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介護ロボットの導入状況などに関するアンケート調査(令和2年度)

更新日 : 2025年10月3日
ページ番号:000157929

市内の介護保険施設等における、介護ロボットの導入状況等を調査し、今後の取組の参考とする為に、令和2年6月にアンケート調査を実施しました。

そのアンケートの結果について、下記のとおり公表いたします。

調査項目

  1. 基本情報 (施設種別・定員・職員数・開設年月日)
  2. 介護ロボットの導入状況等 (介護ロボットの導入状況・機器・時期・目的・効果・形態)
  3. 今後の介護ロボットの導入意向 (導入予定・介護ロボットを導入促進するために必要なこと)
  4. 介護ロボットを効果的に活用するために必要なこと (自由記載)

調査対象施設

介護老人福祉施設(特養):59か所

地域密着型介護老人福祉施設(地域密着特養):22か所

介護老人保健施設(老健):34か所

認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム):146か所

特定施設入居者生活介護事業所(特定施設):50か所

合計311か所 

注:括弧内は下記のアンケート結果の表中で用いる略称

実施時期

令和2年6月

回収結果

アンケート回収:252か所

回収率:81%

介護ロボット導入状況

介護ロボットの導入状況:令和2年度集計結果
施設種別 施設全体の数 導入施設数 普及率
特養(広域・ユニット) 59 14 45.7%
特養(広域・ユニット以外) 18
地域密着特養 22 5
老健 34 9 26.5%
グループホーム 146 17 11.6%
特定施設 50 10 20.0%
無回答 - 4 -
合計 311 77 24.8%
参考:平成30年度集計結果
施設種別 施設全体の数 導入施設数 普及率
特養(広域・ユニット) 59 15 36.3%
特養(広域・ユニット以外) 10
地域密着特養 21 4
老健 36 4 11.1%
グループホーム 146 12 8.2%
特定施設 50 10 20.0%
無回答 - 3 -
合計 312 58 18.6%

【結果】

  • 他の施設種別に比べ、特養全体の普及率が高い
  • 平成30年度調査時より普及率が上昇している

分野別の導入状況

分野別の導入状況:令和2年度集計結果
機器種別 導入施設 構成比
移乗支援 23 19.2%
移動支援 3 2.5%
排泄支援 2 1.7%
見守り 46 38.3%
コミュニケーション 5 4.2%
入浴支援 21 17.5%
介護業務支援(記録支援) 20 16.7%
合計 120 100.0%
参考:平成30年度集計結果
機器種別 導入施設 構成比
移乗支援 16 20.5%
移動支援 1 1.3%
排泄支援 2 2.6%
見守り 39 50.0%
コミュニケーション 2 2.6%
入浴支援 8 10.3%
介護業務支援(記録支援) 10 12.8%
合計 78 100.0%

【結果】

  • 見守り機器の導入が多い
  • 入浴支援や記録支援の導入が増えている 

初めて導入した時期

初めて導入した時期:集計結果
導入時期 施設数
令和2年 6
令和元年(平成31年) 10
平成30年 13
平成29年 11
平成28年 17
平成27年 6
平成26年 1
平成25年 3
平成24年 0
平成23年 0
平成22年 1
平成21年 0
平成20年以前 4
時期不明 5
合計 77

【結果】

  • 平成28年度以降、毎年10以上の施設が新たにロボットを導入
  • 令和2年度に導入した施設のうち、1施設が新型コロナウイルス感染症対策として、コミュニケーションロボットを導入(老健)

導入効果

導入効果:集計結果
施設種別 効果あり 効果なし
特養(広域・ユニット) 14 0
特養(広域・ユニット以外) 16 2
地域密着特養 5 0
老健 7 2
グループホーム 13 4
特定施設 8 2
無回答 4 0
合計 67 10

【結果】

  • 効果なしを分析すると、平成28から29年度にかけて交付した補助金によって移乗支援機器を導入した施設が多かった

導入形態

導入形態:集計結果

導入形態

補助金あり 補助金なし 無回答 合計
購入 41 28 1 68
リース 2 3 0 5
その他 - - - 3
無回答 - - - 2
合計 43 31 1 78

