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【発表案件】
(1)令和8年度 当初予算案
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22.令和8年(2026年)2月12日北九州市長定例記者会見
【発表案件】
(1)令和8年度 当初予算案

更新日 : 2026年2月13日
ページ番号:000178831

コメント項目

なし

月日:
2026年2月12日
場所:北九州市役所 

発表項目
(1)令和8年度 当初予算案(PDF:1MB)
 
出席者
北九州市長
 

会見の動画(YouTube)

会見録

この会見録は「速報版」です。
文字起こしの間違い(誤字脱字、読みにくい部分等)があるかもしれませんが、ご了承ください。
正式な会見録は、内容確認の上、1週間後を目途に掲載します。

(1)令和8年度 当初予算案

あ

市長
皆さんおはようございます。今日は、もう本当に皆さんも連日お疲れだと思いますけれども。今日は予算の発表などありますので、また少しお時間いただきますけれども、よろしくお願いいたします。それでは定例記者会見、今日は令和8年度当初予算ということで、それを発表させていただきたいなというふうに思っております。もう事前にはお話しかと思いますけれども。予算案というのは、市政の意思表明ということになります。どういう意思を持って市を前に進めようとしているのか、それを込めたものです。そういった意味で非常に大事なものなんですけれども、今年の予算のテーマはこちらになります。「成長加速予算」です。北九州市の流れが変わってきた、その前向きな流れをさらに加速をしていく、そしてさらに本格的にしていく、これが来年度の予算案の考え方です。成長加速予算、過去最大の6,477億円。まちの勢いをさらに前に進めるということであります。北九州市のまちの流れ、これ流れをさらに加速していくということもあるんですが、やっぱり将来の税収に向かっての先行投資、やっぱり攻めの姿勢を持ってやっていく、ここが1つ込めた思いでございます。過去の延長線上にあるだけではなくて、未来に向かっての種蒔きをしていく、北九州市の底力を信じて未来に投資をしていく予算案になっております。それでは、モニターのほうをご覧いただきながら、中身、私の思いや趣旨を中心にお話しをしたいと思いますけれども。過去3年間、私が市政を預からせていただいてから様々な取組をしてきました。北九州市、もう一度立ち上がったと、もう一度再起動したという、この3年間でした。流れが変わってきた、「成長への再起動」をしようというのを2年連続やった上で、昨年は「成長への反転攻勢」ということで様々な取組をしてきました。この勢いを本物にしていく必要があります。そのための加速装置として、令和8年度予算を位置付けております。各地域もこうして見ていただくと、各地域の状況を見ますと、各エリアのポテンシャル、いろいろ、折尾、黒崎、小倉、若松等々、もう皆さんもご案内のとおりでございますけれども、まちの景色を変えていこうということ。これ表面的な景色ではなくて、まちの熱量を上げていく、そして多くの人が、投資が集まるまちにしていこうという取組、進めてきました。その中で2年連続「人口の転入超過」ということもありがたいニュースとして、女性・若者の改善が、グッと押し上げてトレンドが変わりました。これが、この3年間の動きだったということでございます。そうした中で、今回、過去最大6,477億円ということで、本物の、本当の本格的な成長へと定着をさせるということであります。市税収入は過去最高の1,925憶円ということになっておりますけれども、先行投資をしながら、未来に投資をしながら、インフレの中でも成長の足を止めないための、攻めの予算ということであります。
そのために、この3つです。今回の予算の1つのサブテーマになりますが、成長加速予算の3つのテーマ、「3つのあつまる」と「地域の力」で構成される予算です。やはりこの北九州市がどんどん成長し、それが市民の皆さんの暮らしに還元されていくためには、人、投資、経験、この3つが集まってくることが必要です。人が集まれば投資が集まる、投資が集まれば経験が積み重なる、この循環を回していく。これが「3つのあつまる」。そして、それを支えるには、住みやすさ、安心、彩り、「地域の力」がなければいけません。地域の力に支えられた「3つのあつまる」、これを、さらにフォーカスを当てて、成長を加速、実感できるステージに持っていこうというものです。1つ1つのテーマについて見ていきます。

あ

市長
まず「人があつまる」です。人がいなければ、人が集まらなければ、まちの元気は継続できるものではありません。そこで、いろいろテーマはあるんですが、強化ポイントとして「教育」、「若者」、「女性」ということを、今日は触れたいと思います。多くの人が集まってくるためには、この要素がなければ、北九州市の勢いというのが加速していかないということであります。その中で、まず教育。「学力(正しくは、学び)の質向上パッケージ」ですね、こちらです。「学びの質向上パッケージ」です。北九州市で生まれ育つことが、子どもたちにとってすごく幸運なことだったと言えるまちにしたいと思っています。そうした意味で、ラストワンマイルの支援と言いますか、北九州市ならではのやり方と言いますか、学びの質を向上させていこうというものであります。3つの代表的な例は「給食」の無償化の話、これはもう皆さんもご案内のとおりでございます。あと「学校体育館のエアコン」、今年度から、令和8年度から本格開始いたします。「AI+読書」、もちろん、AIドリルの導入などによって一人ひとりの学びを支えていくということと同時に、読書によってしっかりと言語力、あるいは感性を高めていただく、そういった要素を組み合わせた取組を進めます。エアコンやAI、読書といった辺りは、言わばこれまでの現状維持から決別していくという、現状維持からさらに飛躍していこうという思いも込めております。これまでの学びの質、これをさらに高めていくために、新しいチャレンジ、これを継続していこうというのが「学びの質向上パッケージ」となっています。そして2つ目、「次世代デジタル人材育成支援」ということです。今、過去10年間で231社のIT企業が北九州市に集まっていますが、そのうち94社がこの2年で集結をしました。まさに誘致をする段階ではなくて、集積する段階に北九州市はなっています。デジタル産業のメッカになりつつあるというのが今の状況ですよね。小倉は「デジタル城下町」というコンセプトを掲げて、デジタル企業が集積をしている、新しいビルも生まれています。そうした中で、やはり良質な、より付加価値の高い産業としての雇用を生み出すという効果もあります。そして旦過市場に、この北九州市立大学の「情報イノベーション学部(仮称)」というのも創設するという動きを進めておりますけれども、こうした中で、大きな波及効果を生み出しながらまち全体をキャンパスにしていくというような方向性で進めていく。デジタル社会、今、もう申し上げるまでもないですが、AIであったり、様々な技術やスキルが拡大していく中で、ここをしっかりと強化をしていくという「デジタル人材育成支援」というものを、人を集めていくドライブにしていきます。もう1つが、政令市初となります。「第2子以降の保育料の“完全”無償化」です。完全無償化。幼稚園のプレスクールであったり、認可外の保育であっても、すべて第2子以降は完全無償化すると、これは他の政令市、福岡市さんや熊本市さんをさらに超えていく取組になっていくというふうに思います。子育て世代の皆さんの可処分所得を上げていくことが、子育ての安心、そして地域経済の活性化にも繋がっていきます。「子育てをするなら北九州市」というのは定着しつつありますが、それをスローガンではなく、もっともっと圧倒的な現実にしていく、それが今回の1つの眼目であります。政令市初「第2子以降の保育料の“完全”無償化」をやっていきたいと考えています。

