ヒューマノイドや四足歩行型などの多用途ロボット市場は、2040年に約60兆円規模へ成長すると予測されており、米国や中国を中心に、技術開発と市場獲得に向けた競争が激化しています。
日本政府は、令和8年(2026年)3月に「AIロボティクス戦略」を取りまとめ、同年5月に改訂しました。フィジカルAIを含むAIロボティクスの社会実装を加速し、日本の産業競争力の強化につなげる方針を示しています。
令和8年(2026年)5月25日、北九州市は「フィジカルAI共生都市」を目指すことを宣言しました。
フィジカルAIを産業や暮らしの現場に実装し、社会課題の解決、新たな産業の創出及び市民生活の質の向上を一体的に進めます。
本市が持つ、ものづくり企業やロボット関連産業の集積、大学・研究機関の知見、多様な実証・実装フィールドなどの強みを生かし、日本のリアルAI実装を牽引する都市を目指します。
フィジカルAIとは、AIをロボット、車両、ドローンなどの機械に組み込み、現実世界で周囲の状況を認識し、判断して動作する技術です。カメラやセンサーを通じて状況を把握し、学習したデータを基に、移動、運搬、点検、収穫などの作業を行います。
製造、物流、建設、介護、農業、災害対応など幅広い分野で、人手不足をはじめとする社会課題の解決や、市民生活の質の向上につながることが期待されています。
ヒューマノイドや四足歩行型などの多用途ロボット市場は、2040年に約60兆円規模へ成長すると予測されており、米国や中国を中心に、技術開発と市場獲得に向けた競争が激化しています。
日本政府は、令和8年(2026年)3月に「AIロボティクス戦略」を取りまとめ、同年5月に改訂しました。フィジカルAIを含むAIロボティクスの社会実装を加速し、日本の産業競争力の強化につなげる方針を示しています。
日本がフィジカルAI分野で競争力を高めるためには、技術の研究開発だけでなく、実際の産業や暮らしの現場で活用する「社会実装」が重要です。
日本には、製造業をはじめとするさまざまな現場で蓄積されてきた技術やノウハウ、現場から得られるリアルなデータ、そして高度なロボット技術があります。こうした強みにAIを組み合わせ、現場で活用しながら技術を磨き上げることが、日本の勝ち筋となります。
北九州市では、フィジカルAIの社会実装を取組の起点とします。技術を開発してから活用先を探すのではなく、まず実際の現場に導入し、マーケットを創出します。
そこで得られたデータ、利用者の声、技術的な課題を研究開発へフィードバックする好循環を創りだすことで、新たな市場の創出、関連産業の集積、地域産業の高度化を目指します。
北九州市は、高齢化や働き手の減少が進み、製造、物流、建設、介護、農業など、幅広い分野で人手不足が課題となっています。また、インフラの維持管理や災害対応など、限られた人員で地域を支える仕組みづくりも求められています。
一方、本市には、フィジカルAIの社会実装に必要な産業・研究基盤が集積しています。
北九州市では、フィジカルAIの実証を一時的な取組で終わらせず、社会実装、研究開発、事業化へつなげるため、4つの重点プロジェクトに取り組みます。
多様な実証フィールドの提供、導入から事業化までの総合的な支援、熟練技能の継承、人材育成や市民の理解促進を一体的に進め、フィジカルAIが産業や暮らしの中で継続的に活用される環境を整えます。
北九州市は、フィジカルAIを産業や市民生活の中で先進的に活用し、人とAI・ロボットが共に活躍する都市を目指します。
フィジカルAIの社会実装を通じて、地元企業の生産性や競争力を高めるとともに、関連企業、人材、投資が集まる産業拠点を形成します。
また、現場の課題と研究成果を結び付け、新たな技術やサービスを生み出し、市民が便利さ、豊かさを実感できる都市の実現につなげます。
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