八幡西区は本市の西部に位置し、遠賀川を望みつつ直方市や中間市など2市3町3区と境を接しており、本市では最も人口の多い区となっています。
黒崎地区は、八幡西区の中心市街地であり、本市の西部地域における広域集客拠点として位置付けられています。江戸時代には長崎街道の宿場町として栄え、近代には洞海湾沿いに工業地帯が形成され、日本を代表する企業が立地するなど都市化が進みました。鉄道や路線バス、幹線道路が通る交通の要衝であり、直方・飯塚や遠賀・宗像地域を商圏として発展してきました。近年では、マンションの建設や生活利便施設、医療機関の集積により、「住みたいまち」としての魅力が高まっています。黒崎駅周辺では、まちづくり団体等により一年を通じて様々なイベントが行われ、地域のにぎわいを創出しています。国道3 号黒崎バイパスの全線開通に向けた工事も進行しており、開通により地域経済の活性化や都市の強じん化が期待されます。また、日本遺産に認定されている「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード」にある市指定史跡「曲里の松並木」や、県指定文化財「黒崎城跡」などの貴重な歴史資源も残されています。
折尾地区は大学、短大、高等学校が集積する学園都市として発展を続けています。鹿児島本線と筑豊本線の分岐点にあたる折尾駅周辺では、折尾地区総合整備事業の実施により、折尾駅舎の新設や鉄道の高架化、北側駅前広場が整備され、令和7 年度中の完成を目指して南側駅前広場の整備が進められています。また、地域の特性を生かした祭りなども盛んであり、地域の大学や自治区会、商連、まちづくり団体等が連携した取り組みも行われています。令和7 年4 月に「オリオXcite(エキサイト)」のコンセプトのもと、北九州市と民間企業3 社が「良好なまちなみ景観の形成」、「土地の高度利用」などに関する連携協定を締結しました。今後、この協定に基づき、分譲マンションや共有オフィス、ホテルなどの開発が進められ、教育機関が充実する折尾は、さらに若者とともに成長する住みやすく魅力的なまちへと変貌を遂げていきます。
永犬丸・沖田・上津役地区では、瀬板の森公園や金山川などの身近な自然と、筑豊電気鉄道の開通や土地区画整理事業により開発された良好な住宅地が共存したまちづくりが進んでいます。金山川沿いでは、市民団体の花を植える活動により、春はチューリップ、秋はコスモスを楽しむことができます。
八幡南地区は、藤の名所・吉祥寺やほたるの飛翔地・黒川、森林浴を楽しめる畑貯水池など自然が豊富です。木屋瀬エリアでは、長崎街道宿場跡の古い町並みが多く残されており、歴史を活かしたまちづくりを展開しています。また、長崎街道木屋瀬宿記念館は、貴重な郷土の資料を保存展示しており、地域文化活動の拠点にもなっています。
八幡西区では、このような地域ごとの特色や資源を活かしながら、歴史と文化に彩られたにぎわいあふれるまちづくりを進めていきます。