あ

市長
次に「投資があつまる」です。投資がなければ、まちの未来はつくれないということは再三申し上げてきました。人が集まれば投資の機会も増えてきます。そうした意味で、1つ目がこちらですね、「小倉・黒崎ブースト大作戦!」と銘打っております。小倉・黒崎、この両エリアを2大拠点として、さらに投資価値の高いまちにしていく、そして「単なる整備」の次元を超えたエリアとしての価値を向上させる、これが今、大切なことです。民間投資を誘発していくための、攻めの戦略として展開をしてまいります。この両エリア、小倉はもちろん旦過市場もあります。そしてデジタルの話も、デジタルの集結という話もありました。最近は観光地としての様々な魅力発信もある。他方で黒崎、ここも「クロサキスイッチ」、昨年行い、そして黒崎の魅力、ポテンシャルというのは、ものすごく大きなものがあります。やはりこれを何とかさらに見える形で前に進めていきたいと思っています。この両エリアは、もちろん他のエリアもありますが、この両エリアは特に2大拠点として変わっていく、そしてポテンシャルがある、これが見える化されつつあります。この勢いをさらに強くし、また、様々な施設やスポットを点ではなく面として繋いでいく。面的に捉えながら、どのビルをどうするとか、どのビルを建てるということだけではなくて、面として、小倉・黒崎両エリアの価値をさらに高めていく、ここに取り組んでいきます。まちとしてさらに熱量を上げて、そして心拍数を上げていく、そういう取組に注力をしたいと考えます。「投資があつまる」、2つ目は「北九州空港バリューアップAction」です。北九州空港20周年をいよいよ迎えます。こうした中で、どこにも、どの都市の空港にも真似できない強みが24時間、もちろん九州で。どの都市にも真似できない24時間空港の自由がある、可能性がある、これをさらにさらに前に進めていく必要があります。まさに「稼げるインフラ」にしていく、これが私たちの務めです。従って、北九州空港、これは北九州市だけの話ではありません。もちろん京築のエリア、あるいは下関のエリア、またまた福岡都市圏のエリア、こういった、北九州空港を活用し得るメガリージョンを視野に入れてその価値を上げていく。まさにその起爆剤として、世界との繋がり、あるいは路線、そういったものを強化をしていきたいと思います。「フライトネットワークの拡充」、「グローバルエアロジスティクス拠点の構築」ということで、改めてこの20周年の節目に、世界と繋がる、世界の拠点となる北九州市を目指す取組を進めます。

アクション

市長
投資が集まることによって、経験が積み上がっていきます。3本目の柱になります。「経験(があつまる)」、北九州市は経験が豊かなまちです。まちとしても経験豊かですよね。日本の近代産業を引っ張ってきたし、公害の克服もしたし、その辺りもまたグリーンな産業の蓄積も含めていまして、まちとしても経験豊富です。と同時に人も経験豊富です。高齢化率が政令市ナンバーワンであって、しかも素晴らしい経験や知見を持たれた方がたくさんおられる、ベテランの方、プロフェッショナルの方がたくさんおられる。そういったものを力にしていく、そして武器にしていく、これが北九州市にとって、今とても必要です。高齢化は課題ではありません。高齢化をどうチャンスに変えていくのか、そこは非常に私も思いを込めて取り組みたいと思っていることです。いくつか事業をピックアップしますと、1つ目が「ケイケン・タカラ」プロジェクト。これはもうネーミングに苦労しまして。本当ね、ネーミングはなかなか悩んだんです。どんな名前を付けても既視感があるというか、何か「今までの事業そういうのあるよね」っていう感じですが、でもそこを越えていきたいんです。本当に、本気で、このまちにいるプロフェッショナルの方、ベテランの方を力として活かさせていただきたい、そしてそれを発揮していただきたいという思いがあります。長年培われた経験を、まちのために、あるいは企業さんのために、他の世代のために使っていく、こういうような形をつくっていきたい。まだまだ日本はそれはできていないと思います。私、実は高齢者雇用対策課っていうところに厚労省いたこともあって、結構そこは思いもあってですね、いろいろ。ただ、まだ私がやっていた頃は「高齢者の方の職域をどうつくりますか」とか「雇用機会をどうつくりますか」みたいな話が多かったんですが、やっぱりこれは宝ですよ、日本にとって。なので、この経験を宝として、それを活かしていく取組をしていきたいということがあります。世代間でその知恵や経験を共有していく仕組みにチャレンジします。「スキルの流動化」と言ってもいいかもしれません、「世代間のシナジー」と言ってもいいかもしれません。実はちょっと一瞬余談ですけど、フィンランドって行かれたことある方いらっしゃいますかね、ヘルシンキに行かれた方。フィンランドに行った時に、16時ぐらいにバーッとみんな職場から帰るんです。16時ぐらいにバーッとみんな帰っていて、「こんな早く帰るんですか」って。帰ったあと、みんなお食事、夕食を取ります。みんな、多くの人が夜、コミュニティスクールだったかな、名前が確か。「市民講座みたいなところにみんな行くんです」って聞いたんです。「へえ、みんな飲み会とかせずに勉強するんですね」っていうことだったんですけれども、みんな8時ぐらいから、その地域のコミュニティセンターみたいなところに集まって、「先生は?」と言ったら、「大学の先生が来ることもあるけれども、市民の皆さんで経験をお持ちの方が、自分の経験をもとに市民の皆さんに教えるっていう講座もたくさんあります」っていうことを聞いて私はとても感動しました。こうして繋がっているんだって、いろんな世代が。学ぶ機会もつくれるし、また、蓄えてきたそのご知見を前向きな意味で使うこともできる、こういうようなまちの形というのは、1つ「いいな」と率直に私思ったこともありました。「マイ・インターン」という映画もご存じですか。ご覧になられてない?「マイ・インターン」、ご覧になった方いらっしゃいます?ありますよね、大倉さんもありますか?「マイ・インターン」の映画、饒波さんは?長い経験を持った紳士、老紳士がスタートアップの企業の若い社長さんをいろんな意味でサポートしていく、非常に豊かな経験と豊かな知見を持ってサポートをしていくというその姿が描かれて、あれも1つね、すごく心を動かされる映画でもありました。だから、そういうことがあってもいいんです。今まで大企業で働いてきたマネジメントの経験、人を使ってきた経験、また、もちろん技術的な経験、あるいは人間関係の営業をしてきました、人間関係の経験、いろんなものがたくさん埋め込まれているのが、そのベテランの方、プロフェッショナルの方です。そうした方々、例えばベンチャー企業の、スタートアップ企業のサポートに行ってもいいし、いろんな、もちろん地域のことでもいいですよ。地域の子育てのことでもいいし、いろんな形で活かされていく、そういうようなことができれば。そしてまた、もちろんそういった方が起業されてもいいです。「シニアの起業」というような言葉、言い方ありますけれども、そういったやり方でもいいですしね。やはりそういった形で、歳を重ねられても自分の居場所と出番がある、そして幸福度を体感できる、それをみんながリスペクトできる、その循環がグルグル回っていくようなまちをつくっていきたい。少々長くなりましたが、「ケイケン・タカラ」プロジェクト、他にもこれに類するものありますけどね。こういったことで、「地域の宝」として活かしていきたいという思いがあります。そして「未来産業の強化」。これは、北九州市というのは本当にラッキーですね。本当に改めて、今、世の中の動きを見ていると、北九州市はもう攻める、この産業面でも攻めていく力がたくさんあるなと本当改めて思います。例えばAIを見ても、今もう世の中は全てっていうか、AIが経済の中心になってきています。こうした中でも、AIに関する人材を育成する、あるいはAIをうまく活用していく、こういったことをやっていくそういったところ、特に安川さん、個別企業さんがどうこうっていうことじゃないんですけれども、安川さん何かはフィジカルAIっていうことをどんどん今世界をリードしながら進めていらっしゃる。こうした企業さんがあられること自体が、もちろん他の企業さんも使われていますけどね。そうしたフィジカルAIなどの取組を進めていく。あるいは半導体、これもありがたいことです。本当に、クリーンルームのある学研都市がある、G-CITYがあるということもありがたいです。そうした立地支援、人材育成にも力を入れていく。もちろん九州工業大学が小型人工衛星世界一であることは皆さんご案内のとおりですけども、そうした環境の中で、宇宙産業、スタートアップも生まれてきています。今から誘致しようということではなくて、私たちにはそもそもその素地があるというこのポテンシャルをさらに活かしていきたい。今、AIやクリーンやスタートアップなど産業の再定義が今世界で行われているところです。こうした中で、そこにしっかりと北九州市の底力を活かしていく、こういったところにも力を入れていきます。スタートアップも、スタートアップの出現率が全国1位になりましたけれども、社会実装しやすい、またそれがいろんな社会課題と結び付きやすい、そういう北九州市をつくっていく、この事業もさらに展開をしてまいります。

