少子高齢化や核家族化、単身高齢世帯やひとり親世帯の増加、未婚化・晩婚化などの社会構造の変化を背景に、人と人とのつながりが希薄化しています。
その結果、8050問題やダブルケア、ヤングケアラーなど制度や分野にまたがり複雑化・複合化した課題が顕在化しています。
そのため、制度・分野ごとの「縦割り」や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えて「丸ごと」つながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく地域共生社会の実現が目指されています。
重層的支援体制整備事業は、住民の交流の機会や住民同士の見守りといった地域づくりと専門の支援機関等による個別支援の両輪で、地域生活課題の解決に資する支援が包括的に提供される包括的な支援体制を整備し、地域共生社会を実現するために行います。