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令和4年度 善行・人命救助・ボランティア・地域貢献を表彰する「福原賞」表彰式について

更新日 : 2023年4月3日
ページ番号:000167342

 「福原賞」は、学校法人「福原学園」を創設された故福原軍造氏のご遺族から「学校の教育に役立てて欲しい。」というご意向でいただいた寄付金を元に、平成元年に創設されました。前理事長の故福原弘之氏、現理事長の福原公子氏からも重ねてご寄付をいただいています。
 北九州市教育委員会では、子どもたちの健全育成を図るとともに、学校教育の充実・発展に資するために、顕彰すべき行為のあった児童生徒を表彰しています。
 令和4年度は、表彰基準に合致した小・中学生個人83名と4団体が受賞しました。

1 表彰対象

 北九州市立小・中・特別支援学校の在籍する小・中学生で、善行やボランティア活動、地域貢献等顕彰すべき行為のあった個人及び団体。

2 福原賞表彰式 男女共同参画センター ムーブ(対面とオンラインで開催)

  • 日時 令和5年2月2日(木曜日)15時00分から16時00分
福原賞表彰式
福原賞表彰式2
福原賞表彰式3

3 令和4年度受賞者の紹介

個人の部

校種 内容 内容詳細
小学校 善行  重そうな荷物を持ち、疲れていた高齢者に声をかけ、高齢者の代わりに荷物を持って家まで運んだ。
小学校 人命救助  額から血を流し、倒れている高齢者を発見し「大丈夫ですか?」と声掛けをし、意識があり、「大丈夫」と伝えたが、立ち上がることも難しそうだったため、救急車を呼んだ方がいいと判断し、119番通報した。救急車両が到着するまでの間も「大丈夫ですよ、すぐに救急車が来ますよ」等の励ましの声掛けや見守りを行った。
中学校 老人介護  買い物から帰る高齢者がつらそうに壁にもたれかかり、息を整えているところに遭遇し、荷物を抱えての一人での移動が困難に見えたため、生徒たちが高齢者の手を引き、ゆっくり歩行し誘導した。生徒らは手分けをし、荷物を交代で持ったり、手を引いたりなどして助けた。
中学校 人命救助  下校中、高齢者が足を踏み外して転倒し、額から出血している現場に遭遇した。高齢者に意識はあったが気が動転しており、転倒してからの記憶があまりないことや血が出ていたため、立ち上がることはできるものの、買い物した荷物をたくさん持っていることや流血があり、自宅に一人で帰ることが困難に見えたため、高齢者の荷物を持って介助しながら自宅まで付き添った。

団体の部

校種 内容 内容詳細
小学校 地域貢献 地域の「敬老会」「文化祭」等で合唱を披露し、地域の文化的活動に貢献している。また、高齢者施設への慰問演奏にも積極的に取り組んでおり、今年度も5施設に対して合唱を披露した。新型コロナウイルス感染症予防対策のため訪問演奏が困難であっても、リモートで施設と学校をつなぎ演奏を届けるなど工夫している。
中学校 ボランティア 校門前の花植え活動や学校周辺の清掃活動、生徒や地域の方へ向けたあいさつ運動を行った。
活動内容
校門前に花をたくさん植えて、学校や地域をきれいに明るくしている。
活動内容2
定期的に、地域のボランティアと一緒に、学校の周りや地域の公園などを清掃してきれいにしている。

4 児童生徒の言葉 福原賞を受賞して

「勇気を出した声かけ」 小学校3年生児童

 7月のものすごく暑い日、学校の帰り道に買い物袋をとても重たそうに持ってあせをたくさんかいている知らないおじいさんがいました。袋には牛乳パックが3本くらいと他にも食べ物などが入っているようでした。ぼくはどきどきしましたが、勇気を出しておじいさんに「荷物をもちましょうか」と言いました。おじいさんは最初「大丈夫だよ」と断りましたが、遠慮している感じだったので、「持ちます」と言って持たせてもらいました。当たり前のことをしたと思っていたけど、何度もありがとうと言ってくれたのでうれしかったです。今まで勇気が出ない時もあったけど初めて勇気を出して声をかけてよかったです。次は前よりも簡単に勇気が出せそうです。同じような人がまたいたときは、ぼくのできる範囲で手助けしたいと思います。

「あいさつがいっぱい広がるように」 小学校3年生児童

 私は、先生から福原賞をいただけると聞いて、うれしかったし、毎日あいさつ運動などを続けてきてよかったと思います。 
 2年生のころ、校門近くで友達を待っていたとき、地いきのボランティアの方に「手伝っていいですか。」と聞いて、「いいよ。」と言われた事をきっかけに、あいさつ運動やせいそう活動などを始めました。
 あいさつ運動では、最初は、小・中学生からあいさつが返ってこないこともありました。しかし、続けていく中で、今では、中学生や地域の方からもあいさつが返ってくるようになり、うれしいです。また、二学期の落ち葉が多い時期には、八名の友達が清そう活動に協力してくれました。ボランティア活動のわが広がったのも、うれしかったです。私は、4年生になっても、地域の方や友達といっしょにあいさつ運動などを続けていきたいです。

「SDGsでかんきょう問題を学習して」 小学校4年生児童

 一学期の総合的な学習の時間「SDGsについて考えよう」で、僕は、海の生き物や鳥が、プラスチックごみなどが原因でたくさん死んでいることを知りました。自分たちにできることはと考え、七月から、学校周辺の清そう活動に取り組んでみることにしました。
 清そう活動を行ってみると、学校の近くの公園におかしのプラスチックごみが捨てられていることが分かりました。僕は、友達がポイ捨てをしているのを見かけたら、「ゴミ箱に捨てたら。」と注意したいです。また、清そう活動を続けてうれしかったことは、学校周辺がきれいになったこと、参加者が十人くらい増えたこと、そして、福原賞をいただけたことです。これからもSDGsについて考え、自分にできることに取り組んでいきたいです。