定例会見画像

市長
こうした3本の柱を支えるのは地域です。地域の力・地域の安心・地域の繋がりがなくしてこうした取組はできません。「地域の力を強める」ということがその土台にあります。様々地域に関してもいろんな取組ありますけれども、いくつかピックアップしますと、まず1つ目が北九州市「クリーンタウン」プロジェクト。これは去年の11月に発表させていただきました。美しいまちは人を呼び込みます。投資を呼び込みます。そして安心をつくり出します。そして美しいまちは都市の格を上げます。ここを私たちは目指していきたい。安全で過ごしやすくて、そして多くの人が笑顔でやってくるまちをつくる。それによって都市のブランド、格が上がっていく。このために非常に大事なプロジェクトです。北九州市「クリーンタウン」プロジェクト20億円ということで、「客引きゼロ」の取組、あとは「まち美化」の取組、「除草・防草」の取組等々を柱として展開をしてまいります。また「地域の力」を強めるということでこちらですね。ここに2つ挙げております。今、区役所が様々な形で独自の取組を進めています。私は、兼々「区役所こそ課題解決の最前線」、「市民サービス向上の前線基地である」と申し上げています。その価値を想像する拠点としての区役所、ここにも予算を上乗せしていきながらその力を高めていきたいということで、「区役所発・くらしアップ実感事業」という名前で進めることにしています。今年度から人員も強化しております。さらに予算面でも区役所が自らの問題発見、そして問題解決。これは本庁と区役所が上下とか、本部と出先とかそういう観念は北九州市役所にはありません。区役所から、現場に近いところから、市民の皆さんの暮らしをアップさせていくその事業を強化していきます。そしてもう1つが、「まちの縁側・リビング」、サードプレイスと言ってもいいです。まちに参加していく入口として、まちのリビングに当たるような場所というものを、これからしっかりと整えていきたいと思います。市民の皆さんっていうのは今の時代、行政からサービスを受けるという立場だけではなくて、自ら集い、そしてつくっていくお立場になっていっていただきたい。自らそれを集い、つくるというお立場になっていくこと、これも期待したいと思います。市民の皆さんが、集う皆さんがまちのプロデューサーです。そういったことで集いながらいろんな地域の課題、そしていろんなこういうまちをつくっていこうと。今、地域のコミュニティ改革のビジョンをつくろうということで、検討会進めておりますけれども、まちの力、地域の力がまちの力、まちの力がやはり経済や暮らしを良くしていく。もう当たり前のことです。そこにしっかりと力を入れていきたいと思います。また、社会保障の問題もあります。おせっかいなぐらいにぬくもりのある繋がりがある、それが北九州市の強みです。そこを活かしながら、新しい時代の互助、新しい時代の人の繋がり、つくっていく。そういうまちづくりをしていきたいというふうに思っております。地域の力を強める。申し上げましたように、北九州市を次の成長ステージに上げていくためには、「3つのあつまる」と「地域の力」、これらがお互いに相乗効果を持ちながら、3本の柱がそれぞれ循環をしながら、この次のステージにまちを引き上げていく、そして成長させていく、そしてそれを地域がしっかり守り支えていく、そういうまちづくりを進めていきたいと。そんな思いでの編んだ令和8年度予算案でございます。では私から以上となります。ご質問を承りたいと思います。

(2)質疑応答

記者(時事通信)
今回の8年度の当初予算案ですけれども、これまでの5年度6年度7年度の振り返りもありましたが、これまでの武内市長の各テーマ、バランスよく発展させたような印象なんですけれども。一方で、過去最大の予算総額になりましたが、今回も歳出の膨張圧力などあったというふうに聞いております。そうした苦労されながら組まれていく段階で、武内市長として特にこれはねじ込むことができたとか、達成できたというようなそういったところがあったのか、ここに込められた思いっていうものをお聞かせ願えればと思います。

