A 虐待をしている保護者等は「しつけのため」と言って虐待を正当化する傾向があります。子どもが危険な時や悪いことをした時、きちんと教えることは大人としてのつとめですが、いつも大声で叱り続けるのは虐待と言えるかもしれません。
虐待か否かの判断は、保護者の意図に関わらず、子どもの立場に立ってされなければなりません。
したがって、子どもの体や心に大きな傷を与えるほどの行為は、たとえそれが「しつけ」のためであっても、虐待となります。
【 参考 】 保護者による子どもへの体罰の禁止
児童福祉法等の改正により、令和2年4月から、子どもへの体罰は法律で禁止されています。また、令和4年12月の民法の一部改正により、親権者の懲戒権が削除され、体罰その他のこどもの心身の健全な発達に有害な影響を及ぼす言動を禁止することが明確化されました。
これらはすべて体罰です。
- 言葉で3回注意したけど言うことを聞かないので、頬を叩いた
- 大切なものにいたずらをしたので、長時間正座をさせた
- 宿題をしなかったので、夕ご飯を与えなかった


