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なし |
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発表項目 |
(4)みんなでベジチェック1万人プロジェクト(PDF:1MB) |
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出席者 | 北九州市長 |
6.令和7年(2025年)5月29日北九州市長定例記者会見
【発表案件】
(1)令和7年6月議会補正予算案
(2)スケートボード国際大会開催決定
(3)全区役所での窓口予約スタート
(4)みんなでベジチェック1万人プロジェクト
会見の動画(YouTube)
会見録
この会見録は「速報版」です。
文字起こしの間違い(誤字脱字、読みにくい部分等)があるかもしれませんが、ご了承ください。
正式な会見録は内容確認の上、1週間後を目途に掲載します。
(1)令和7年6月補正予算案

市長
おはようございます。今日も定例会見お願いしたいと思います。最近いろいろ話題になっているニュースで、やっぱりハーバードのあの大学の話っていうのがもう、あれはもう禁じ手ですね。本当に世界中から批判されていると思いますが、やはり私が知っているアメリカの姿とはもう真反対。私もワシントンD.Cっていうところに、ワシントンに住んでいたことありますけれども、やっぱりアメリカの強さっていろんな才能とかいろんな人種、いろんな人を受け入れている、そのオープンさにあるというのはもう本当に体感をしていまして、ちょうど対米同時テロの時にワシントンにいたんですけどね。やはりいろんなバックグラウンドを持った方々が集っているまちではありましたし、またいろんな才能もある非常に刺激に満ちた社会、これがアメリカの言うまでもない大きな力だったと。第二次大戦後もアメリカはユダヤ人も含めて、いろんな人材を積極的に受け入れてくる、そういうようなことで力をどんどん伸ばしてきたという歴史がある中で、もう全く真逆の。本来、マグネットのような、舞台のようなまち、国だからこそいろんな才能が集まってくる。ここが全く逆回転し始めると、これはアメリカの国力を大きく、もう国柄を損ねることじゃないかなというふうに感じています。ハーバードから来た友人とかも、あるいは留学した友人とかもいますけど、彼らがやっぱりそこで学んだ世界で最高の知性、あるいはそういった仲間たちと出会うことがどれだけ彼らの才能を開花させ、あるいは人生、あるいは非常に社会にどう貢献しているかっていうことに、ものすごい大きな貢献をしているっていうのもよく聞いていましたので、そういった意味で、本当にこれはちょっともう禁じ手の信じられないことだなと思います。ただ裏返して見ると、やはり北九州市がグローバルに開かれたまちにしていくということはやっぱり今後も大事だなと改めて思います。もちろんハーバードに行った留学生が北九州にいきなり来るということは、そうすぐにはないかもしれませんけど、やっぱりあらゆるニーズがあった時には、まちとしてもしっかりそれに応えていけるようなまちにしていく、これが大事だろうというふうに思います。もうアメリカだけの選択肢じゃない、アメリカ以外の選択肢というのを、これからやはり世界的につくっていく、日本という国自体もそういう「非アメリカ」の国の選択肢としてさらに強くなっていく必要があるし、北九州市もやっぱりそこの中で選択される都市になっていくというような取組をこれからまた強化していきたいなと改めて感じているところであります。そんな動きは世界でありますけれども、今日は北九州市からの動きということで、4点私のほうから発表させていただきたいというふうに思います。
まず最初に、こちらの令和7年度6月の補正予算についてです。こちらは、もう先日26日にメディアの皆様には、財政・変革局長からご説明させていただいたと、総額8.7億円の6月補正予算案という内容を紹介させていただいたというふうに認識をしております。地域経済の活性化、子育て、教育環境の充実、社会インフラの安全対策といった柱を掲げておりますが、その中でも、やはり今トランプ大統領の話をしましたけれども、1つ改めて私からの思いについて少し補足させていただくと、やはり「地域経済の活性化」、「米国関税措置に関する市内企業の皆様への支援策」ということを今回盛り込ませていただいております。今回、米国関税により影響を受ける中小企業の支援ということで、2,500万円ということを掲げさせていただいております。もう一度、今回の米国関税措置に対する市内企業への支援策ということで、今累次積み重ねさせていただいておりますが、今回の予算というのが「第三弾」というところになっておるわけでございます。今、私も経済界の方のお話聞きますと、非常に漠たる不安が覆っている。新しい投資であったり、新しいチャレンジであったり、こういったところにやっぱり二の足を踏むというような状況にあるということ。ただ、そうした中でも何か新しいビジネスチャンスをつくる芽がないか、ここに対しての思いもあると。そういった思いが交錯されているというような状況を感じております。こうした中で、北九州市としては、後手に回ることなく、切れ目ない、そうした企業様とともに進んでいくためのサポート、これをやっていきたいと考えております。こういった意味で、今回の補正予算も準備をさせていただいております。第三弾の具体的なメニュー、もうこれもご説明させていただいたかと思いますけれども、米国関税措置に対する「新規チャレンジ支援事業」ということで、取引が縮小されることが懸念される中小企業様の販路拡大や新規の事業展開、これを応援させていただくという助成金を創設いたします。2,000万円ですね。それで、そのほか「海外展開支援助成金」ということで、「米国関税枠」というのを創設し、また補助率を上げていくというようなこと、そして、第三弾では追加で予算を拡充をするということを行います。そしてこちらは予算ではないのですが、米国関税措置に関する「官民円卓会議」というのを開催いたしたいというふうに考えています。