市長
はい。インフレ時代の都市経営っていうのは容易ではありません。物件費も人件費もどんどん高まっていって、すなわち支出がどんどん増えていきます。さらに高齢化等による扶助費の膨張というものがあります。他方で、物価高を支えていくという支出もあります。行政というのは、掛かるコストを全部何かの価格に転嫁できるということはすごく限られていますよね。この分はじゃあその分売るときの価格に上乗せしようという、なかなか簡単ではない話です。こうした中で、そういったコストの膨張圧力は確かにありました。そうした中で、次の時代に先行投資をするという思いで、編成したという思いですね。「どこの部分がねじ込めましたか」って、ねじ込むとかねじ込まないっていう関係ではないんですけども。そうした中で、今回1つやっぱり人に対する投資っていうのは、今回私も思い、課題に立ち向かいながらも、未来に投資をしていくという意味では、1つは子育て、そして安心、こういったところをつくっていく、しっかりと構えを整えていくという、構えを取って安心してこのまちで住める。そして健やかに次世代が育つというところは、やはり予算的な規模で言っても、項目で言っても非常に大きなインパクトがあったところです。もう1つは、申し上げましたが、このまちにおられるベテランの方、経験豊富な方々のお力をどうまちに、そして次の世代にお使いいただけるか、そういったところは、今年は思いを込めたところであります。なので、それらが2つ合わせるため、結局地域を強化しようというところが、過去3年間の中ではそこは顕示的には出てなかった部分ではあったかなと思いますけども、それをさらにやっぱり足腰をしっかり、雨風が強いからこそ足腰をしっかり、構えをとる。足腰をしっかりさせるっていうことは、私の全体の中での思いとしてはありました。

記者(時事通信)
ありがとうございます。一方で、昨年度までに企業誘致ですとか、投資の部分、非常に強調されていたと思うのですが、今年もそれを、落ちたわけではないと思うんですが、ギュッと絞り込まれたのかなという印象なんですけれども、その辺の思い、改めていかがでしょうか。

市長
いや、成長加速予算ですから、企業の誘致、集積、そしてそこで働く人の人材づくり、これは一番稼げるまちということで一貫して、中心に据えています。それを加速していく。ただそれを加速していくのは当然なんだけれども、それを支えていく安心であったり、人の力であったり、ベテランの経験であったり、こういったものもさらに巻き込んでいこうということですね。ですから、一貫して4年間稼げるまちへの構造改革をしているということになります。なので、それは誘致をしたり、インフラを整備したり、様々な産業振興人材づくりをしたり、あるいは、今度は地域、あるいはベテランの力、そして子育て環境、こういったものを順次どんどんどんどんさらに巻き込んでいきながら、このまちが稼げるまちへと、本当に構造転換していく、そうした思いで一貫してやっております。

記者(毎日新聞)
毎日新聞山下です。財源捻出の取組についてちょっとお伺いしたいんですが、2024年度は棚卸しをされて、25年度X会議による効率化を推進されていろいろとニーズの取組をされてきたと思うんですが、今年度は何かそういうトピック的なと言いますか、どういう取組でスリム化を図ってこられたのかお伺いしたいです。

市長
それはスリム化という部分、財源を持ってくる、未来投資枠を例えば、今回100億円あまりやってきた。今年はどういうところでやっているんですかっていう理解でよろしいですかね。コストの膨張圧力がある中で、どうやってその財源を捻出するのか、ここはもう1番本当に、意を尽くしているところであります。これ、何かどこかの事業をターゲットにして、何かを今年は無くしました、廃止しましたっていうものはありません。どういうふうに予算編成していたかっていうと、やっぱりそれぞれの予算の、予定していたものとか積まれていたものの中で、なるべく優先順位、あるいは、何て言いますか、少しこう、筋肉質でもっと努力できるところがあるか、これをぎりぎりやっているということですね。これもちろん毎年財政当局がやっているんですが、やっぱり今年もそれを一生懸命やっています。ちょっといろいろ。ですから何かを事業をなくしたとかこれをドーンッと減らしたとか、そういったことは今年はないですね。例えばさっき聞いた話だと、市役所のホームページの改修とか、システムの改修とかそういったものが結構大きくやろうとしていたものを、ちょっともう本当にポイントの部分だけにするとかね、そういうのを積み重ねて、積み重ねて、積み重ねて、もうみんなで全員野球でやっているという感じですね。「あなたはもうちょっと小さくなりなさい」とかいうことではなくて、全員でそれを積み重ねてくれば、非常に大きな力になってくるというようなイメージで展開をしてきたということですね。

記者(毎日新聞)
分かりました。先ほど説明があった「ケイケン・タカラ」事業に関してなんですけど、「ちょっと他の類似のものもありますけど」っておっしゃったように思うんですが、他との違いと言いますか、今までと何が違うものをやっていくことになるんでしょうか。

市長
他っていうのは、私がこの「ケイケン・タカラ」と、まちのリビング事業と、もう1つあったと思うんですけどね。あったかな。そういう意味での「他」って言ったんです。そういう意味での「他であとでまた紹介します」という意味だったんですが。これですね。ちょっとせっかくなので申し上げると、私はさっき高齢者雇用対策課に居たって話ちょっとしましたけど、シニアとかベテランの皆さん、高齢者、高年齢者っていうのが正しいんですけどね。高年齢者の方々の雇用開発・雇用創出っていうのは、私やっていましたので熟知していますけど、やっぱりどっちかというと、「こういう仕事ありますよ、皆さんどうですか」あるいは、そういうご相談されたときに、「私こういうことできます」「ああそうですか、あなたに合う仕事はね」ってこうやってマッチングするっていうのが今までの、今までのっていうかそれはいわゆる職業安定行政の世界でのやり方です。私はちょっとそこは違和感もあるし、もっといろんなスキルっていうのがあるんですね。そこってなかなか捉えづらい。別にこれ失業対策でやっているとかいうことじゃなくて、さっきフィンランドのこと話しましたけれども、何か「仕事のために私行きます」とかいうこと、そう言うと、「いや別にその何か仕事見つけたいとか、給料上げたいとかいうことじゃなくて、でも私の持っている経験とか知見っていうのを何かまちのために役立ててよ」って思ってくれている人はいっぱいいると思うんですよね。もちろん就業というのも大事ですけど、いっぱいいる。そういったところで、そういった方々が、もちろんそのスタートアップみたいな話、支援みたいな話もありましたし、あるいはそれをレクチャーしていただくということもあるし、あるいは子育て世代の相談に乗ってあげるっていうこともそうだし、そういった経験をいろんな形で活かせるような仕組みで、そのためには、今からですけどやっぱりしっかりどういうご経験を持っているのかっていうのをやっぱり、見える化というか言語化というか、そういうこともしながら、そういう方を、どういう方がいらっしゃるかっていうのを同定しながら、そういった方にふさわしい場所がどこに繋がるのかっていう、その仕組みっていうのをこれからつくっていきたい、そういう思いですね。高年齢者の持たれているスキルは多彩で多様で濃度もいろいろあるわけですね。それ全員じゃないですけども。やっぱり経験持たれている方でまだその力が、「もっと使って」って私もよく言われます。市民の皆さんから「もっと使ってよ」って言われるんですけど、やっぱりそういうところに1つのチャレンジをしていきたいというような思いですね。