【結果】

  • 半数以上の施設が補助金を利用して購入
  • リース利用は少数 

今後の導入予定

今後の導入予定:集計結果
回答数 252
導入を考えている施設 137
導入を考えている施設の割合 54.4%

【結果】

  • 半数を超える施設がロボット導入を考えている 

導入を考えている分野

導入を考えている分野:集計結果
機器種別 回答数 構成比
見守り 85 62.0%
移乗介助 63 46.0%
介護業務支援(記録支援) 58 42.3%
入浴支援 38 27.7%
排泄支援 23 16.8%
移動支援 19 13.9%
コミュニケーション 19 13.9%

【結果】

  • 見守り、移乗介助、記録支援等、これまで本市で実証してきた分野の導入希望が高い 

参考:導入を考えていない理由(抜粋)

金額面

  • 導入費用と効果との比較では非常にコストが高い
  • 導入したいのはやまやまですが、購入やリースするための資金の問題があります
  • 導入費用及びランニングコストが経営を圧迫する恐れがある為
  • 導入による費用対効果が分からない為

機能面

  • 現在の機能では投資対効果が期待できないと感じています
  • 複雑で繊細な認知症症状に対応できるロボットは現状では期待できない
  • 実用的なものがあまりない
  • 現時点では考えていないが、今後はロボットも性能面の進化があれば考える

情報不足

  • 費用や手間についての情報が無い為(情報収集を積極的にしていない)
  • どういったものかあるのかよくわからない
  • 充分な情報が無いので検討段階までいっていない
  • 介護ロボットについてよく知らない

優先度

  • GH内にて、他に改善すべき点が多く、優先順位低い為。
  • 当施設職員は現時点ではしっかりと基本介護技術を身に付ける時だから

設置スペースの問題

  • ホーム内が手狭な為、ロボットを設置するスペースがない
  • 介護ロボットを使いこなす自信がない。居室、フロア共に狭いためスペースが取れない
  • 小規模なのでハード面で厳しい気がする

その他

  • 法人内でロボット導入の話が出てこない
  • 現状で充足しているため
  • 少人数で普通の日常生活においてアットホームな施設を目指している
  • 必要とする利用者様がいないため

介護ロボットを効果的に活用するために必要なこと(抜粋)

機能面

  • 使用方法が簡単、準備に時間がかからないということが最も大事だと思います
  • 誰でも扱いやすく効果的な物。現場の動きに合わせた介護ロボットがあれば助かります
  • 小スペースでも活用できる大きさのロボットが必要
  • 利用者の入居、退居に合わせて、現場の環境内で、設置、取り外しが介護職員が簡単に行えること

情報面

  • ロボットの性能を周知することで効果を上げることができると思われる
  • メーカーが積極的に情報を提供すること

情報面

  • ロボットの性能を周知することで効果を上げることができると思われる
  • メーカーが積極的に情報を提供すること

意識改革

  • 情報をたくさん発信していただき、介護現場が意識改革をする必要があると思う。ロボットを活用し入居者の方の生活環境をより良いものにしたいと思う
  • 現場が本当に介護ロボットを必要とする意識改革

研修・導入教育

  • 効果的利用するためには、使う側の職員のスキルが非常に重要で、使いこなせなければ、逆に職員が振り回される事にもなり業務を増やす恐れもある。介護職員の知識、意識、スキルの全体的な底上げが必須だと考えます
  • ロボットを導入した際にレクチャーを十分行い、職員間でしっかり共有すること。職員の身体を守り、入居者の安全を守る。少しゆとりのある時間は入居者と向き合う時間にあてることが必要と考えます
  • 定期的、継続的な研修があれば良いのではと思います
  • 導入前のデモ期間を十分にとる事

調査研究

  • 各事業者のウィークポイントを把握し、ピンポイントで必要な介護ロボットを導入すること
  • 介護現場の業務分析・職員教育・検証と実践の繰り返し など
  • 自施設に効果的で必要なロボットを見極めることが重要と思います。他で良くても自施設では倉庫に眠ることも有ります
  • 改善した業務内容をまず洗いだすことが先で、介護ロボットを先行して導入してしまうと活用されない。まずはニーズ調査が必要

その他

  • 経営者が興味をもつような、取り組みが必要
  • メーカー、現場の相互理解が、もっと必要かと思います
  • 介護ロボット導入する場合、より声かけを多くし、安心感を持っていただく必要があると感じます
  • 途中でやめず、続ける事 

このページの作成者

保健福祉局先進的介護システム推進室
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電話:093-582-2712 FAX:093-582-2095

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