もちろん業界によって様々な事情も異なり、様々な影響の違いあります。ただ、そうした縦割りの業種で考えていくのではなくて、やはりもう全業種が集まって「オール北九州市」で、まちぐるみでこの影響をどう受け止め、そしてどう立ち向かっていくのか、それを考えていく。やはり業種ごとの事情もある、ただ全体に通底する課題もある。こういった中で、お互いの事情を共有し合い、そしてお互いの知恵を交換し合い、どういった乗り越え方があるのか、それをまちぐるみで考え実行していく、そういったプラットフォームとして「円卓会議」というのを開催していきたいというふうに考えております。これは7月に予定をしているということでございます。もちろんヒアリング等々、様々な情報収集しておりますが、こういった中で少し見えて、様々な情報がある中でどういったことをまちぐるみでやっていくのかということをやっていきたい、私も当然出席をいたしまして、市内企業の経営者の皆様のお声を伺って一緒に考えていく。参加企業は自動車・半導体・鉄鋼・物流などから8社程度ということで、日程調整中でございますけれども、やはり「変化を恐れるよりも、変化を力にしていく都市にする」、これをやはり1つ大きな眼目として取り組んでまいります。企業がしっかりこの地域、北九州市の地域に根を張り、そして様々な時代環境の変化の中で、ともにチームとして波を乗り越えていける、そういう都市づくり進めていきたいと考えています。スピード感を持って先手を打っていくというような思いでスタートしていくというものでございます。これ企業さんですね。

市長
もう1つ、物価高に対する生活者の皆様へのご支援ということで、「直売所・朝市クーポン事業」ということで、農林事業者様、そして生活者の皆様に対して、やはり様々なものが高騰しているという中で、特に米はもう今一番ホットイシューになっておりますけど、やはり価格が高止まりしていく、どうしても手が伸ばしづらい。こういうような状況の中で、私たちの生命と健康を支える食料品、こういったものをしっかりと負担なく、少しでも負担を軽減してご購入いただけるという環境づくりのお手伝いをしたいということで盛り込ませていただいております。もちろん農林水産物を安定して供給させていただいている事業者の皆様もいろんな物価高騰などと格闘されておる。そして生活者の皆さんも様々な食卓、家計の負担の増加に格闘されておられる。こういったところを今回、2月補正で実施することが決まった2,000円以上の買い物で500円分の電子クーポンが使える「直売所・朝市クーポン事業」に新たに3万枚のクーポン券を追加し、計6万前を配布するということでいきたいというふうに考えております。物価高に直面する市民の皆さんの家計、食卓、これをしっかり支えると同時に、地元の新鮮な食材を地産地消で消費できる、こういうような生産者の皆様にも支えに繋がる、こういった「直売所・朝市クーポン事業」、これも盛り込ませていただいておるところでございます。1点目、補正の話でございました。
(2)スケートボード国際大会開催決定

そして2点目はこちらです。これ何だかご存じでしょうか。分かりますよね。スケートボードですね。これ見ていただくと、実はこの小倉城が載っています。そしてリバーウォークも載っています。今日発表させていただくのはこちらです。「ワールドスケートボードツアー」というのが北九州市の誘致に成功したということであります。スケートボード、この世界大会がこの北九州市で開催をされることが決定をいたしました。「ワールドスケートボードツアー」、北九州で開催ということが決定をいたしました。「ワールドスケートボードツアー」と言えば「東京2020オリンピック」で正式種目となりまして、堀米選手をはじめ多くの日本選手も活躍をされたということで、今人気急上昇、そして普及も広がっていると、一気に注目度の高い種目となりました。続くパリオリンピックでもその勢いが続き、世界中の若者を魅了するスポーツの1つとなりました。こうした中で、北九州市としても「アーバンスポーツの聖地」を目指して、そのような若者を魅了する競技を北九州市に誘致しようということで、私自身もトップセールスを水面下で行ってまいりました。スケートボードの統括団体である「ワールドスケート」の会長サバティーノ会長と、今年1月ですかね、これはオンライン会議の模様ですけれども、サバティーノ会長とも直接お話をして、北九州市への誘致を進めてまいりまして、今回「ワールドスケートボードツアーストリート2025」、これが北九州市で開催をされることが決定をいたしました。このツアーは、実は2023年の東京開催に続き、国内で2回目、それが北九州市で開催が決まったということで大変嬉しく思います。

市長
これは年に3回ある世界大会なんですけれども、今シーズンのストリートツアーは、ローマ、ワシントンD.C.、そして北九州と、このローマ、ワシントン、北九州というこの3つの地で開催されるということ。何か先週も同じようなニュアンスの説明したような気がしますけれども、でも事実です。ローマ、ワシントン、北九州ということで、この北九州市に世界からトップスケーターが集結するということになります。本当に北九州市での大会開催を決定していただいたワールドスケートのサバティーノ会長をはじめ皆様に、あるいは誘致活動に一緒に取り組んでくださった全ての皆様に心から御礼を申し上げたいと思います。もう言うまでもなく、去年から本格的に北九州市が「日本一若者を応援するまち」になっていこうという取組を積み重ねてきました。その一環でもあります。やはりアーバンスポーツ、若者にも大きな訴求力のあるスポーツとして「アーバンスポーツの聖地化」をしていこうということ、この流れ、さらに強化されるものと思います。ブレイキンの国際大会開催、あるいはパルクールの世界選手権と、私たちは着実にステップを踏んできました。今回スケートボードの世界大会が開催されるということは非常に大きな喜びであります。アーバンスポーツ、自由な表現、想像性、そして様々なコミュニケーション、こういったものに満ちたアーバンスポーツがここ北九州の地でトップアスリートが集まって行われるということで、「日本一若者を応援するまち」これをさらに推し進めたいと思います。