
令和元年度に取り組んだ主な事業
(1)北九州空港将来ビジョン推進強化関連事業
9億2,066万円
北九州空港のネットワーク充実強化期間の初年度として、福岡県との連携を通じ、北九州空港における路線誘致や新規路線の集客・PR、既存定期路線の維持・拡充に取り組みました。また、令和元年11月に大韓航空による定期貨物便が就航し、国際航空貨物取扱量が過去最高を記録しました。さらに、市内において通関が開始されるなど、航空貨物の拠点化を推進しました。
(2)小倉城周辺魅力向上事業
4,844万円
小倉城周辺の整備完了を記念し、平成中村座小倉城公演や薪能、小笠原流・流鏑馬(やぶさめ)など、「日本の伝統文化を小倉城から」をテーマに記念事業を開催しました。
(1)北九州市東田ミュージアムパーク創造事業
4,850万円
いのちのたび博物館を中核に、周辺施設が連携してミュージアムツアーや連携企画展を開催し、地域の活性化や観光客の回遊性向上につなげました。
(2)ラグビーワールドカップ2019 ウェールズキャンプ受入事業
5,000万円
ウェールズ代表チームが本市でキャンプを実施し、公開練習では、ウェールズ国歌の大合唱で代表チームを歓迎したことがSNS(※)等で話題になり、本市のイメージアップにつながりました。
※登録された利用者同士が交流できるインターネット上の会員制サービス
(1)日本トップクラスの安全・安心なまちづくり関連事業
633万円
防犯活動の参加者拡大や刑法犯認知件数の減少など、北九州市安全・安心条例行動計画の目標を達成するため、安全・安心まちづくり市民大会を開催するなど、地域や事業者、学生等の自主防犯活動の活性化を図り、安全・安心なまちづくりに向けた取り組みを推進しました。
(2)多文化共生ワンストップインフォメーションセンター運営事業
2,462万円
外国人市民への情報提供や生活相談をワンストップで行う窓口を黒崎・小倉に設置し、多言語(14言語)で一元的に対応できる体制を整えました。
(1)北九州SDGs(※)クラブ活動推進事業
806万円
SDGs未来都市のトップランナーを目指し、「北九州SDGsクラブ」会員をはじめ、SDGsに資する活動を行った人々への表彰や助成、交流事業などを推進しました。
※持続可能な開発目標
(2)教育用タブレット端末の整備事業
1,450万円
発展的な学習や情報活用能力の育成に取り組むため、全ての市立中学校と特別支援学校に教育用タブレット端末を整備しました。
(3)児童虐待防止の強化推進事業
1,096万円
児童虐待対応のさらなる強化を図るため、平成31年4月に施行された「北九州市子どもを虐待から守る条例」について周知・啓発を実施しました。
公共事業などのための市債残高は減少
臨時財政対策債の増加により、全体の市債残高は増加していますが、臨時財政対策債を除く、公共事業などのための市債残高は7,705億円と前年度に比べ40億円(△0.5%)の減となりました。
臨時財政対策債 地方交付税の財源不足対策として、本来地方交付税で交付されるものの一部を、市債として借り入れることが認められているものです。このため、その返済については、後年度、その全額が地方交付税で措置されます。
地方交付税 全国の地方公共団体が一定の標準的な行政サービスを提供できるように、国がその財源を保障し、国税の一定割合を地方公共団体に配分するものです。
市の貯金は前年度末より減少
令和元年度末における基金残高は、新型コロナウイルス感染症対策にかかる予備費の執行や義務的経費の高止まりなどにより、前年度末から20億円減少して259億円となりました。
こうした状況の中で、将来の発展や課題に的確に対応していくためには、「元気発進!北九州」プランや「北九州市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を積極的に推進していかなければなりません。そのため、「北九州市行財政改革大綱」に基づき、より一層の「選択と集中」を図りながら、持続可能で安定的な財政運営を行っていきます。
財源調整用基金 収支不足や緊急の支出に備えて積み立てている「市の貯金」です。