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第1回認定者(2004年度)その2

更新日 : 2022年7月1日
ページ番号:000015812

長嶺 雅臣 (ながみね まさおみ) さん

長嶺雅臣さんの画像

鐔(つば)工 <自営>

 昭和57年より、会社で機械整備で働きながら、独学で肥後鐔の製作を始める。延岡市の(故)佐々木恒春氏に師事、「日州透し象嵌鐔」を学ぶ。平成4年より、オリジナルデザインの透し鐔に取り組む。平成5年、“芸術関係者との懇親のつどい”で総理官邸に招待。「平成7年新作刀展覧会」で日本美術刀剣保存協会会長賞を受賞した他、数々の受賞実績を持つ。現在、在宅で(株)はせがわの仏壇金具等のデザインをしながら、「筑前透し象嵌鐔」の完成を目指す。1947年生まれ。

土屋 義澄 (つちや よしずみ) さん(故人)

土屋義澄さんの画像

印章彫刻師 <元・土屋印房 代表>

 昨今、印章彫刻は機械(コンピュータ)による自動彫りが中心となり、手彫り職人は貴重な存在となる中、一貫して手彫りにこだわり続ける。特に、木口彫りの技能が卓越し、仕上がりの良さと字入れの正確さに定評があり、印章のなかでも大切にされる実印や社印の注文が多い。昭和31年に、印章彫刻技能を競う全国大会である大阪府印章技術展覧会で銀賞受賞(木口の部)。昭和46年には、県内で第1号の印章彫刻技能検定1級資格取得者となる。1932年生まれ。

竹内 義博 (たけうち よしひろ) さん

竹内義博さんの画像

和凧製作工 <カイトハウスまごじ 代表>

 「セミ凧」と「うちかけ(武者)凧」に代表される孫次凧を昔からの伝統的な工法で作り続ける。なたと小刀を使って、竹割り、削りをし、目見当で正確に組み立て、紙はりをし、妻の日出子さんが絵を描く。材料の竹は北九州産、和紙は八女産といずれも福岡県産を使う。彩色は食紅を使用するなど、自然の材料にこだわる。毎年1、2作は新しい物を考案し、現在約30種類ある。

昭和55年福岡県特産工芸品指定。1943年生まれ。

猪ヶ倉 勝盛 (いがくら かつもり) さん

猪ヶ倉勝盛さんの画像

表具師 <猪ヶ倉表具店 代表>

 昭和29年に表具師の道に進んで以来、襖や屏風の製作に一貫して従事する。数百年経った古い屏風や掛け軸の表装を必要に応じて補筆したり、新しい和紙で裏打ちするなど、真似のできない技法で復元、修理する。屏風の紙丁番の修理ができる数少ない技能者でもある。また、戸襖の襖縁に貼るシールの開発考案や襖縁定木の工法改善に取り組み、これらを全国に普及させるなど、業界発展にも貢献している。1939年生まれ。

大塚 庄一 (おおつか しょういち) さん

大塚庄一さんの画像

民芸家具製造工 <かりほ庵 勤務>

 昭和33年に木工の世界に入り、昭和51年から九州民芸家具の工房長として民芸家具製作専門に携わる。退職後、平成11年から現在の工房に勤める。

民芸家具は、長く使うほど、より美しい艶と色を出す。本物のムク材を使用し、ホゾ組等の伝統技法により一つ一つ手づくりで製作する。長年の経験から木の性質やくせを知り尽くし、将来の木の縮み具合も計算しながら、ノミやカンナを使い、丹念に削り、磨き、組み上げていく。1939年生まれ。

堀 修 (ほり おさむ) さん

堀修さんの画像

珠算(高校 教頭) <福岡県立京都高等学校 勤務>

 母校の戸畑商業高等学校珠算部を指導し、全国高等学校珠算競技大会で常に上位を争う有名校に押し上げたほか、自らも珠算十段に挑戦。平成10年に最年長満点合格の日本記録を達成する。国内でも数少ない高速読み上げ算の読み手としての技術を持つ。

 珠算の普及・発展のため、県内外で研究発表やイベントを開催してきたほか、国内のみならずタイ王国でも珠算指導を行う。1961年生まれ。

品川 正夫 (しながわ まさお) さん

品川正夫さんの画像

金属検査工 <有限会社 浦島テクノサービス 勤務>

 鉄塔などの鋼構造物や化学プラント設備などに亀裂や腐食が起きた場合、現場でしかも対象物を壊さずに、これらの発生原因調査を行い、さらに正確な余寿命までも推定することが求められるが、これを可能にするスンプ法という特殊な金属検査技能において西日本地域での第一人者と言われる。分析に必要な金属表面の研磨作業では、1ミクロン以下の面粗精度の鏡面研磨を行うことができる。1943年生まれ。

原 一 (はら ひとし) さん

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造園師 <有限会社 原緑化建設 代表取締役>

 昭和25年に造園工になって以来、現役の第一線で技能の研鑽を積み重ねている。この間、手がけた庭園の数は600を超え、豊富な経験と卓越した技能で個性豊かな名庭を数多く造る。四国の青石、大分の耶馬溪石などによる伝統の石組みの中に、樹木を豊富に使った開放的な庭づくりを得意とする。住宅地の造成では、宝満石の乱れ石積みによる土留めなどの技術は、造園業界の先駆け的存在と高く評価されている。1927年生まれ。

※ 以上の紹介文は、認定当時のものです。

このページの作成者

産業経済局地域経済振興部雇用・産業人材政策課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2419 FAX:093-591-2566

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