本当にスケートボードは、やっぱり技の難易度、競技性、もう皆さんもいろいろご覧なっていると思いますけど、ちょっと信じられないような難易度ありますけれども、その中で皆さんが自由に自分を表現される。この「アーバンスポーツの聖地 北九州市」、これに向かっての一歩、未来に繋げていきたいと考えております。街全体で今回もそうです。やはりもう単なるスポーツイベントをやるだけでは、北九州市はありません。アーバンスポーツをパークからストリートに戻していく。このコンセプトは去年からずっと掲げてきております。スケートボードが持つ本来のストリートカルチャーというものと、この北九州市のまちの魅力を融合させていく大会にしていきたいと思います。選手や観客の皆様に、これまでにない体験をしていただく、そういう大会にしていきたいという意気込みを持っています。スケートボードと北九州市のコラボレーション、これからリテール決まり次第、また発表していきたいと思いますが、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。どんな大会かっていうのは、この北九州市の前に日本で最初に行ったのが東京でした。東京の模様をご覧ください。
(動画視聴)
市長
はい。こういう大会が北九州市で、この光景が見られる。今年の11月になりますけれども、本当にワクワクする、みんなで楽しんでいきたいというふうに思います。サバティーノ会長からもメッセージきています。
(動画視聴)
サバティーノ・アラク会長
こんにちは。親愛なる市長、親愛なるゲストの皆様、そして友人の皆様。このようにメッセージをお届けできること、そして、「スケートボードツアーストリート2025」が開催できること、福岡県北九州市で開催されることを発表できることは、大きな喜びです。スケートボードにとって、今は非常にエキサイティングな時期です。東京に続き、昨年のパリ五輪で2度目のオリンピックを体験したことでスケートボードへの情熱と関心は、ますます高まり続けています。トリックを決めるたび、ライドを重ねるたび、そして新たなスケーター世代が登場するたび、スケートボードのカルチャーとスピリットは新たな高みに到達しています。しかし、スケートボードは単なるスポーツではありません。それは一つのライフスタイルです。それは自由、創造性であり、限界への挑戦です。そのエネルギーと興奮が、間もなく北九州の街を包み込みます。私たちは、その瞬間を楽しみにしています。スケートボードは、ここ日本で、東京2020オリンピックで、オリンピックデビューしました。この舞台で生まれた競技が、今また日本に戻り、次のステージに進む場所が、北九州市です。ありがとうございます。そして、忘れられない大会になることを心より願っています。ありがとうございます。
市長
はい、ありがとうございます。サバティーノ会長本当に、ちょっと音量が小さかったかもしれませんけど、本当に熱い方で、私が直接お話させていただいた時も、ものすごい熱量で、このスケートボーディングをもっと盛り上げて、そして世界中の若者たちを中心に、もっと創造性を発揮して、地球全体がもっとエネルギッシュになっていく、そういう未来を熱く語っていただきまして、こういった熱い思いにしっかりと応える北九州市開催、これを成功させていきたいと思います。具体的には11月23日から30日まで西日本総合展示場新館ということで開催をされます。選手の皆さんが最高のパフォーマンスをされる環境をつくると同時に、まちぐるみでこのアーバンスポーツ、スケートボーディングを盛り上げていく、そういう大会にしていきたいと思います。もちろん「すしの都」お寿司とか食とか、人情とかこういったものも楽しんでいただけるような大会、そしてやっぱり北九州市のスポーツ大会と言えば、フードロス対策、そして市民の参加、あるいは地域との繋がり、こういった「エコフレンドリーな大会」、これを目指していきたいと思います。北九州市が「アーバンスポーツの聖地」として世界中の若い方々を惹きつける、そういう場所になっていくステップを着実に踏んでいきたい。その大きなステップになるこの大会を成功させていきたいというふうに考えております。ぜひ皆さんお越しいただいて、一緒に楽しんでまいりましょう。
(3)全区役所での窓口予約スタート

市長
じゃあ次ですね。はい。次の発表案件は、全区役所での、いよいよ「スマらく区役所DX化」というのをどんどん進めてきておりますが、全区役所で窓口予約ができるようになりました。全ての区役所、これまでデンマークの企業、フロントデスク社と実証を経て、今一部導入をして進めておりました。デンマーク大使館との覚書も結び、進めてきたこの窓口予約、これをいよいよ全ての区役所で行うという段階に私たちは進みます。今年2月から小倉北区と若松区をモデルとして実証をさせていただいた窓口予約。これに待たない、もう何時間も区役所で待たなくてもいいという状況に、これ1,000人ぐらいの方に使っていただいたところ、「小さなお子さん2人を連れて行かないといけないので、区役所で待つのは非常につらかった」と。「それで予約ができて本当に助かった」。あるいは、「妊娠中で長い時間待つというのは非常に体力的にきつかった」、こういう中で「少ない待ち時間で、手続きができる。本当にこれはありがたい」といったお声。それから、「仕事を休んで区役所に行かなきゃいかんと。もう半日仕事。1日仕事。」っていうふうになっていたところで、「このような取組だと予定が組みやすい」というようなお声。こういった様々なお声をいただいております。非常にもう満足度は9割以上の非常に高い数字、そして今後も利用したいという方も、もうほぼ100%近くおられると、もうこういう状況になっているということ。6月27日からは、この窓口予約が全ての区役所でご利用になれます。区役所で全面実施することについて窓口予約を紹介するショート動画、これもつくっていただいているので、ご覧いただきたいと思います。はい。
(動画視聴)
人多いな。いつ呼ばれるんだろう。
これからは、窓口予約できるんです。
区役所は予約して行こう!