記者(毎日新聞)
雇用に特化したものではないんですね。

市長
ではないですね。雇用は雇用でもちろん大事ですけども。ただ、雇用されたい、雇用したいっていう人は、それはもうハローワークで出会うというか、出会う仕組みになっています。私たちはそことちょっと、経験はあるんだけど、「別に就業活動しているわけじゃありません」みたいな、いう方もたくさんおられるですよね。いますよね、そういう方ね。そういう方々の力を貸していただきたい。そういう方をリスペクトして出していきたいという。だからある種そういう意味では非常にチャレンジではあります。そういう方式が確立している日本方式。それがまた何て言うんですかね。何て言うかな、私も厚労省にいたので、私生きがい係、シルバー人材センターとかもやって、それも大事なんですが、何かねその、「生きがいづくりの事業です」って言うと、そこもまた出づらい方もいらっしゃいますよね。それも大事、大事なんですが、そこの部分っていうのはまだ大量にそういった知見をお持ちだけども、どう動いていいのか、どう関わっていいのか分からない方々がたくさんおられるっていう、ここを何とか、「これが北九州市の宝だ」というふうに捉え直してやっていきたいと。私もちょっと経験上気合い入ってしまいましたけど、そういうことですね。

記者(毎日新聞)
ありがとうございます。もう1つ区役所のくらしアップ実感事業なんですが、今回初めて区役所の企画、提案枠ということで、実際もう何個か予算付けて企画を見られて感想と言いますか、どんな感想を持たれましたか。「さすが区役所、面白いな」なのか。

市長
いや驚きましたね。区役所の想像力、あるいは発想力、あるいは実践力、むちゃくちゃ高いなと思いました。もう1つ言えば、競争力。7区もあるので、お互いに競い合うということもいいシナジーを生んでいると思います。だから今年度も、毎年様々区オリジナルの取組、たくさんやっています。そうした中で、「やっぱりこれは本庁では出ないアイデアやな」とか、「そんなふうに使えるんだ」って。例えば、八幡西区の区役所のスペースを使っていろんなコミュニティをつくろうとかいうこともそうだし。若松区でコンビニをつくるのとかね。あと、北区の職員を南区で研修してスイッチ研修をするとかね。もうこれは、私たちから「それやりましょう」っていう世界じゃない、本当に現場起点のアイデアというのが他にもたくさんあります。やっぱり区役所の、北九州市のこれ強さだなって改めて思います。5市合併、7区も存在している。時に遠心力が働くこともあります。ただ、そのいい意味での遠心力、うちはうちのやり方、うちはうちの工夫っていうのが、今ものすごくいろんな形で切磋琢磨してやれてきているというのは頼もしく思います。

記者(TNC)
TNCの富﨑です。よろしくお願いします。具体的な内容の中の、「小倉・黒崎ブースト大作戦!」についてなんですけども、小倉と黒崎はリビデーションで、いろいろビル建ったりとかやっていましたけれども、それとの関係性っていうか、それではできなかったようなとこに手入れて魅力アップを図るというふうな考え方なのか、具体的にどういったことで、エリアの価値向上させるっていう具体的な方策はありますでしょうか。

市長
そうですね。まち、エリア全体の価値を上げていくということで、まだこれは今検討しこれから形になっていきますけども、小倉・黒崎エリア、特に黒崎は、小倉は民間投資が自然に集まってきているんですけども。まだ小倉も進みます。黒崎もさらに民間投資が集まるまちに、次のフェーズに進んでいくために、官民が一体となってどういう手順でどこを目指してどういうふうにやっていくのかっていうことを、より明確化して、それに向かって進んでいく、ドライブをかけていくということです。ちょっとまだやや抽象的な言い方なのであれですけども、単に「リビテーション続けます」というだけではなくて、次のステージに上げていくための、どういった都市デザインをしていくのか。こういった辺りも、そして官民のプロジェクトでそれに着火していくのか、その辺りもこの中でやっていきたいと思っています。そうですね。北九州市というまち自体は今民間投資がどんどん集まってくる。放っておいても需要が集まって、どんどん来るっていう状態では、まだ「どんどん来る」っていう状態ではまだもう一歩なので、そこに向かってどう背中を押しながら、押しながらそしてどういう絵を描きながらビジョンを描きながら、一緒になって進んでいこうという流れをつくっていくかっていう。今そういう立ち位置にあります。

記者(TNC)
ここに挙げられている6億4,500万円っていうのは、どっちかっていうとPRとかそういうソフト面とかそういう感じですか。

市長
PRということとちょっと違うかもしれませんけど。こういった起爆剤となるような官民プロジェクトに対して、後押しをしながら、次にそういうどういう都市像、そして、どういうようなところを目指し、どういうふうにそれを官民で役割分担してやっていくかっていうことを描いていくというようなものですね。ただこれね、公的なお金ですから、やっぱり民間投資をどう呼び水としてどうやるかっていうところの要素っていうのは1つありますし、あとどこを目指していくのかっていう要素もしっかり示しながらやっていきたいと思います。

記者(TNC)
民間がやることに一緒にやっていくために、支援するとか補助するとかそういった感じのこと。

市長
そういうものももちろん含まれます。

記者(TNC)
含まれるわけですね。なるほど。あとどういう、その空港も空港大作戦ありましたけども、それにプラスしてということになってくるんですかね。

市長
そうですね。空港大作戦も、もちろん20周年を迎えますし、これからさらに路線の誘致、そして物流の拠点として強化をしていく。その取組をさらに積み重ねていくということですね。

記者(TNC)
では大作戦は大作戦として継続。

市長
そうですね。

記者(TNC)
それをベースとしていくってことですかね。分かりました。ちょっとあと細かいところで恐縮なんですが、学びの質向上パッケージですとか、あと今申し上げたその空港バリューアップAction、これそれぞれいくらぐらいお金が、予算が投じられるかって分かりますでしょうか。

