!」があります。また、恐竜の時代を体感できる「響灘ディノパーク」など、充実したアクティビティが豊富に揃っております。今回のキャンプ場の整備によりまして、1日中遊んだあとは、この公園の中でゆっくりとキャンプを楽しむことができるようになります。またキャンプ場で提供される食材につきましては、北九州市内で生産された食材を中心に提供する予定です。この他、キャンプ場内のイベント広場では、遊び体験ができるイベントの開催に取り組んでいく方針です。具体的には、防災に対する意識向上を目的に、災害時に使えるキャンプ道具や、災害食を集めた食イベントなどを計画していると聞いております。グリーンパークにおきましては、都市公園の豊かな緑とアウトドアライフの、それぞれの持つ魅力を最大限に活かしまして、来園者の方に、公園の新しい使い方、またサービスを提供してまいります。グリーンパークが、これからマイクロツーリズムの新たな拠点として、市内外の多くの皆様に愛され、本市の魅力向上に繋がっていくことを期待しております。それでは、ご質問を承ります。

記者
 まず最初に、旦過市場の関係でちょっとお話しいただきましたクラウドファンディングの寄付に関しまして、(株式会社)安川電機であったりとか、(株式会社)タカギのほうからも寄付のお申し出があっておられるということだったのですけれども、この寄付は既にもうクラウドファンディングのほうで行われたという理解でよろしいでしょうか。

市長
 寄付をするという意思が確認されたということと、実際に寄付をされたともう既に、というのは両方あります。

記者
 ありがとうございます。それと、あと、同じく旦過市場に関連しまして、メイト黒崎の時の事業(商店街空き店舗活用事業)を活用して、被災店舗の事業者の方を支援されるということだったのですけれども、それは、そのメイト黒崎の時の支援と同じような形での拡充を考えておられるということでよろしいでしょうかというところと、あと、この補助事業が、商店街の空き店舗の出店に関して補助される事業の拡充だったと思うのですけれども、今回もその商店街の空き店舗に出店される際に補助されるということなのでしょうか。それとも、もう少し拡大されるようなことも検討されていらっしゃるのでしょうか。

市長
 先ほど申し上げましたように、商店街の空き店舗対策は非常に重要な課題でありましたので、その店舗を活用する事業というのはこれまでやっていたわけなのですが、このメイト黒崎の破綻という問題は、これは本市の西部地域のみならず、市全体の地域経済にとりましても衝撃的な事案でありました。そういう中で、いかにして地域経済への影響を小さくし、そしてまた、できることならば黒崎地域内で営業を継続していただけないかという思いで、いろんな策を考えまして、今までにある制度を思い切って、補助率、また限度額を延ばすと。そういう措置を、メイト黒崎ビルの閉店対策として講じたという実績があります。今回火災で、あまりにも多くの店舗が被災したということ、それから、長引くコロナ禍において、体力的に商店街は非常に今、苦労を余儀なくされております。しかも、北九州の台所のシンボリックな存在でありまして、市内外からも復旧・復興を望む声が多数寄せられております。そうした諸々のことを考えまして、過去に講じた空き店舗対策で、最も大きな支援を行ったのがメイト黒崎ビルの対応でありましたので、それと同規模のものを行うということであります。従いまして、火災とか災害に対してこの制度を活用するのは初めてとなります。これが1つであります。この最初のメイト黒崎ビルの時には、黒崎の空き店舗も結構ありましたので、こちらのほうに是非ということで私ども対応したわけでありますが、今回、旦過市場全体を見渡してみて、このような空き店舗が確保できるかとなると、なかなか難しい面もあると思います。現在、小倉中央商業連合会が今一生懸命、関係団体と一緒になって、復旧・復興をされていくわけでありますけれども、そこには、その周辺の地域の加盟店もあります。そういうことで、まだ確定はしておりません。どの地域に店舗を確保して再開するかについて確定はしておりませんが、この小倉中央商業連合会をはじめ、地元の商店街の方々とよくすり合わせをして、少し旦過の周辺に広げる可能性があります。これは地元の、今、復旧に向けて懸命に頑張っていらっしゃる方々の思いをよく承って確定したいと思っておりますが、そういう方向で広げる可能性があります。