市長
ぜひ「区役所はもう予約して行くものだ」という、もう概念を変えていきたいと思います。ぜひ快適で便利なこういう区役所、これを実現していきます。ぜひ実感いただくためにも窓口予約していただきたいと思います。ただ私たちの区役所を改革していくというチャレンジは、窓口予約だけでは当然ございません。もう一度振り返っていきますと、スマらく区役所が目指すものは「行かなくていい」、「待たなくていい」、「書かなくていい」と、この3つをやっていくということで、ずっと取組を進めているわけで、今回6月27日から全区で窓口予約ということでありますけれども、もちろん令和7年度内には、対象手続きのオンライン化100%。もう「行かなくていい」という区役所になっていきます。そして「書かない」というところ見ていただくと、令和7年7月マイナカードの手続きから、全区で書かないサービスというのがスタートをするということになります。令和7年度、またスマらく区役所全面的に大きく進んでいく。「行かなくていい」、「待たない」、「書かない」区役所、これをつくっていくということで、新しい区役所体験というものを多くの市民の皆さんに味わっていただきたい、体感していただきたいと思います。より具体的に言いますと、「行かなくていい」というのは、転出の手続きが必要だけど仕事していていけないと言っていたのが、24時間手続き可能で、様々なところで、コンビニなどで手続きできるということ、あるいは「待たない」、「書かない」ということについても、待たずに、あるいは書かないということに関しましても、本人確認書類から自動印字して、いろいろ申請書のほうにこうやって書く手間を減らしていくという、こういうことも行っていきますので、ぜひ多くの市民の皆さんに利便性を体感していただきたいというふうに思います。
(4)みんなでベジチェック1万人プロジェクト

市長
さあ、次は、こちらです。「みんなでベジチェック1万人プロジェクト」というのをスタートします。「ベジチェック」という機器を活用して、官民協同で市民の皆さんの野菜摂取、これを増やしていこうという取組です。まず背景見ていきます。北九州市の健康課題、オーラルヘルス、これお口の健康ですね。口の健康が損なわれると栄養を摂るとかコミュニケーションをとるとか、そういった部分、あるいは認知症にも関わってくるというふうに言われています。子どもの虫歯の率や40歳時点での歯周病率が非常に北九州市は高いという特徴を持っています。そして高血圧、もうこれは脳卒中の方の8割が高血圧をお持ちである。あるいは高血圧の治療を止めてしまう方が多いというのも北九州市の特徴であるわけでございます。そして肥満、これはやはりもう言うまでもないことでありますけど、肥満を通じて様々な生活習慣病を併発してくるという問題がありますが、やはり、私はこの禁止、もう「Don'tの健康づくり」ではなくて、「Let'sの健康づくり」にしていきたいと思います。もちろんDon'tも必要なところありますけど、これしたらダメあれしたらダメ、禁止、あれダメとかいうのではなくて、Let'sこれしよう、あれしようというような健康づくりというのが、これからの時代、より一層大事になるというふうに考えています。従って今回、これからLet'sで健康づくりをしていくと。野菜の摂取というのがやはり大事です。これは高血圧について言えば、カリウムが入っているとか、こういったことによって高血圧の予防になっていく。言うまでもなく糖尿病をはじめ肥満に対してもものすごく効果的であるということは言うまでもありません。こういった野菜をみんなで摂っていくと、食から変えていこうという取組です。北九州市は本当ありがたいことにおいしい野菜もいっぱいあります。うまかろーま、若松のトマト、キャベツあります。おいしい野菜がたくさんあるんです。しかし、やはり全体傾向として野菜の摂取量というのはこの10年間でどんどん減少しています。もちろんちょっと価格が高くなったということもものすごく大きなダメージになっている部分もあります。少し最近落ち着き気味ではありますけれども、おいしい野菜をたくさん食べるということで、みんな健康になっていこうということを市のプロジェクトとしてやっていきたいというふうに考えております。食を楽しみながら健康づくりをやっていく、そういう市民全体で行うこのプロジェクト展開をしていきたいと思います。こういった中で、実はもう皆さんご存じかもしれませんが、野菜の1日の摂取目標量、厚生労働省で350gと提示をされております。生の野菜だと両手3杯分、こうあるわけですよね。こういった野菜を摂っていく。野菜料理だともう5皿分ってもう結構あるんですけれども。中々これ見ていただきますと現実は厳しい。実際の私たちの摂取量を見てみますと、これ全ての世代で必要な量が摂取できていません。こういう状況にあります。まだ10代の方はまだちょっとあれですけども、20代がドーンッと落ちて、30代・40代・50代、働き盛りの皆さんは中々もう250(g)にも到達しないというような世代もあって、60代シニアの方は今度摂られるようになっていますが、平均は男性で258(g)、女性で261(g)ということで、やはり全ての年代で必要量が摂取されていないという状況にあります。この課題にどう立ち向かっていくのか。ただ、「野菜食べましょう」と、野菜の食品コマとかあったり、「いろいろ野菜食べましょう」とか「野菜、野菜」って言っていますけど、そもそも自分がどのくらい野菜を摂れているのかがもう分からないんで、何かたまに野菜食べなきゃなと思うが、やっぱそれ継続しなかったり、何か負担感になったりすると、むしろやっぱり中々野菜の摂取って進まないので、自分が食べている野菜の量が十分かどうか、どのくらいの量なのかっていうことをやっぱり判断しながら、定点観測もしながらやっていく、楽しみながらやっていく。こういうふうに、近づけていきたいと思います。そして今回、野菜の摂取量を数値化することによって、そしてご自身の野菜の摂取量がどのレベルなのか、十分なのかということを知っていただくきっかけづくり、これを北九州市全体でやっていきます。