市長
それちょっと確認してあとで財政局のほうから、正確な数字はお示ししたいと思います。

記者(TNC)
ありがとうございます。

記者(西日本新聞)
西日本新聞の壇です。女性政策関係でお伺いしたいんですけれども、2025年度にWomanWill推進室ができて、当初は意見を広く聞くという段階からスタートし、今回それを踏まえて施策が出るという段階に入ったと思います。なのでちょっとこの段階で改めて伺いたいんですけれど、そもそも女性の輝く推進室をWomanWill推進室に格上げ、体制を増員して格上げした時点で、市長としてどういう課題認識があって、何を実現したいという思いがあったのかをちょっとお聞かせください。

市長
そもそもですね。

記者(西日本新聞)
はい。

市長
女性政策っていうのは、もちろん男女共同参画を初めて公文書で使った歴史であったりとか、ムーブであったり、様々北九州市輝かしい歴史を持ってフロントランナーでした。しかしながら、私が就任して見てみると、人口の流出を女性が牽引しているというか、非常に女性が流出している。特に、とりわけ若い世代20代・30代の流出は非常に厳しい状況であったという問題意識がございました。なので、ずっとかつての男女共同参画ということを中心とした施策の展開を、毎年毎年同じように繰り返しているだけでは、これ局面は絶対変わらないぞという思いがありました。そこで、市政の柱としても明確にそれを掲げ、そしてWomanWill推進室というものも立ち上げ、そしてWomanWillプロジェクトというのも立ち上げてきたと。そうした中で、今年度はそうは言っても実は、女性の皆さんのモヤモヤとか声が非常に多岐に渡っていて、それを「どうですか」って聞いても、なかなかお声をいただくことに逡巡されるケースもあるし、何かそうやって問うて答えるというような世界じゃなくて、しっかりまずはコミュニケーションをとる、またコミュニティをつくっていただくということが大事だということで、令和7年度そういうステップを踏んできました。併せてその中で出てきたご意見なんかを踏まえながら、できるところから、各分野の施策に反映をさせていこうという流れをつくってきているというのが、今の立ち位置です。もちろんこのWomanWill(推進室)の仕事が、1年や2年、2年や3年で完遂するはずがないわけです。これ長年かけてそういった状況ができているので。なのでしっかりとそれを入れていきたいということで、取り組んできたと。今回、いろんなお声があるんですけれども、クリーンタウンも1つの、やはりお声結構ありました。「なかなかまちが気持ちよくない」とか、「ちょっと汚い場所どうする」、「ちょっと客引きがあって怖い」こういうこともWomanWill推進室で全部やるわけじゃ当然ないので、そういったお声をもとに、各部局に横串でインプットしていくということもやって、もちろんその中では教育の話もありました。教育、「このまちの学校に通わせたいと思われるような北九州市にしてほしい」っていうお声もありました。そういったことを各分野にフィードバックしながら注入をし、インプットし、その政策を前に進めるという、そういうドライバーとしていかさせていただいているということですね。

記者(西日本新聞)
いわゆる女性活躍、何かキャリアアップとかに結びつくような女性活躍っていうよりももっと広い意味で、若い女性の人口流出を防ぐところに繋ぐような施策をやりたいっていう意味も込めての推進室だったっていう。

市長
もちろん。ただ、働き方とか、キャリアとか、こういったことももちろん大事です。これは古くて新しいテーマでありますけども、そもそも職場においての理解であったり、それの象徴的なものとしてヘルスケアの話を私どもは提起して、それを力入れることにしていますけども。そういったヘルスケアのことも含めて、まだまだそうした理解の浸透とか、そういったことに対する構えが、官民一体でできているのかっていうとまだ足りないっていうようなお声もあるので、そういったところも各分野の施策、あるいはキャリアアップの中で、ロールモデルがなかなか見い出しづらいとか、あるいはキャリアを積んでいく上で、単純にそのルールの世界で、働き方ということだけでなくて、ルールの中でやっていく中でもその相互にどう繋がっていくかっていう道筋が見えない。「コミュニティもしっかりつくっていこうよ」というような話も盛り込んでおりますしね。ただこのステージはまだまだ続くと思っています。ステージは続くっていうか、まだまだ一歩一歩進んでいかないといけないと思います。これはやはり、雇用者の皆さんとの意識合わせ、目線合わせ、そして具体的なアクションというところにも繋げていかないといけないし、街中のハードの整備、これハード整備はもう1年や2年で財政的にも時間的にもできるものではないので、そういったものをやっていくのかとか。暗い場所、お手洗い問題等々もたくさんお声いただいています。なので、そういったものも、いろんなものを全分野にフィードバックをしていく。それがWomanWill推進室の横串機能であるというふうに思って、今取り組んでいます。

記者(西日本新聞)
この2025年の1年聞いた声っていうのは、新年度予算の施策で、ある程度終わっているのか。そこもまだ次年度以降に拾った声っていうのが出てくるっていう。

市長
正確に言えば、できるところから着手するっていうスタンスですね。いただける声はもう幅広く奥深く様々あります。働き方の問題、キャリアの問題、子育ての問題、介護の問題、まちのハードの問題、安全の問題、美しさの問題。いろんなものがいっぱいあります。たくさんありますので、それはもう1年で消化して、全部じゃあ1年で終わりましたっていうわけには、これはなかなかいけませんが、それでも例えば、今日はここで発表しただけでも、保育料の話であったり、学びの質の向上であったり、クリーンタウンであったり、こういったところは、今日プレゼンした中でも、そういったものありますけど、そういったところに後押しとしてどんどん力を与えてくれているということかなと思いますね。

記者(西日本新聞)
ありがとうございます。

市長
そういう考え方です。

記者(日本経済新聞)
日経新聞の木下です。「投資があつまる」の中で、洋上風力関連の予算について伺います。これまで着床式のサプライチェーンづくりっていうのを進めてきたんですけれども、今回新たに、もう1つのやり方である「浮体式」にも手を広げようというための調査費が計上されました。昨年夏に有識者組織から提言を受けて、これまで庁内で検討されていたと思うんですが、今回調査費がついたということは、この「浮体式」のサプライチェーンづくりの取組のフェーズが検討から前に進んだということになるんでしょうか。

市長
そうですね。「浮体式」の拠点を視野に入れて進めていこうということは、今までもお話をさせていただきました。それで、それに関しての提言などもいただいています。そうした中で、「浮体式」の拠点の形成に向かった検討をさらに歩を進めるというスタンスを込めています。なので、これまでのいよいよ「浮体式」ということも、具体的な提言いただいている中で、それをさらに一歩前に進めていくという思いを反映させた予算になっています。

記者(日本経済新聞)
それは検討というフェーズから、例えば計画づくりとか、新しいフェーズに移行したっていう意味はないんでしょうか。

市長
計画をつくるところまでは入れてないですよね。検討ですね。検討をさらに加速し、加速というか検討をさらに深めるということですね。計画づくりまでは、今のところは想定はしていないですね。

