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小倉祇園太鼓

更新日 : 2023年6月23日
ページ番号:000009751

山車に据え付けられた太鼓の音が無数に重なる小倉祇園祭は、映画「無法松の一生」で有名な祇園太鼓に象徴される勇壮な祭り行事です。関ヶ原の戦いの功により、40万石の大名に任ぜられた細川忠興公が、慶長7(1602)年に大規模な小倉城の築城を始め、元和3(1617)年に、城下町としての繁栄のために祇園社を創建して領内の総鎮守とし、祇園祭が始まったといわれています。

明治以降からは祭りが次第に変化していきました。飾り付けた山車や踊り屋台が、今日の太鼓を据え付けた山車になり、若衆がその太鼓を威勢よく打ち鳴らして町中が勇壮な太鼓の音でおおわれる。それが小倉祇園が太鼓祇園と言われる由縁です。

そして、メイン行事の一つである「子ども競演会」では、子ども達がお囃子を唄い、趣向を凝らした山車飾りと、勇壮な太鼓との調和を披露し、技の優劣を競い合います。また、最終日は、国指定重要無形民俗文化財である「小倉祇園太鼓」を次世代に継承することを目的とした、打ち手相互の見取りの場である「太鼓総見」が行われます。

県指定無形民俗文化財(昭和33年4月3日指定)

国選択無形民俗文化財「記録作成等の措置を構ずべき無形の民俗文化財」(平成28年1月15日選択)

平成31年3月に国重要無形民俗文化財の指定を受けました。

小倉祇園太鼓の写真1
小倉祇園太鼓の写真2

両面打ちの小倉祇園

小倉祇園太鼓の写真3

両面打ちは全国でも類を見ない珍しい打法で、表と裏で音も打法も違うのが特色。太鼓の太さは直径一尺二寸(36.44センチ)から一尺五寸(45.5センチ)までが定式とされていますが、中には尺七や二尺物まであります。

一面は甲高い音、もう一面はやや鈍い音を出すよう皮の貼り方で調整されています。甲高い方は「カン」や「オモテ」と呼ばれ、鈍い音の方は「ドロ」や「ウラ」と呼びます。

また、太鼓の打ち方によってそれぞれ意味があり、天下泰平、国土安穏、五穀豊穣などを祈願したものと言われています。「カン」は派手な打ち方、「ドロ」は単調な基本音となり、これにリード役のヂャンガラ(摺り鉦)が加わって、小倉祇園太鼓の独特なシンフォニーが創り出されます。(開催地:小倉北区一帯)

小倉祇園太鼓を通じたまちづくり

小倉祇園太鼓保存振興会では、小倉祇園太鼓の歴史や伝統を次世代に継承するため、また、マナー向上のため、校区の子ども達を対象とした太鼓塾を行っています。
また、小倉北区役所では、観光客や外国の方に小倉祇園太鼓の魅力に触れていただくため、小倉祇園祭開催中、実際に太鼓を体験できる「おもてなし太鼓」を振興会と共同で開催しています。 

問い合わせ先

小倉祇園太鼓保存振興会

電話:093-562-3341(平日11時から15時まで)

「おもてなし太鼓」の様子

このページの作成者

小倉北区役所総務企画課
〒803-8510 北九州市小倉北区大手町1番1号
電話:093-582-3339 FAX:093-581-5496

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