市長
使用する機器はこちらのカゴメ株式会社さんが保有している「ベジチェック」ということで、こちらにありますけどね。手のひらをセンサーに30秒ほど押し当てるだけで、野菜の推定摂取量を簡単に計測できるというもので、これ今からやりますけれども。段階がこうありまして、ここが頑張ろう、ここがもう少し、ここが目標、大体できているというのが8ですね。これももう10以上いったらこれはもう素晴らしいというような形で、ベジチェックという機器があります。350(g)を摂取できているとされているレベルは7から8というレベルであります。ちょっとこれですね、皆さんまたちょっといきますね、どのぐらいだと思います?
記者(毎日新聞)
7。
市長7、目標値いっているってことか。多分7いけばいいですね。はい、いいですか、じゃあいきますよ。きた、5.6。5.6か、もう少しの中盤ぐらいですよね。5.6ですね。ちょっと頑張らないと、結構食べているのにな。ちょっとこれ、ぜひね、ちょっと伊藤さん試しにちょっとやってみて。ちょっと私だけ恥ずかしい。いいですか。ここに出る。予想はどのぐらいですか。
記者(NHK)
いや7ぐらいほしいですね。
市長
それぐらいほしいですよね。NHKさんですからね。ぜひぜひ。4.8。喜んで言わなくても。てな感じで、これを1万人、これから皆さんでチェックしていただきます。あとで皆さんもやってみて下さい、どのぐらいの数字か。ベジチェックをとおしてこうやって楽しみながら、実はこれ役所の中でも、やってみたらものすごいなんか盛り上がっているみたいですよね。みんながこぞって測定して、みんなで競い合うというか楽しみながらということでですね、市役所の人の平均のどのくらいですか。
担当者(保健福祉局健康推進課)
4点台から5点台です。
市長
やっぱりこの辺ですね。やっぱり中々皆さんここですね。このゾーンで、ここの350(g)摂れている人っていうのはちょっといない。これは中々、これから伸びしろがまだたっぷりあるということで頑張っていただきたいと思いますが、やっぱり幅広い世代の方が、様々な場所で測定をしていただくということをプロジェクトとして展開をしていきます。各種講座・イベント・高校・大学・健診機関・スーパーマーケット等々で、貸し出しをしまして、測定を実施をしていきます。協同で取り組んでいただく生命保険会社の皆さんも日々の企業訪問などで活用していただく、あるいは市のイベントなどにおいても市と連携をして、測定会を実施する。あるいは地域ボランティアの皆様も、協力団体、あるいは栄養士養成大学の皆様も加わっていただいておりますので、イベントなどでの測定補助、地域活動を通じて、野菜摂取量の見える化、そして野菜摂取の促進、これを進めてまいります。ぜひこれから街角でこれを見た方は、このベジチェックやっていただいて、一万人目標に取り組んでいきます。多くの市民の皆さんがご自身の野菜摂取量を知り、そして野菜を摂っていく、そういうまちづくりを進めていきたいと考えております。そしてみんなで健康になっていきましょう。また、どこでやるのっていうことはホームページや公式LINEなどでお知らせをいたします。そして今「第四次北九州市食育推進計画」というものを策定して、あるいは「第三次健康づくりプラン」というのを策定をいたしました。この中では、「食べ方は、生きかただ。」というスローガンで取組を進めています。「食べ方は、生きかただ。」、このスローガンで今取組を進めております。もちろん、私たちは食べ物でできているわけです。食べる。いかに食べるか、何を食べるか、どう食べるか、これによって私たちの人生、生きかたが決まってくる。これを改めて皆さんと共有したいと思います。そして健康づくりプランのほうも、これも鎌田實先生などをお呼びして講演会などを行っています。健康に生きる。笑って生きる。体・心・社会的にも健康である、こういうまちづくりを進めていきたいと考えています。ぜひ、無理やり野菜摂るんじゃなくて、楽しみながらみんなで声掛け合いながら野菜を摂っていく、そして健康になっていくまちづくりをしてまいります。皆さんのお手元にもベジチェックの黄色いもの、ベジチェックの用紙がありますので、ぜひあとで測っていただいて、ご自身の数値も入れていただいて、ご自身の野菜の量を感じていただきたいと思います。次回から野菜多めの方から前に座ってっていう、冗談ですけどね。はい。ぜひぜひ、それをチェックしていただければというふうに思います。はい。それでは、質問を承りたいと思います。
(5)質疑応答
記者(読売新聞)
幹事社の読売新聞です。まず発表項目のうち、スケートボードの大会についてお伺いしたいと思います。こちら世界大会ということなんですけれども、2028年ロスオリンピックとの関係で言えば、何かその予選の意味合いを兼ねるとか、そういったところはございますでしょうか。
