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第15回北九州市女性活躍・ワークライフバランス表彰

更新日 : 2024年4月12日
ページ番号:000167074

市長賞

日鉄高炉セメント株式会社

表彰理由

トップの思いを全社員で共有。強い推進力で、社員とともに築く「幸せを感じる職場環境づくり」

 男性中心の製造業だが、社長自らが業態の維持・発展のためには女性の活躍や働き方改革が重要と認識。社長が社員と対話し社内活性化の取組をまとめた「夢リスト」の策定や、定期的なトップメッセージの配信など、社員との間に信頼関係を築く取組を意欲的に行っている。非正社員の正社員化、独自の報奨金制度や若手社員の育成など多様な取組を次々と実行しており、社員も改革の成果を実感している。さらに、新社屋の建替えやバリアフリー化も、労働環境を劇的に改善し、社員の士気高揚や企業イメージの刷新につながった。トップダウンにより社員を巻き込みながら「従業員が幸せを感じる職場環境づくり」を実現した好事例。

  • トップ自ら推進する実行計画「夢リスト」の策定・進捗管理(130件超)。
  • 年4回のトップメッセージのオンライン配信により、会社の状況やトップの思いを全社員と共有。
  • 入社3年以下の社員研修「高炉塾」による若手社員の育成。
  • 会議室の増設、更衣室の整備、社屋のバリアフリー化などを含む新社屋の建替え。
日鉄高炉セメント株式会社様集合写真
日鉄高炉セメント株式会社様集合写真

大東コーポレートサービス株式会社 北九州事業所 地図情報センター

表彰理由

社内業務のDX化により大幅な業務改善を実現。誰もが働きやすい職場環境を追求する、人にやさしい企業。

 建設会社の特例子会社で、主に地図に関する情報処理業務を集約して請け負う部署。「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」を推進しており、RPA(業務自動化ツール)の導入や社員の特性に応じた業務工程の細分化、完全在宅勤務制度などにより大幅な業務改善を実現したことが、生産性の向上や離職率の低減、仕事と生活の両立支援に繋がっている。また、社員からの業務改善提案の積極活用や、休暇の理由の面白さを競う「ユーモア(You more)休暇」による休暇取得促進など、社員参加型の取組を多数展開することで、風通しの良い職場を実現。「多様性」をキーワードに、誰もが働きやすい職場環境を追求している。

  • 業務工程を細分化し、各社員の得意な工程に特化して処理できるようにしたことで、離職率の低減を実現。
  • 完全在宅勤務の体制構築により、現在39名が事務所勤務スタッフと遜色なく在宅勤務を実施。
  • 社員からの業務改善の提案を積極的に取り入れることで、作業効率や士気の向上に寄与。
  • 「クスっと笑える理由」で有給休暇を申請し、その面白さを社内で投票し表彰する「 ユーモア(You more)休暇」を導入。
大東コーポレートサービス株式会社様集合写真
大東コーポレートサービス株式会社様集合写真

奨励賞

三島光産株式会社

表彰理由

優秀な人材の確保による更なる発展を目指し、創業105年の伝統ある企業が女性の職域拡大と社員のワーク・ライフ・バランスを加速。

 伝統的なものづくり企業だが、少子高齢化で人材確保が困難になる中、女性が活躍できる職場づくりが必要と考え取組に着手。「女性が入れない職種はない」という考えのもと、社内に意識改革を促すため、全事業部に女性社員の受入人数の数値目標を設定し、達成に向けた具体的な行動計画の策定を働きかけるなど、トップダウンで女性の職域拡大を強力に推進中。全女性社員を対象に行っている研修もキャリア形成や士気向上の良い機会となっている。他にも、男性の育児休業取得促進、休暇等制度の充実、在宅勤務の実施、満足度調査の実施など、様々な改革に着手しており、今後その効果に期待。

  • 全事業部への女性社員配置を目指し、事業部ごとに配置人数の数値目標と行動計画を策定。
  • 全女性事務職に自身のキャリア形成について考える研修を実施。女性ネットワーク構築にも寄与。
  • 男性の育児休業取得奨励のポスターを掲示。相談窓口も設置し、不安払しょくを図る。
  • 有給休暇について、採用4年目までの若手社員に最大2日を上乗せして付与。
三島光産株式会社様写真1
三島光産株式会社様写真2

株式会社タカギ

表彰理由

会社設立の理念「皆が楽しく働ける職場環境づくり」の実現を目指し、社内公募のチームでダイバーシティを強力に推進。

 男性中心の老舗ものづくり企業で、女性の中途退職が多く定着しないという課題を抱えていた。女性がいきいきと働き続け、自らの能力を最大限に発揮できる環境をつくるために、社内公募により「ダイバーシティ推進プロジェクト」を発足。会社設立の目的である「皆が楽しく働ける職場環境づくり」の実現に向けて、行動計画に社員の女性活躍理解度など多様な数値目標を掲げ、取組を強力に推進。特に両立支援は、育児休業制度の充実や相談窓口の設置、対象男性社員と人事の面談など力を入れている。また、トップの働きかけや勤務時間の柔軟化などにより長時間労働も激減。女性活躍だけに留まらず、障がい者やLGBTQなど多様な人材が輝く職場環境への今後の広がりにも期待。

  • 2020年に社内公募16名によるダイバーシティ推進プロジェクトを発足。
  • 「意識改革」「制度整備」「キャリアパス」の3チームで施策を立案・実施。
  • 育トレ制度(育児休業20日間有給化)を導入、仕事と家庭の両立支援窓口を設置。
  • トップの働きかけによる働き方改革や勤務時間管理、フレックスタイム制の導入などにより長時間労働が近年激減。
株式会社タカギ様1

株式会社ハピクロ にじいろのはな保育園

表彰理由

保育事業に企業の働き方改革を導入。「お互い様」の精神とIT・IoTの積極的な利活用で、保育現場に新たな可能性を生み出す。

 厳しい労働環境の保育業界で、子どもや保護者だけでなく、職員にも寄り添い育成するという理念を掲げる。園長が3か月ごとに全職員と面談を行った上でそれぞれのライフスタイルに合ったシフトを決定。雇用形態による優劣や役職による序列を設けないことで、全ての保育士が自律的に行動するよう常に意識付けており、互いに助け合う「お互い様」の精神が園全体に根付いている。また、IoT(インターネット制御可能な機器)等を積極的に導入し、業務の効率化はもちろん、命を預かる保育士の心理的負担の軽減という大きな成果を出している。保育業界では珍しくデジタルとアナログの双方を効果的に活用しており、今後の展開が期待される。

  • 3か月ごとの面談で個人の状況をしっかり把握し、各人のライフスタイルに合わせた柔軟な勤務体系を整備。
  • 自律的な行動や「お互い様」の精神が根付く組織への意識改革を徹底。
  • 昼寝中の乳幼児の見守りを補助するセンサーや出入口のスマートロックなど多様なIoTを導入し、保育士の心理的負担を軽減。
株式会社ハピクロ様1
株式会社ハピクロ様2

このページの作成者

総務市民局女性の輝く社会推進室
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2209 FAX:093-582-2624

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