ページトップ
ページ本文

「鳥インフルエンザ」とは

更新日 : 2022年6月23日
ページ番号:000004912

鳥インフルエンザについて

 鳥インフルエンザとは、インフルエンザウイルスが鳥に感染することで発症する鳥の病気で、人のインフルエンザとは異なるものです。野生の水鳥(カモなど)は、このウイルスの宿主でもあり、感染していても無症状の場合もあります。
 しかし、インフルエンザウイルスの中で、家きんへの感染を繰り返すうちに、家きんに対して強い毒性を示すように変異することがあります。これを高病原性鳥インフルエンザといいます。高病原性鳥インフルエンザウイルスは感染した家きんを大量に死亡させ、また、感染力が強いことから、国際的に最も警戒すべき家畜の伝染性疾病とされています。我が国においても、家畜伝染病予防法に基づき、高病原性鳥インフルエンザ特定家畜伝染病防疫指針を定めてその予防と発生した場合の速やかな対処に努めています。

高病原性鳥インフルエンザ(家畜伝染病予防法の定義)

 A型インフルエンザウイルスの感染によって起こる家きん(鶏、あひる、うずら、七面鳥、きじ、だちょう、ほろほろ鳥)の疾病のうち下記のもの。

1 OIE(国際獣疫事務局)診断基準によって高病原性鳥インフルエンザと判定されたA型インフルエンザウイルス(HPAIウイルス、いわゆる強毒性)
2 H5若しくはH7亜型のA型インフルエンザウイルス(上記除く、いわゆる弱毒性)

 (注意)ウイルスの毒性は鶏などに対する毒性であり、人に対するものではありません。

人への感染について

 死亡例も報告されていますが、いずれも感染した鳥に直接触れる、ウイルスの付着した糞や羽などを大量に吸い込むなどの特殊な環境で起こっており、高病原性鳥インフルエンザの人への感染力はそれほど高くないとされています。
 また、世界的にも食用に加工された鳥の卵や肉を食べることによって感染した例は報告されていません。

国内の家きんにおける発生事例

 平成16年1月に山口県で、79年ぶりに国内発生が確認されました。以降散発的に発生が確認されています。
 農林水産省ホームページ(外部リンク)

 このほか、野鳥や動物園などで飼育されているハクチョウなどから高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されています。
 環境省ホームページ(外部リンク)

新型インフルエンザとの関連性

 平成21年に発生した新型インフルエンザ(H1N1)は鳥インフルエンザが変異したものではありませんでした。
 しかし、鳥インフルエンザの変異による新たなインフルエンザが発生する可能性がなくなったわけではありません。
 新型インフルエンザ発生の第一段階とされる家きんから人への感染を防ぐためには、家きんが鳥インフルエンザに感染することを防ぐ必要があります。そのためにも、引き続き、家きんが鳥インフルエンザにかからないように対策を行うことが重要です。

このページの作成者

産業経済局農林水産部農林課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2078 FAX:093-582-1202

メールを送信(メールフォーム)

このページについてご意見をお聞かせください

お探しの情報は見つかりましたか?

【ご注意】

  • 業務に関するお問い合わせなど、お答えが必要な場合は直接担当部署へお願いします。
    上の「メールを送信(メールフォーム)」からお問い合わせください。
    (こちらではお受けできません)
  • 住所・電話番号など個人情報を含む内容は記入しないでください。