市長
そうですね。そのオリンピックの予選の意味もあります。というか、これがこの成績がそのオリンピックの出場権に繋がっていくということで、非常に重要な意味合いを持つ大会です。
記者(読売新聞)
あと市全体まちぐるみで盛り上げるということですけれども、この大会に向けて市として何か関連イベントを行っていかれるような、こういった方針はありますでしょうか。
市長
そうですね。これは詳細決まり次第、順次発表させていただきたいと思いますが、やはり、まちの一部でこういう大会やっているというだけじゃなくて、もうまちぐるみでやっていこうと思っています。そのためには、地元の大学生、若い方々、一緒になって会場の盛り上げPR、あるいは若い人たちとが交流できるような場とか、こういったものをこれから、さらに具体的につくっていこうというふうに思います。またフードロス対策、こういった辺りも、やはり北九州市らしく取り組んでいくということで、まちに選手が出ていって、選手と市民の皆さんが交われる、交流できるような舞台づくり、この辺も工夫していきたいと思います。はい。それはまた、そうですね、どんどんこれから具体像、画素数を上げて発表していきたいと思います。
記者(読売新聞)
誘致においては、市長のトップセールスがあったということなんですけれども、市長としては、北九州市がこの開催地に選ばれた理由、背景について、背景と言いますか理由についてはどういったものがあるとお考えでしょうか。
市長
そうですね。まず1つ目は実績です。国際大会をしっかりやってきた「パルクール世界選手権」もしっかりやってきたという実績。そして、アーバンスポーツの聖地化を目指すんだと、アーバンスポーツをパークからストリートへというコンセプトのもと、あるいはエコフレンドリーな大会をしてきたという私たちのそのコンセプトですね。単なるスポーツ大会、単なる大会っていうだけじゃなくて、北九州市はそういう明確な意思を持って取り組むんだということをお伝えをしたということ。それから、やはり市民や地域の皆さんみんな巻き込んで、まちぐるみで、この大会を開催し、盛り上げていくという、そのまちぐるみの思い、こういった辺りを会長にはお話をさせていただきました。
記者(読売新聞)
ありがとうございます。幹事社からは以上です。
市長
はい。どうぞ。もう案件以外でも、案件でも何でも。
記者(NHK)
NHKの伊藤です。まず発表案件から伺いたいんですけれども、補正予算案のお話の中で「米国関税措置に関わる官民円卓会議を実施される」という話しがありましたけど、これは市の発案だったのか、主催がどこになるのか、報告書などをまとめるのかとか、その辺りはどのようにお考えでしょうか。
市長
円卓会議。
記者(NHK)
円卓会議。
市長
そうですね。これは私どもからお声を掛けさせていただいたということであります。やはり、今様々なヒアリングをして、漠たる不安ということが今まちに雲のように覆い被さっているという中で、やはり市内の事業者様が持たれているこの漠たる不安、これをやはり街全体でしっかりと共有し、あるいは業界の縦割りを超えて、どういう取組ができるのか、お互いの知恵とお互いの悩み、そしてお互いの取組これを共有していく。こういう場をつくっていきたいという思いからです。これ個別の企業さんや個別の業界さんとは、もちろん直にいろいろお話させていただいていますが、業界の垣根を超えて、どういう通底する課題なのか、一緒に取り組んでいけることがどうなのか、こういったことを一緒に紡ぎ出していく、そういう場にしていきたいなというふうに考えております。
記者(NHK)
そうした会議の結果を受けて、例えば報告書をまとめるとか、市ができる政策は何かないか考えるとか、その後についてはどのようにお考えですか。
市長
そうですね。円卓会議でどういう課題があり、どういうニーズがあるのかというようなことを把握した上で、施策に反映をしていくと、必要な施策反映していくということは言うまでもありません。報告書を取りまとめるというイメージとはちょっと違うかもしれません。円卓の対話の場ですから、コミュニケーションをとっていくことが第一義的な目的でありますので、そういった中で出てきたニーズ、こういったものに対しては、先手先手で必要な施策を検討して打っていく、そういう体制をとっていきたいと思います。
記者(NHK)
ちょっと発表案件以外でお伺いです。備蓄米のことについてです。現在、備蓄米の価格を抑えるために、随意契約が行われています。備蓄米以外も含めた全体の米の価格を抑えることも期待される声もありますけれども、市長としてはこれに関する備蓄米の随意契約、この政策の評価をお願いします。
市長
そうですね。私たちは、今食費のやりくりに悩む声を聞いています。そうした中で、今家計にやさしい選択肢をつくるということが極めて大切であるというふうに考えています。なので、今回はやはり有事、まさに一種の有事であり、そこに緊急避難的に備蓄米を活用した対応をするということは、家計にやさしい選択肢をつくるという意味で非常に大切なことだというふうに思います。他方で、この有事における緊急避難的な取組というものとまた別に、どうやって米の価格を決定していくのか、この価格決定のメカニズムということ。これについて、やはり腰を据えて考えていくことが必要というふうに考えています。マーケットに依存するだけでいいのか、ここは重要な問いだと私は考えています。なぜなら、やはり米というのは、やはりもう社会インフラだと、日本人にとっての社会インフラだということですから、そうした中で、やはり食料安全保障、どうやって国民生活を持続可能に守っていくのかという観点も含めて考えていく必要があります。そうした中で、やはり構造的に米の価格、その決定メカニズム、これをしっかり腰を据えて考えていく。そしてその構造を変えていく、こういったことも大事だろうというふうに感じています。