記者
 ありがとうございました。そしてまた、今お話しいただいたように、災害・火災に関して適用されるのは初めてということだったのですけれども、今後、同様に、商店街等で同じように火災であったり、自然災害があった場合も、起きる可能性もあると思うのですけれども、今回はこの臨時的な、特例的な措置っていう形で、一時的に、緊急的に対応されるというお考えなのでしょうか。それとも、今後、同様の事案があった時はすぐに対応できるようにというようなことも考えておられるのでしょうか。

市長
 これは予算措置を伴いますので、先ほど申し上げたように、議会に提案し、議論があると思います。今、質問がありましたような内容も、当然、どうするのかという問い合わせもあると思います。そういう議会での質疑を踏まえて今後の方針を確定していくわけでありますが、基本的に行政の、私どもの思いとしましては、これを機会に、同様の災害で本当に大変ご苦労をされている方々への支援策として、これを原則として続けていくということを念頭に置いております。ただ、予算措置を伴いますので、議会での質疑を踏まえ、議員の皆様方のご理解と賛同のもとに、そのことを確定したいと思います。

記者
 もう1点。発表とは関係ないのですが、同じく旦過市場に関してなのですけれども、旦過の新旦過地区に関しまして、消防局のほうから、立ち入り検査っていうのを2年ぐらい前に行われていたそうでして、防火管理者の選任であったりとか、消防計画の作成をしたほうがいいんじゃないかというような指摘も、管理会社さんのほうに行われていたようなのですけれども、その後、対応がまだされてなかったというようなことでちょっと伺っているのですが、消防局のほうからの、消防法上は、問題ないということはないと思うのですけれども、その義務はなかったということだと思うのですが、その管理会社への指摘であったりとか、対応の求め方っていうのは、不足はなかったというふうに思われますでしょうか。

市長
 防火管理者の設置、それによる、例えば防災訓練その他一連のことについては、消防法の法律によって規定されております。30人以上の不特定多数の方が出入りする場所というのが念頭にある規定になっておりますが、新旦過地区におきましては、そのような規模の店はないということです。しかし、消防局としましては、木造密集の地域の中にありますので、所有者が何店舗か持っているというところがありますので、そこで一体的に経営されているという、その新旦過地区の状況に鑑みまして要請をしたと。法律に基づくものではないにしましても、やはり非常に災害リスクが高いということで要請したという経緯があります。これについては、国の法律によって運用されておりますので、今回の木造密集の商店街の火災というものがいかに深刻な影響を及ぼすかということを踏まえて、国におきましても、消防法のあり方として、どうすればよいかというのはぜひ検討していただきたいと思っております。

記者
 分かりました。ありがとうございます。

市長
 いずれにしても、この防災の責任者を決めて、そして、計画をつくってください、そして、定期的に訓練をしてくださいという、その一連のことになるわけです。そして、現在、市においては、例えばスプリンクラーは相当コストがかかるわけでありますが、一定の助成制度があります。その他、一定の支援制度が防災上ありますので、そういったものを紹介するとか、その一連の取組であります。消防法の問題でもありますが、今回の大火災を踏まえて、木造密集の商店街などで営業されている方については、注意の喚起は消防(局)としてもしておりますし、これからもその点は、法改正までいかなくても、我々としてやるべきことがあると思いますから、それはしっかりと注意喚起していきたいと思います。

記者
 ありがとうございました。幹事社からは以上です。各社さんあればお願いします。

記者
 旦過市場の関係で何点か教えてください。クラウドファンディングの話もありましたが、地元のほうが、6月の上旬にも瓦礫の撤去を始めて7月末にも終わらせたいというようなお話を、昨日の会議で話されていました。クラウドファンディングも、先ほどお示しになられたように、3,000万ぐらい寄付が集まって、この1ヶ月で、そういった民間の支援の輪というものがものすごく広がっているかなと思います。市長の目から見て、この1ヶ月、旦過の、そういった再建に向けての動きのスピード感とかも含めて、改めてこの1ヶ月の旦過の再建への動きについて思われているところがあればお聞かせください。