記者(日本経済新聞)
北九州市はサステナブルシティっていうのを標榜していますが、そうした北九州市の中で、これから日本のカーボンゼロに向けて必要とされる洋上風力の事業を進めるっていうのはどういった意味があるんでしょうか。

市長
そうですね。世界の課題を解決する先進都市でありたいという、そこを目指すという北九州市の使命、あるいはすごくアイデンティティというのは、ずっと公害克服から続いているものだと思います。そうした流れをさらに進めていくために、洋上風力のファームも今度でき上がる。こうした中で、次に期待が大きい「浮体式」の洋上風力について、やはりそこをしっかりと北九州市としても、展開をしていきたいという思いを持って、検討を一歩ずつ深めていきたいという思いです。これはやはり、北九州市がアジアの拠点として、洋上風力の一大基地になっていく。そこに向かっての大きなステップを踏んでいくという意味があります。いろいろ国際情勢変わっている、あるいは様々な流れっていうのはそれこそ風向きっていうのは、多少いろいろ変わりますけれども、やはりこの響灘地区、東アジアの「浮体式」の拠点としてやっていく将来を見据えながら、一歩一歩、歩を進めていくと、そういう意味を込めた予算案になっています。

記者(RKB)
RKBの西尾と申します。予算外の質問なんですけれども、本城中学校で調理したピザを食べて生徒が緊急搬送された事案なんですけれども。調査結果としても、原因が規定量以上の食塩が入っていたと見られるということで、今回このような事案に関する受け止めと、あと対策などをどう考えているかを教えてください。

市長
そうですね。体調不良となった生徒様、またご心配を掛けた保護者の皆様にはお見舞いを申し上げたいと思います。事案の詳細については、教育委員会から報告されたとおりであるというふうに考えておりますけれども。皆さん、体調自体はもう戻っているということでございますが、お見舞い申し上げ、またこうした再発が起きないようにということで、私からも教育委員会にお願いをさせていただいております。対策について補足ありますか。

担当者(教育委員会 学校教育課)
教育委員会学校教育課教育振興担当課長の大石です。私から再発防止策について少し具体的にお知らせいたします。今回の事案を教訓として、再発防止に努めてまいりますが、まず、当該学校の管理職及び家庭科担当教員を対象とした、校内での研修をすでに実施をしております。また今後は、2月中に家庭科に関する全市研修も行うとともに、次年度当初に、実験や実技を伴う授業全般について、管理体制や事故防止の研修を実施してまいります。併せて指導手順とか事前確認の徹底など、学校におけるリスク管理体制についても見直しを進め、再発防止に努めてまいります。以上です。

記者(RKB)
その他で、ピザづくりの工程が「リレー方式」って呼ばれた前のクラスのつくった生地を使うということだったんですけれども、このつくり方自体は、調理実習としては一般的なものになるのか、もしくはその北九州で結構工夫されて独自のものになるんですか。

担当者(教育委員会 学校教育課)
今ご質問がありました、リレー形式いわゆる今回の行い方ということなんですけれども、一般的に行われているものではありません。基本的には、自分がつくったものを自分で喫食するという流れが一般的でございます。ただ禁止をされているといったものでもございません。今回の調理実習に関しましては、中学校3年生で義務教育最後の家庭科の授業ということで、家庭科の授業が年間17.5時間しかない中で、教員が、「少しでも子どもたちを元気づけられる授業にしたい」というような思いがありまして、子どもたちに希望調査をとったところ、「調理実習でピザがつくりたい」というような声が上がり、それを叶えたいという思いで、計画を立てたものです。ピザづくりには、今回報告でもお示ししたとおり、生地をつくり発酵させる過程と、そして焼くという過程が必要になりますので、限られた時間の中で、1コマでどうやったらそれができるかということを考える中で、教員の工夫として、「子ども同士がお互いに受験生で元気づけられるように」というような思いも込めて、前のクラスとあとのクラスということで調理過程を分けて、リレーするような形式をとったというふうに聞いております。ただ、今回結果として、このようなことになりましたことについては、重く受け止めておりますので、今回のことを教訓として、再発防止に努めてまいりたいと思っております。

記者(毎日新聞)
毎日新聞です。学校の給食費の関係でお伺いします。国の方針もあって小学校のほうは無償化されたと思うんですが、中学校、特別支援学校を引き続き据え置きということで、今年度庁内につくりました検討チームについて、これは中学校の無償化に向けて来年度以降は、どのような扱いになるんでしょうか。

市長
検討チームを何か、たたむのかとか・・・

記者(毎日新聞)
中学校の無償化どうされるのか。

市長
そうですね。今回は国から公立の小学校を対象とした学校給食費の保護者負担軽減について交付金が措置される方針が示されたということでありまして、中学校というのは、かなり多額の財源を必要とするということなどの状況で、現時点では、中学校の保護者負担の無償化に踏み切ることは難しいというふうに考えた次第です。中学校に関しましては、物価高に伴う価格上昇分を市が支援し、保護者負担額を据え置くことで、保護者負担の軽減を図っていくということにしております。今後も引き続き様々な経済社会情勢、あるいは国の動き、こういったことを注視しながら、中学校についても、やはりどういうふうに考えていくべきか、考えを深めていくということが必要だというふうに思います。

記者(毎日新聞)
それは検討チーム内を存続させてやっていくようなそういう具体的な動きはつくったまま・・・

市長
ちょっと実務的に検討チームを、この形でずっと今のものでやっていくのかっていうところまではちょっとまだ聞いていませんけれども。そういったことももちろん、私たち考えを深めていくということは必要ですので、そういったことは続けていくということは申し上げたいと思います。

記者(毎日新聞)
もう1点、クリーンタウンプロジェクトのうちの除草・防草に関して、今年度1.2倍ということで、積みましたっていうことで。

市長
来年度ってことですね。

記者(毎日新聞)
来年度ですね。今年度と比べて1.2倍というふうに積みましたと伺っているんですが、これは雑草どんどん処理費が増えていく中で、今後も膨張していくものとしての増額なのか、それともいずれその減額に転じるためのものなのか。どういった今先行きと言いますか、見ていらっしゃるのか教えてください。

市長
そうですね。改めて、気候変動と労務単価の上昇などによって、非常に困難な状況を迎えているということが見えてきて、また財政的にも非常にコストがアップしているということが私たち見えてきたので、そこにまずは対峙をしていくということで今回20%増という予算を提案させていただきます。ただこのあと、増えるのか減るのかどっちなのかっていうことは、ここは一概に今現在で予断を持っていません。というのも今、雑草のあり方検討会、ちょっとタイトル間違っているかもしれない。