記者(NHK)
もし今のそのメカニズムで、「もっとこうしたほうがいいんじゃないか」とか思うところってもしあれば。
市長
そうですね。そこは今回の米の価格高騰が起きた原因、あるいは構造的な要因というのをしっかり精査して。様々なことが言われています。複合的な要因だというふうにも言われています。需給のバランスの問題なのか、あるいは世界的な気候の変動の問題なのか、流通の問題なのか、様々なことが今指摘されていると思いますので、やはりそこの構造的なものというのをしっかりまずは分析をして、そこから課題を同定していくというステップを踏む必要があるというふうに思います。
記者(NHK)
ありがとうございます。市内では、今日から備蓄米の引き渡しが行われるということなんで、まだ市内には並んでないのかなと思うんですけれども、随意契約の備蓄米です。これが例えば「早く行き渡ってほしい」とかその辺りの希望とか、「それ以外の米の価格も下がればいい」とかその辺りはどうでしょうか。
市長
そうですね。やはり市民の皆様の暮らし、やはり家計のやりくり悩む声がある中で、食卓、家計にやさしい選択肢が早くつくられていく、これは非常に歓迎すべきことだと思います。そうした意味で、今食費のやりくりに困れている市民の皆さんの元に、お求めやすい価格で米が行き渡るということは非常に大切なことであり、そういった展開が進むことを歓迎したいというふうに思います。
記者(NHK)
この備蓄米最後に伺いたいんですけども、価格が下がることを歓迎するというお話しもありましたけれども、一方でJA全中の会長は、価格が低いこと自体が、生産者にとっては逆にコストが賄えないとか、そういう話もされています。この価格の引き下げと、米の生産者保護に関して、その辺り一部相反する部分もあるかもしれないですが、市内にも米農家さんいらっしゃると思いますがその辺りはどうお考えでしょうか。
市長
そうですね。これも今お話したように、今は一種の有事であり、すごい緊急避難的な備蓄米の放出、これは非常に市民の皆さんの暮らしを支える意味で大事だと思います。それと別次元で、中長期的な、あるいは構造的な価格の決定のメカニズムをどうしていくのか、これはしっかり考えていく必要があると。それが2千円がいいのか、3千円がいいのか、4千円がいいのか、いくらなのかって、ここはまた、やっぱり市民の消費者である市民の皆様の思い、考え、そして他方でそれをつくられている生産者の方々の思い、いろいろあると思います。なので、そういった中で様々な、どこに適正値を求めていくのか、これは私が今いくらだということは到底言えるものではありませんけれども、そういった部分っていうのは、今後検討が進められていく、それも非常に重要なことだというふうに思います。
記者(NHK)
その意味では、プレミアム付き商品券の前倒しですとか、あとクーポン券500円、印刷を増やすとかですかね、その辺りも政策としては繋がってくるんでしょうか。
市長
そうですね。今回補正予算でも挙げさせていただいたクーポン券の拡充・前倒しといったところも、やはり市民の皆様の家計のやりくり、食費のやりくりをサポートさせていただき、そして食卓で安心してお米、そして野菜が食べれる環境をつくっていきたいという思いで盛り込んだものです。私たちは、やはり市民の皆さんの生活をしっかりサポートをさせていただくということ、これが今必要なことです。なので、今回のクーポン券・商品券こういったものもしっかり活用いただいて、食卓の負担感、これを少しでも減らしていきたいというふうに考えております。
記者(NHK)
ありがとうございました。
市長
はい、山下さん、どうぞ。
記者(毎日新聞)
毎日新聞山下です。補正予算の中で今日はちょっとご説明なかった、北九州空港の物流拠点化の予算2億8,600万円に関してお伺いしたいんですけど、レクの中では、半導体貨物の重量当たりの助成金に対する追加分というふうには伺っているんですが、ちょっとそれ以上差し障りがあるっていうような形でお伺いしています。ちょっと改めてなんですが、助成額を引き上げたのか、それともより拡充、何でしょう、対象を拡充したのか、その辺の詳細はお伺いできるのか、もう一度聞かせていただきたいと思います。
市長
空港関係予算の、その詳細の積み上げというか内容ですね。空港がいない。財政。
担当課(財政・変革局 財政課)
財政課長の徳永と申します。よろしくお願いします。この間のレクで、「詳細は控えさせていただきます」というところだったんですけれども、その助成の単価、その辺りが変わってくるのではないかというふうに考えています。それ以上はちょっと差し控えさせていただきます。以上でございます。
記者(毎日新聞)
伺ったのは、半導体貨物の集荷の状況が想定よりも多くて、これは拡充しないといけないっていうことになったのか、それとももっと単価を上げなければ中々来てくれないなっていうような状況なのか、そういうちょっと全体像に関わるかなと思ってこの質問したんですが、いかがでしょうか。