市長
 今回の火災関連の報道は全国に発信されましたし、そして、やはり北九州の庶民の台所として非常に有名なところでもあり、そして、外国人の方が行き来している時には観光スポットにもなっていたところであります。たくさんの方々がこの行く末を心配されて、何とか応援したいという、ものすごい数のエールを旦過市場の再生に向けて送っていただいたということであります。改めて、この100年を超える庶民の台所としての旦過市場が市民にいかに愛されているか、そしてまた、困った時には本当に助けようということ、人情に厚い、この北九州市民のハートというものを改めて感じております。感謝の気持ちでいっぱいでございます。それだけに、できるだけ早く再生に向けて復旧・復興の道を歩んでほしいし、そのために市としても最善を尽くしたいという気持ちでいっぱいでございます。瓦礫の撤去というのが真っ先に復興の際の第一段階の重要なポイントでありますが、費用が非常にかかるということ、そしてもう1つは、権利を持っている方々全員の同意を得る必要があるというために、時間がかかるという、このコストと時間という問題がありますが、コスト面におきましては、これだけの大きなご支援のもとで、ようやく見えてきたのではないかと。問題は、8割ぐらいの同意が得られたという段階だと聞いておりますが、できるだけ早く同意が得られて、実際の瓦礫撤去へと進んでいってほしいと思っております。そして今、既に仮設店舗、どこかいい場所はないかというご相談も、もう既に承っておりますので、この旦過、あるいは旦過の周辺の地域において、そのような営業の継続ができないか、そういったこともしっかりとやっていきたいと思います。それと、ここは非常に国も注目するような再整備に向けて、関係者が長い年月をかけて議論し、そして合意したという青写真があります。それだけに、できるだけそれに遅れが出ないように配慮するわけですが、地元の関係者には、この機会に我々の意見も聞いてほしいと、参加を希望する声もあるやに聞いております。その点どうするのか、まずは瓦礫の撤去だとか、その当面の話でもう大変だと思いますけれども、そういったことも含めて、旦過市場全体が北九州市民の誇るべき大事な庶民の台所であると、その象徴的な台所であるということでありまして、その復旧・復興のためには全力で取り組んでいきたいと思っております。

記者
 ありがとうございます。

記者
 4回目のワクチン接種についてお伺いします。これは、早ければ5月下旬中に手元に接種券が届いて、接種開始も5月下旬中に行われるということなのでしょうか。その辺の目途が立っていたら教えてください。

担当者
 今のご質問でございますが、先ほど市長がご説明したとおり、今現在、まだ国の開始日が正式に決まってない状況でございまして、国の開始日が決定次第、接種券をお送りする予定でございます。そのため、お送りしたら、もう翌日から届いてまいりますので、これは仮定で申しますけれども、例えば来週水曜日、5月の25日に国が開始を決定した場合、26日とか27日にもう早い方は接種券が届いてまいりまして、今現在、28日、29日、例えば土日の集団接種などもございますので、その空き状況のところに、すぐにご予約をいただいて接種することも可能ということでございます。以上でございます。

記者
 ありがとうございます。

担当者
 その他、各社さんご質問いかがでしょうか。

記者
 グリーンパークのキャンプ場でお伺いします。SDGs、防災、食育をテーマにしたイベントをということなのですけれども、キャンプ場、いろんなところにありまして、多目的トイレだったり、バリアフリーのことを謳っていても、実際には、車椅子でちょっとした段差でも入れないというようなお声を聞いたことがあります。今回、SDGsをテーマにされているということで、そういったバリアフリーの観点から何か配慮をされていらっしゃることがあれば教えてください。

担当者
 これから整備していきますので、具体なところはまだないのですけれども、そういう、SDGsとかに配慮したようなことを検討していきたいと事業者のほうから聞いております。以上です。

記者
 ありがとうございます。

担当者
 その他、ご質問はいかがでしょうか。よろしいでしょうか。では以上で定例会見を終了いたします。ありがとうございました。

市長
 ありがとうございました。

このページの作成者

市長公室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

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