担当者(都市整備局 総務課)
あり方検討会議です。

市長
あり方検討会議ですね。そのあり方検討会議で有識者の皆様にも、非常に多角的、包括的な議論というのを今やっていただいているので、そういったことも踏まえながら、どういうふうに考えていくのか、道筋を定めていくということが大事です。そう考えています。

記者(KBC)
KBCの中野です。先週日曜日に衆院選が行われまして、自民党圧勝という結果になりましたけれども、まずこの衆院選の結果の受け止めからお聞かせいただけますでしょうか。

市長
それぞれの有権者の方が示された意思の集合体ですので、それについて私が論評するのは限界がありますけれども。ただ、個人的な受け止めということで申し上げますと、強い政権を望んだと。今、内向きの政争しているんじゃなくて、外向きの結束が必要だという意思表示であろうと思います。今、国際環境も変わっている、経済も大きく、円安・利上げなど様々な状況がある中で、しっかり国として団結して前に進めていく、そのためには強いリーダー、強い政治基盤が必要だという意思の表れではないかと、個人的にはそんな受け止めをしております。

記者(KBC)
北九州市内の2つの選挙区に関しては、9区はこれまでどおり前職が当選されましたけれども、10区は当選者が変わって、それから、あの9区で比例復活された候補の応援に市長も入っておられましたけれども、その辺の9区を応援って言うんですかね、一緒に立たれていましたけれども、この北九州の選挙区の結果に関する受け止めをお願いします。

市長
そうですね。もちろん国政の皆さんっていうのは、国をどうするか考えないといけない、これが第一義にある一方で、やっぱり「北九州市というまちを前に進めたい」という思いは皆さん同じ。そして「北九州市を前へ進めたい」というメッセージも出されていた。こうした中で、私ども市政を預かる身としても、そういった志、しっかり同じ方向を向いて進んでいく、これが大事だと考えます。今回、与党議員2人ということにもなります。与党議員としての政治力、こういったものと、市政を預かっている実行力、これを掛け合わせて、市民の皆さん、北九州市のまちのために進んでいきたいというふうに思います。

記者(KBC)
ありがとうございます。すみません、この衆院選の関係でもう1点。今回、多くの政党が消費税減税に関する公約を掲げて、先週の、前回の会見で伺ったところでもあるんですけれども、改めて自民党が大勝して、今後、国民会議で消費減税についてのあり方を検討していくという中で、今回当初予算でも、物価高によって消費税の部分、歳入は上振れるというふうに立てておられますけれども、そこへの影響のところを改めて、今の状況をお聞かせいただけますでしょうか。

市長
市としてということですか。

記者(KBC)
市としての受け止めというか。

市長
今回そういった政策テーマについて提起をされて、多くの有権者の皆さんが、それを後押し、あるいは支持される。これはやはり今の物価高の中で、非常に、その暮らしをもっと楽にということに対する、1つの大切な民意の表れであるというふうに受け止めています。北九州市の財政というところに少しフォーカスをしますと、ちょっと正確な数字で言えば、消費税8%分が廃止をされると、地方消費税交付金は約41億円の減収というふうに推計をされています。地方交付税の原資が減るということで、地方交付税にどういうふうな影響を与えるのか、これは注視していく必要があると思います。くれぐれも、やはり地方の一般的な行政サービスが遅滞、あるいは不足することのないよう、十分に国の動きを注視しながら議論を求めてまいりたい、議論していっていただきたいというふうに願っております。

記者(KBC)
今後の検討の状況を見守りつつ、対応を取っていくという形ですかね。

市長
そうですね。しっかりとした地方の行政サービス、自治体における行政サービスの低下を招かないようなご議論をいただきたいなというふうには願っております。

記者(朝日新聞)
朝日新聞の小島です。「3つのあつまる」と「地域の力」で「成長加速予算」という、この予算を実行していく上で、組織改正のお考えなどありましたら教えていただけたらと思います。

市長
もちろん「3つのあつまる」の中には新しい取組などもありますので、そうした中で、人事上、人事組織上の工夫というのは今後出てくる可能性があります。これはどういう、例えば、小さく言えば、係をつくるとか、課をつくるとか、あるいは人の配置とか、いろんな、人のボリュームを変えるとか、こういうのは4月1日からを念頭に置いて調整をしていくということがあります。

記者(朝日新聞)
昨年は予算の発表に合わせて、例えば「すしの都課」ですとか「WomanWill推進室」ですとか、そういう組織改正の発表もあったかと思うんですけれども、今の段階ではそういったものがないと。

市長
そうですね。今回は議会を前にして、議案事項としては組織面ではありません。今回はないということ。ただ、もちろん組織、これ予算を組むのと人事をするのと、私、今、両方一生懸命やっているところなんですが、ようやく予算が編めたということで、今度はやっぱり人事とか組織のことも本格的に。ただ、それは様々なことを考えながら、最後、年度内、しっかりとそれは詰めていきたい、詰めて考えていきたいなというふうには考えています。

記者(日本経済新聞)
すみません、先ほどの衆院選に関連して1つ伺います。ほとんどの政党が消費減税を掲げたということで、あまり選挙戦、政策論争が深まるというよりは、党首の人気投票のような形になって、その結果としての自民圧勝ということになったと思います。こうした選挙の空気とかいうものに関して、市長はどういうふうに感じられているんでしょうか。

市長
何を言わせたいんですか。そうですね、様々な民主主義の形とか、リーダーの選び方、選挙のあり方というのも、時とともに変わっていくし、いろんな道具とか、あり方によっても変わってきます。なので、なかなか、非常にそれに応じて変わっていくということなんですが。今、木下さんがおっしゃったような解釈を取るかどうかというのは、これもよく考えてみないと分かりませんが、政策、あるいはどういう国の方向性を選ぶのかという、そういう選択であるというのが、私たちの今までの認識だった。それが1つ、色合いは少し変化があるかなというような印象もあります。ただ、それがいい・悪いと言う話ではないと思います。理想的なのはもちろん、それぞれに明確な違いがあって、「どっちにしよう」っていうふうに選べるほうが、もしかしたら選択しやすいというような考え方もあるかもしれませんし、他方で、やっぱり「政策よりも、人やその姿勢だ」ということも、またこれも1つの要素であるので、それらが合成して投票行動が行われるというようなことかなと改めて認識をしています。ただ冒頭申し上げたように、今、国民の皆さんは、しっかり結束をして、国として強いリーダーを持って、強い基盤を持って、しっかりとこの時代を乗り越えてほしいという選択、思いが表れたのかなというふうな印象は持っています。

担当者(市長公室 報道課)
他よろしいでしょうか。大丈夫ですかね。なければこれで定例会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

市長
ありがとうございました。

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市長公室報道課
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