「助けたかった気持ち」 小学校6年生児童

 ぼくたちが白棒を持った目の不自由な方を助けたのは、その人を安心させたいと思ったからです。最初は話かけるのにどきどきしました。「本当に困っているのかな。」と思いましたが、ぼくたちは勇気をふりしぼり、「大丈夫ですか。」と声をかけました。すると、その人は困った表情で、「道を教えてくれるかな。」とぼくたちに話しかけてきました。ぼくたちは、小学校の周辺を案内しながら大通りに向かいました。目の不自由な方は、「ここまでで良いよ。」と言いましたが、危ないのではないかと思ったので、その方の自宅まで案内することにしました。ぼくたちは、その方を安心させたいという気持ちだけで行動しました。
 勇気を出して助けた後に、目の不自由な方が笑顔で「ありがとう。」と言ってくれたので、ぼくたちはとてもうれしかったです。ぼくたちは、これからも、一人でも多くの困っている方を助けていきたいと思います。そして、校区を安心できる町にしていきたいと思います。

「福原賞を受賞して」 中学校3年生生徒

 私は、転倒して動けない様子のお年寄りに声をかけました。始めは立ち上がるのだけ手伝ってすぐその場を離れるつもりでした。しかし、足を引きずりながら買い物に向かう様子を見ていると心配になったので、買い物に同行し、お宅まで一緒に帰りました。
 後日、私の行った行為が学校まで伝わっており、気恥ずかしい部分もありましたが、良いことをしたのだなと改めて感じました。
 今回の受賞をきっかけに、学んだことや感じたことが沢山あります。善い行いをすると、自分も相手も笑顔になることやその笑顔は周りの人にまで広がっていくこと、そして勇気を出して行動することの大切さを学ぶことができました。また、自分だったらうれしいなと思うこ事や助かるなと思うことを、他の人に対してできるようになることがとても大事なことだなと感じました。これからも正しいと思うことを、勇気を出して行動に移せるようにしていきたいです。

「福原賞を受賞して」 中学校3年生生徒

 「おはようございます!」
 朝の八時前から活発な挨拶が飛び交う中学校が私は大好きです。
 毎年度初めに募集される挨拶環境ボランティア。私は所属しているソフトボール部の仲間達と挨拶ボランティアに参加することにしました。各曜日、五、六人が振り分けられており、私の初めての曜日は火曜日でした。
 初めの頃は、普段より二十分も早く起きなければいけないことが辛く、憂鬱な気持ちになる日もありました。しかし、活動の中で挨拶が返ってきた時の嬉しさや、チームメイト以外の同曜日担当の同級生、先輩後輩との仲を深められることの楽しさに気づきました。また、本年度はソフトボール部含め、総勢約百人の生徒が挨拶ボランティアの仲間となったことで、さらに多くの仲間と活気あふれる挨拶運動ができるようになりました。
 私は、三年間のこの活動を通して挨拶がもつ「人と人を結び付ける力」に気づくことができました。これからも、後輩たちにはこの活動を続けて学校を明るく元気にしていってほしいと思うし、私自身もこれからの人生に挨拶を欠かさないようにしたいと思います。

「福原賞を受賞して」 中学校3年生生徒

 私は地域のお城や石造物などの貴重な文化遺産が適切な保護をされずに荒廃していく姿を残念に思いました。したがって地域の文化遺産を保存する会に所属し、遺跡保存の手伝いなどを通して多くの人と交流しています。そして、一人でも多くの人に地域の貴重文化遺産に興味を持ってほしいです。
 また、市内には史跡指定をされていない貴重な文化遺産がまだたくさんあります。しかし史跡としての指定を受けていないがゆえに貴重なものと認識されず消滅することが懸念されています。これからは一つでも多く史跡指定を受ける文化遺産が増えることを望みます。これからも文化遺産の尊さを知ってもらう活動を継続していきたいです。そして生まれ育った北九州市の郷土について興味を持った人が増えることを期待しています。

「福原賞を受賞して」 中学校3年生生徒

 自分では、特別なことをしたつもりはありませんでした。しかし、今回このような表彰をいただくことになり、困っている方のために役立つことができたのだと感じました。また、けがをされた方から元気になったということや、「ありがとう」という感謝の言葉をお聞きし、とても嬉しく思いました。
 今後もこのような場面に遭遇したら、困っている方のために役に立つことができるよう行動できる人間でありたいと思います。
 これからも、地域に住む一員として地域の方々と助け合いながら生活していきたいと思います。私たちのふるさとがさらに素敵な町になるように、地域のために力を発揮できる人が増えるといいなと感じました。

「福原賞をいただいて」 小学校6年生児童

 この度は、私たち「北九州市立日明小学校合唱カンパニー」の活動に対し、福原賞を頂き本当にありがとうございます。私たちは、四年生十四名、五年生五名、六年生九名の計二十八名で、「心を育てる」「元気・勇気・力をおくる」を目標に、楽しく活動をしています。平成十七年の創部から、私たちの活動は地域の方々のご理解と応援に支えられてきました。そんな地域のみなさんへ恩返しをしたいと思い、校区の祭りへの出演や地域の老人ホームへの慰問演奏などに積極的に取り組んできました。私たちの歌で「元気・勇気・力」をおくりたいと活動していますが、演奏を聴いてくださった方の笑顔や言葉に、私たちの方が元気をいただいています。
 これからも応援してくださる全ての方への感謝の気持ちを大切に、「合唱の街・北九州」で、これからも楽しく歌い続けていきます。

5 令和4年度 福原賞 受賞者一覧

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