市長
これはもっと促進していこうということですよね。集荷のどんどん促進をしていこうということで、単価を引き上げて、より使っていただけるような、インセンティブを強化したいということというふうに理解をしています。大体それでよろしいですよね。
担当者(財政・変革局 財政課)
はい。
記者(NHK)
単価の引き上げということですね。分かりました。ありがとうございます。
市長
ただ空港貨物は、もう今結構、貨物量としては相当、去年からしても相当伸びてきているということで、この勢いをさらに強く太くしていこうということだと考えております。富﨑さんどうぞ。
記者(TNC)
TNCの富﨑です。1点だけ世界大会の誘致の絡みで、同様に「世界卓球」も福岡県の開催っていうのが決まったんですが、今後県内のどこでやるかっていうふうになってくると思うんですが、その辺りは何か、北九州市として取り組まれたりとか、そういう計画とかはどうなんでしょうか。
市長
そうですね。この試合会場どうするかっていうことは、今後日本卓球協会を中心に大会の概要が詰められる中で決定されていくということでありますので、どういうキャパシティが必要なのかとか、あるいはどういう試合の日程が組まれていくのかとか、そういったことと組み合わせながら、市としても考えていきたいというふうに思います。
記者(TNC)
「誘致したい」という思いはあられるということになりますか。
市長
もちろん基本論としては、誘致というか、間近で見られるというのは市民の皆さんすごくいいことですので、基本論としてはそれはあります。ただ現実論としてどういうキャパシティとか、どのような条件があるのかということはありますので、そういったことを総合的に考えながら判断していくということになります。もちろん、そういった間近で見られるというのは、誰もが全員がいいことだというふうに考えると思いますけれども、その中で具体的にどうなっていくかっていうのは、よく調整をしていく必要があると思います。
記者(TNC)
ありがとうございます。
記者(日本経済新聞)
日経新聞の木下です。関税措置に対する支援策について伺います。まず官民円卓会議なんですが、どういう企業が出るかっていうのは個社名が出せるところっていうのはないんでしょうか。
市長
今、米国関税の影響を受けると想定される業種から選定するという方針で、鉄鋼・自動車・半導体・物流などを想定しているということであります。なので、ちょっと個社名は今まだ最終決定じゃないので、ちょっと申し上げられませんが、大体その辺、そういった業界の中からお声掛けさせていただくということで最終調整中ということです。
記者(日本経済新聞)
業種っていうよりも企業の規模感、いわゆる全国的なグローバル企業の出先であるとか、あるいは地元の企業でも上場企業クラスであるとか、そういった企業規模感で言ったらどうでしょうか。
市長
それもミックスです。様々なやはり業種の幅、そして規模の幅、こういった辺りを見ながら、最終的にお声掛けさしていただこうというふうに思います。
記者(日本経済新聞)
あと、「新規チャレンジ支援事業」あるいは「海外展開支援助成金」なんですけれども、今月12日にもここでの定例会見で、定例だったかどうかちょっと忘れましたが発表がありました。第2弾としてですね。それに対する反応と言いますか、問い合わせ状況あるいは早ければ実施に向かって進んでいる案件っていうのはあるんでしょうか。
担当者(産業経済局 産業政策課)
産業政策課長の酒井でございます。今月の12日ですか、個別の会見のほうでご紹介させていただきました件で、まず「DX補助金」のほうは、現在総件数として9件申請が上がってきているんですけども、その内、米国関税に関わるものは内1件というふうになっております。それから「海外展開支援金」のほうは、これは6月2日から開催を予定しておりますので、もうちょっとしたら状況が分かってくるかなと思います。以上でございます。
記者(日本経済新聞)
同じメニューで枠だけ広げたということだと思うんですが、それはそのくらい企業側のニーズがあるということで、メニューを増やすというよりは枠を増やしたという考え方なんでしょうか。
市長
使いやすくして、受けの体制をしっかりと取って、そしてお使いやすいようなハードルをちょっと下げていったということですね。もちろん今、企業さんも、何て言いますか、まだ漠たる不安で、もちろんいろいろ様子をじっくり見られている。円卓会議がある7月12日が90日間のリミットですよね。そうした辺りでまた見えてくると、さらにどんなアクションが必要なのか、それぞれ個社で考えられる、より解像度が上がってくると思いますので、ここはじっくりサポート体制を広げながら、ご不安にも答えられる構えを取っておくということが、現時点では非常に大切にしているところです。
記者(日本経済新聞)
円卓会議はぜひフルオープンで、メディアにもそれが共有できるようにお願いします。ありがとうございます。
担当者(市長公室報道課)
その他質問ございますでしょうか。よろしいですか。それでは、定例会見を終了させていただきます。ありがとうございました。
市長
ありがとうございました。
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